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勤務先がブラックバイトだった! そう気づいたときの対応策

バイト

2018/04/04

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近年、“ブラックバイト”という言葉が、頻繁にメディアで取り上げられています。2015年に厚生労働省が行った『大学生等に対するアルバイトに関する意識調査』によれば、学生1,000人のうち60.5%が労働条件などでトラブルになった経験があるようです。万が一、このようなトラブルに巻き込まれた際にはどうすれば良いのでしょうか。対処法を知っておきましょう。

■そもそもブラックバイトって何なの!?

違法な長時間労働などを強要する『ブラック企業』になぞらえて付けられた「ブラックバイト」。当初は学生のアルバイトのみが対象でしたが、現在は労働基準法に違反する劣悪な労働を課すアルバイトすべてに用いられています。 厚生労働省によると、ブラックバイトには以下の特徴があります。

・採用時に合意した以上のシフトを入れる

・一方的に急なシフトの変更を命じる

・試験の準備期間や試験期間にシフトを入れる

・「人手が足りない」といった理由で学生を休ませない

・退職を申し出た学生に対し、「ノルマ」や「罰金」を理由に辞めさせない

募集時とは異なる劣悪な労働条件で働かされた時には、ブラックバイトであると考えて良いでしょう。

ブラックバイトが横行してしまうのは、人件費削減のために非正規労働者を雇う企業が増えたことが関係しています。従来は正社員が行っていた業務を、アルバイターやパートスタッフといった非正規労働者に求めるようになったのです。企業の都合で過度な労働を押し付けられ、本業である学業に支障をきたしたり、体調を崩してしまったりしては取り返しがつきません。そのような状況に陥らないためには、自分が希望する職場がブラックバイトかどうかを見極めることが大切です。

■社会の厳しさとブラックバイトは別物だということを理解しよう!

働き始めると、「お客様のクレーム対応をすることになった」「シフトが希望通りにならなかった」など、しんどいことや自分の思い通りにならないことは出てきます。しかし、ブラックバイトはこうした仕事をするうえで感じる“社会の厳しさ”とは全く別物です。「ブラックバイトかな……」と思った時には、客観的に自分が置かれた状況を把握することが大切です。

■こんな職場がブラックバイト! よくある事例を知っておこう 

実際にはどのようなバイトが「ブラックバイト」と呼ばれているのでしょうか。被害を避けるためにも、よくある事例を押さえておきましょう。

・過度な長時間労働を強いる

ブラックバイトでは、「人手が足りないから」「忙しいから」といった理由で、アルバイトに長時間労働を迫る事例が発生しています。しかし、お店の都合に合わせて無理な長時間労働を続ける義務はありません。労働時間については、労働基準法で「1日8時間、週40時間」と定められており、この法定労働時間を超えて働く際には、36(サブロク)協定によって企業が残業代を支払うことになっています。ただ、いくら残業代が支払われるとしても限度はあります。1カ月の残業時間が45時間を超える場合は、違法になる可能性があるので注意しましょう。

・残業代が支払われない。サービス残業を求められる

残業代の支払いは労働基準法で定められており、支払わない職場は非常に悪質なブラックバイトであるといえます。具体的な残業代の金額は、労働基準法で定められている1日の労働時間内の場合は通常賃金、1日8時間・週40時間を超える場合は通常より25%以上の割増賃金、時間外労働が1カ月に60時間を超える場合は、通常より50%の割増賃金を支払わなければならない決まりです。働いた時間分だけの給料が支払われなければいけないので、「仕事が遅いから」といった理由でサービス残業を行う必要は一切ありません。万が一、給料に残業代が含まれなかった場合、2年以内であれば職場に請求することができるので、給与明細は保管しておきましょう。

・シフトの強要。無理なシフトで働かせる

休み希望や仮シフトの確認を取ることなく、長時間・連続の勤務を入れられるケースがあります。試験期間に休みをもらえなかったり、講義の時間に無理やりシフトを入れられたりした場合には、学業に専念できず、留年や退学に追い込まれる辞退もあるのです。

