逆引き成長バイト辞典
(著名人インタビュー編)

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著名人インタビュー04

伊與田英徳(ドラマプロデューサー)

ヒット作を次々と生み出すドラマプロデューサー
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Profile
1967年生まれ。東京理科大学基礎工学部卒業後、制作会社を経て、1998年にTBSにキャリア入社。
『ブラックジャックによろしく』、『半沢直樹』、『下町ロケット』、『新参者』、『陸王』など
数々のヒットドラマを手掛ける一方、映画も手がける。最新作「祈りの幕が下りる時」は
2018年1月27日公開。「全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」にも携わる。コンクール応募は5月~10月末まで。
詳細は公式HP(http://www.fureai-dance.com/

プロデューサーは、何もない0から形を作っていく仕事です。

ドラマのプロデューサーとはどんな仕事ですか?
ケースバイケースでいろんなパターンがありますが、原作があれば原作者と交渉したりして企画を立て、その内容に沿ってキャスティングをしたり、スタッフを集めたりして、全てのことを立ち上げるのが仕事です。脚本家と一緒に、全10話にするための構成を考えたり、演出家ともコミュニケーションを重ねます。現場で監督にバトンタッチしてスムーズに撮影が進むようにして、撮影後は編集し、音楽をつけたのを確認して、オンエアを見届ける、これが僕の仕事です。
伊與田英徳さんインタビュー

地方の制作会社を経て
中途でTBSへ入社しました。

どのような道のりで、ドラマプロデューサーに?
新卒の就職活動で全てのテレビ局を受けて全部落ちて、制作会社に入ることになりました。そこでは深夜とか日曜のお昼のドラマを作ってはいましたが、もっとどっぷりドラマを作りたかった。そこでちょうど各局がキャリア採用を始めたこともあり、その中で30歳の時にTBSのAD(アシスタントディレクター)として拾ってもらいました。そこでまた1から走り回りながら仕事をして、2〜3か月後には深夜ドラマのディレクターをやらせてもらったり。プロデューサーデビューは実は「命」という映画で、ドラマは2004年の『ブラックジャックによろしく』です。
伊與田英徳さんインタビュー

ドラマは虚像。だからこそ、その奥に
見える真実を追求するのが楽しい。

ドラマプロデューサーという仕事の魅力は?
大学時代から映画サークルに所属して作品を作っていたので、制作が好きでした。もちろん、ドラマが好きだというのがベースにありますが、基本的にドラマって作り上げた嘘の世界なんです。たとえば以前『赤めだか』という、落語家・立川談志さんの師弟愛を描いたドラマを手掛けました。談志役を(ビート)たけしさんに演じていただいたのですが、たけしさんは談志さんではないし、ストーリーも立川談春さんの原作をデフォルメしたものです。リアルは追求するんだけど、嘘。でも、嘘だからこそ、その奥に見えてくる真実が浮かび上がってきて、面白いなぁと最近は思います。

基本的に、自分自身が面白いと
思ったものを手掛け続けたい。

いつもどうやって次の企画を見つけたり、作ったりしますか?
何がヒットするなんてわからないし、まず、自分が好きじゃないものは人には勧められない。きっかけやチャンス、出会いを常に見逃さないように注意して、気になる原作や題材を見つけたら、自分が好きだと言えるまで見つめて作っていきます。僕がAP(アシスタントプロデューサー)で入ったドラマ『白い影』でディレクターをしていた福澤克雄さんは、世の中の雑念や批判などにとらわれずに「いいものはいい」と判断できる人で。そういう人に出会えたおかげで、自分が面白いと思ったものを突きつめることができ、遊ぶ感覚で作れるようになりました。

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