放課後や土・日曜、夏休みなどを利用してアルバイトをしている高校生は少なくありません。しかし、求人情報の応募資格は高校生不可となっている場合が多く、働ける時間帯の制限などもあることから、アルバイトを見つけるのもなかなか難しいのが現状です。ここでは、高校生が働きやすいアルバイトを紹介します。
1.バイトをする前に
高校生がアルバイトの応募をする前に気を付けなければならないことがいくつかあります。まずは通っている学校でアルバイトが禁止されていないかどうかを確認しておきましょう。禁止されている場合、アルバイトをしているところが見つかれば、学校側から何らかの罰則を受けるだけでなく、アルバイト先にも迷惑をかけてしまいます。それでもアルバイトをしたい場合は、まずは学校側に相談しましょう。中には、申請するとアルバイトを認めてくれる学校もあります。
二つ目に、親の許可をもらう必要があります。高校生は未成年のため、雇用契約を結ぶ際に親の印鑑が必要になります。
三つ目は学校生活との両立です。アルバイトが忙しいからと、学校を休みがちになったり、成績が下がったりしてはいけません。学生の本分はあくまでも学業です。両立することを約束できれば、親からの許可ももらいやすいでしょう。
2.こんなバイトがオススメ
高校生のアルバイトで人気がある職種には、スーパーやコンビニのレジ打ち、カフェなどのホール・キッチンスタッフなどがあり、長期的に働くことができる場合が多いのが特徴です。特に、ファミレスやファーストフードなどの大手チェーン店では、高校生のアルバイトを歓迎する場合が多く、同年代の人もたくさん働いているため、初めてのアルバイトでも比較的働きやすいでしょう。
他にも、早朝の新聞配達や牛乳配達であれば、放課後の時間を勉強にあてることができ、学業との両立もしやすいはずです。長期休暇には、引っ越し作業や郵便配達など、短期アルバイトで集中的にお金を稼ぐのもオススメです。
3.バイトをするうえでの注意点
満18歳未満の年少者は、原則として深夜労働はできません。労働基準法においても使用者は「満18歳に満たない者を午後10時~午前5時までの間において使用してはならない」と定められています。また、厚生労働省令で定められた有害な業務については、心身の発達を阻害するとして制限・禁止されています。例えば、炭坑・鉱山などの内部で働くことや、足場の組立てなどの危険が伴う業務です。
法律で定められている禁止事項外でも、「このアルバイトは大丈夫かな?」と業務内容に疑問を持った場合は、応募前に必ず親に相談しましょう。