バイトに応募する際に必要となる履歴書。氏名や連絡先、学歴などに加えて、「特技欄」というものが設けられています。バイトへの応募時、履歴書の特技欄に何を書けば良いのかと、悩んだ経験はないでしょうか。
あえて特技と聞かれると、つい深く思案してしまう方が多いかもしれません。そこで、特技欄を書く目的や具体的に書くべき内容等について、詳しくご紹介していきましょう。
1. 面接でも活きる「特技」とは
バイトの面接では、提出した履歴書をもとにして質問が繰り広げられます。そのため、履歴書を読んだ面接官が興味を持ち、且つ、話が膨らんでいくような特技を書くことが重要です。
そのためには、自分だからこそ書けるオリジナルの内容を記載するのが良いでしょう。過去の経験や出来事を振り返り、その中での成功体験などから特技を考えてみてください。その際、なぜそれを特技としているのか、具体的なストーリーが加わると説得力が増します。ただ「歌が得意です」と書くのではなく、「地域のカラオケ大会で優勝しました」等と加えてみることで、面接官は「何を歌ったの?」「なぜ出場しようと思ったの?」などと興味を掻き立てられるはずです。
面接では、一緒に働きたいと思ってもらえることが重要です。そのためには単なるスキル・経験だけでなく、やはり人柄なども大切な要素となってくるでしょう。特技を通じて「面白いな」「頑張ってくれそうだな」などの印象を持たせることができれば、バイトとして採用される確立も高まります。面接官の立場になって、どんな人と働きたいかを考え、それをアピールできるような特技を履歴書に書きましょう。
2. 履歴書の特技欄 具体例
とはいえ、すぐに特技が思い浮かばないという方は多いはずです。それならば、以下の項目から探してみてはいかがでしょうか。
スポーツ
スポーツでは、困難に立ち向かう粘り強さや努力を続けられる姿勢、そして体力面でのアピールが可能です。たとえ秀でた成果を残していなくとも、目標に向けて懸命に打ち込んだ経験そのものが、バイトでも十分に発揮できます。
勉強系
歴史や数学、英語、健康、パソコンなど、知識・学問面でも特技を探すことが可能です。特定分野について深く勉強した経験は、勤勉さや真面目さをアピールできるでしょう。たとえバイト先の業界・業務と関係なくても、特技として問題ありません。
趣味系
趣味の中にも、さまざまなアピールポイントが眠っています。例えばパズルを解くことが得意なら、頭の回転が早いと言い換えられるでしょうし、写真や音楽などでも、例えば大会やイベント等に出るレベルとなれば立派な特技です。マニアックと思える内容でも、かえって面接官の興味を引くことができるかもしれません。
バイト先の業界や仕事につながるような特技があれば、もちろん最高です。実務で活かせるスキルを特技として履歴書に記載できれば、面接の時点でも戦力として見てもらえます。しかし、そうでなくとも、特技欄を通じて人間性などを評価してもらうことは可能です。「仕事に関係ないから」と引け目に感じず、ぜひ自分の特技をアピールしてください。
3. 履歴書の特技欄 NG例
ただし、いくら得意でも履歴書に適さない特技もあります。書き方を誤ると、場合によっては悪い印象を与えかねません。特技を記載する場合には、それを客観的に見てどのような印象を持つかを十分に注意することが重要です。例えば以下のような常識的に考えても好ましくないものについては、履歴書に書く特技として不適切となります。
特技が非常識的な行動
煙草を一度に10本吸える
唾を遠くまで飛ばせる
誰もが信じる嘘がつける など
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