快適にフィッティングしてもらうためにチェックすべきポイントは?
2017/12/28
お客様が商品を購入する前に店内で実際に試着をすることを“フィッティング”と言います。フィッティングをしてもらうことで、お客様は体型に合ったサイズの服を選べるだけでなく、実際に着た時の印象も確認してもらうことができます。ですが、試着室の環境が良くないと、気になったアイテムを購入してもらえなかったり、その時は買ってもらえてもそれ以降来店してもらえなかったりするかもしれませんよね。
そこで今回は、お客様に気持ちよくフィッティングをしてもらうためには、どのようなことに注意すれば良いのかを調べてみました。
■約4割がフィッティング時に「改善して欲しい」と感じた経験を持っている!
10代〜30代の女性に、「アパレルショップの試着室を使用した時に、改善してほしいと感じたことはありますか」という項目選択式のアンケート調査を行ったところ、「ある」39.1%、「ない」59.1%、「その他」1.8%という結果になりました。4割近くにのぼる人がフィッティング時に改善して欲しいポイントがあるようです。
■試着室改善の2大ポイントは“カーテン”と“清潔感”!?
「ある」を選択した人に、具体的な改善ポイントを聞いたところ、最も多かったのは試着室のカーテンに関する内容でした。扉ではなくカーテンで仕切られた試着室はよくあると思います。そのような場合に「カーテンが短いことがある」「カーテンだと鍵がかからないうえ、隙間があって落ち着かない」と不安に思う人が多いようです。
次に多く挙がったのは「長い髪の毛が落ちていた」「床が汚い」「前の客が出したゴミが残っていた」といった試着室の清潔感についての内容でした。中には「足の臭いがした」「臭いがする時があるので、マットに消臭スプレーをかけてほしい」など、臭いが気になる人もいるようです。
その他、「フェイスカバーを捨てるゴミ箱があるところが少ないので置いてもらいたい。店員に渡すのが申し訳ない」など、フェイスカバーを店員に直接渡すのに抵抗がある人や、「靴を脱がなくてもいい部屋も作って欲しい」「靴の脱ぎ履きがしにくい」という意見も複数見受けられました。また、「試着室の場所がわかりづらい」「持込点数の制限をなくしてほしい」といった意見もあるようです。
■試着時の接客にも注意が必要
試着室自体の改善ポイントが多く挙がる一方で、試着時の店員に関する内容も複数寄せられました。一番多かったのは、「試着中にあまり声をかけないでほしい」「出ていくまで声をかけないでほしい」という意見。「店員さんが声をかけてきたり、試着室を出た時に待っていたりすると、買わなきゃいけないようなプレッシャーを感じて困る」など、試着時にそっとしておいて欲しいと思っている人も多く存在しました。
■試着時に嬉しかったポイントは?
全員に「逆に試着室でこのような点が嬉しかったということがあれば教えてください」と聞いたところ、最も多かったのは「鞄をおくスペースがあったこと」「脱いだ洋服をいれるかごがおいてある」など、荷物を置くスペースが用意されていたという意見でした。次いで「ファンデがつかないよう、顔にかける布があること」「化粧が服につかないよう、カバーがあったこと」など、フェイスカバーが用意されていることも好感度が高いようです。
その他、「制汗剤やウェットティッシュが置いてあったこと」「個室が広くてカーテンを閉めたままでも靴を履いて鏡で見られること」「カーペットのキレイさ」といった意見も挙がっています。
■まとめ
お客様に快適にフィッティングをしてもらうためには、試着室のカーテンの長さと清潔感に注意する必要があるようです。お客様が使用された後には床やゴミ箱の中を確認し、こま目に掃除ができると良いですね。また、荷物を入れるカゴやフェイスカバーも準備すれば好感度が上がりそうです。
調査対象:10~30代のインターネット利用者、女性
アンケート配信時期:2017年12月
有効回答数:110人
回答形式:単一回答式、自由回答式
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