コールセンターのバイトは、誰がどのような働き方をしているのかなど、実際にやってみないとわからない部分もあると思います。そこで今回は、2023年2月に株式会社マイナビが実施したコールセンターバイトの経験者を対象にしたアンケートをもとに、仕事内容や研修の期間、服装や髪型などの自由度について詳しくご紹介します。
アンケート概要
調査方法
外部調査パネルによるWEBアンケート調査
調査期間
2023年2月7日〜2023年2月8日
調査対象
コールセンターバイトの経験者
回答者数
100名(男性50名/女性50名)
コールセンターのバイト経験が多いのは「アウトバウンド」よりも「インバウンド」
コールセンターのバイトの種類は、主に「インバウンド」と「アウトバウンド」の2つに分けられます。インバウンドとは、お客さまからの電話を受けることを指します。主な業務は、お客さまからの商品やサービス等に関するお問合せや、注文・お申込みの受付/相談など。
一方アウトバウンドとは、企業やコールセンターからお客さまへ電話をかけること。主にお知らせや商品のセールスなどです。
どちらを経験したかアンケートをとったところ、合計87%の票を集め、インバウンドの経験者が多い結果になりました。お問い合わせ内容は多岐に渡り、内容ごとに担当者が分かれるため、その分人員が必要とされているのかもしれません。
また、研修期間については、「1週間程度」のケースが最多に。短くて「1日」、長くて「1カ月以上」もありますが、いずれもこの期間に基本的な応対の仕方や問い合わせ内容に対する回答、基礎知識などを学ぶので、未経験でも始めやすいアルバイトだと言えるでしょう。
コールセンターのバイトの多くは「服装・髪型自由」
次に、コールセンターバイトの身だしなみについて聞いたところ、「服装」「髪型」「髪色」の3項目は、半数以上が「自由だった」と回答しました。お客さまと直接対面することが少ないため、比較的、身だしなみは自由なケースが多いと言えます。自分の好きな格好で働きたい人におすすめのアルバイトです。
ただし、「その他」が12%あるように、職場によっては制服があったり、格好が指定されていたりする場合も。身だしなみの自由度を期待している人は、応募の際に条件をよく確認しておくと良いでしょう。
コールセンターのバイトで身についたスキルは「言葉遣い」「対応力」
続いて、コールセンターのバイトを通して身についたスキルは、1位「言葉遣い」でした。アンケートによると、初めのうちは電話のみでの説明が難しかったり、話が噛み合わなかったりするケースがあっても、「経験を重ねるにつれて話し上手になった」という声が複数得られました。場数を踏むことで、自ずとスキルも身についていくようです。
2位、3位は「臨機応変な対応力」「接客力」でした。主にインバウンドではクレーム対応を行うこともあります。そういった場面では「お客さまが何を問題視しているのかを察することが大切」「お客さまの話をよく聞くことを意識している」との声があり、適切な対応の仕方を学んでいるようです。
これらのスキルは、コールセンターのバイトだけでなく、さまざまな仕事で応用できるスキルなので、身につけておいて損はないと言えるでしょう。
コールセンターのバイトは「大学生」に人気!
コールセンターのバイトをいつ行ったかについて聞いたところ、1位は「大学生」でした。これまでのアンケート結果にあったように、職場での身だしなみの自由度が高いことや、電話のマナーなどのビジネススキルを学べて就職活動にも活かせることなどが、人気の理由かもしれません。
2位は「会社員」。アルバイト先によっては土日祝も勤務可能なので、掛け持ちをしていても自分の都合にあった働き方ができるなどで選ばれていそうです。
また、5%にとどまりましたが「シニア」も活躍しています。今までの経験や他の仕事で培ってきた落ち着いた言葉遣いや対応力をコールセンターのバイトで生かすことができるでしょう。
参考記事:大学生がコールセンターで働くメリット・デメリットとは?
まとめ
今回は、コールセンターのバイトについて経験者の回答をもとに解説しました。研修があるので、経験問わず始められるのが魅力。もともと人と会話することが得意な方は、自分のスキルを活かせたり、更に接客力を向上させたりすることができるかもしれませんね。ぜひこの機会に、応募してみてください。