また、1人の従業員が接客から調理、会計、片付けなどをすべて行う「ワン・オペレーション(ワンオペ)」などのシフトが組まれ、休憩が取れないといったケースもあるようです。1日の勤務が6時間を超える場合には、必ず休憩がもらえる規則になっているので注意しましょう。

 ・罰金や商品の買取、弁償を迫られる

レジの売上金に誤差が生じたり、商品の売れ残りが発生したりした際に、罰金や買取が求められる事例も発生しています。中には遅刻に対して罰金を課すケースもあるようですが、このような金銭の徴収は違法です。売上金を盗んだり、故意に商品を壊したりしない限り、原則として企業が従業員に費用を請求することはできないので、たとえ要求されても従わないようにしましょう。同様に、ノルマに対する罰金の徴収も違法です。アルバイトにノルマを与えること自体は問題ありませんが、達成できなかった場合に給料の引き下げや、罰金を取るといったペナルティを課すことはできません。

 ・バイトを辞められない

「人手が足りない」「次の人を探してもらわないと困る」といった理由でバイトを辞めさせてもらえず、中には「損害賠償を求められる」という辞退に発展する場合も。損害賠償と言う言葉に恐怖を感じてしまうかもしれませんが、このケースにおいては法的な根拠はまったくないので、重く受け止めなくて大丈夫です。

どうしても辞めさせてもらえない場合に無断欠勤を続けたり、バイト先からの連絡を無視したりといった強硬手段も考えられますが、トラブルになる可能性が考えられるのでおすすめできません。困った時には、全国の労働局や労働基準監督署にある「総合労働相談コーナー」などで早めに専門家へ相談してみるといいでしょう。

 ■ブラックバイトを避ける方法はあるの!? 万が一働くことになったらどうすれば良い?

 ・応募前に職場を確認

ブラックバイトで働かないためには、事前調査がとても重要になります。まずは、募集要項で「応募条件」や「勤務条件」をしっかりと確認しましょう。「残業の有無」や「勤務形態」「各種手当」などの記載があるかどうかで、労働環境を推測することができます。また、職場を事前に訪れることができる場合は、客として利用してみて雰囲気を掴むことも大切です。

 ・面接で実際の職場を調査。労働条件も確認を

面接は、実際の職場で行われることが多いため、客では入れないバックヤードの様子を知るチャンスです。事務所や休憩室の清掃状態、スタッフの雰囲気などを確認しておきましょう。また、募集要項を見て疑問に思った点があれば、面接の時に質問して不安を打ち消しましょう。ブラックバイトかどうかを見破るためには、労働条件についての疑問解消は必須です。

 ・労働についてまとめた書面を交付してもらう

賃金や労働時間などを明記した書面を提示することは労働基準法で定められています。万が一、雇用条件に関して職場で揉め事が起きても、この書面があれば「話が違う」とその場で指摘することができるのです。たとえ面倒でも、書面を発行してもらいましょう。「アルバイトには発行していないんだ」という会社もたまに見受けられますが、実は労働基準法。そういわれたらブラックバイトを疑ってもいいかもしれません。

・法律について知っておこう

「このアルバイトしんどいな……」と感じた仕事がブラックバイトであるかどうかを判断するためには、法律について知っておかなければなりません。特に賃金や労働時間などの基本的な決まりを押さえておくと安心です。当サイトをはじめ、厚生労働省のHPなどでもわかりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

・辞め方にも注意が必要

「自分の職場がブラックバイトだ!」と気付いた場合、なるべく早く辞めるのが一番です。しかし、雇用契約を結んでいるので、無断で辞めると損害賠償などのトラブルに進展してしまう可能性もあります。そのため、たとえブラックバイトであっても2週間〜1ヶ月前には退職の意思を伝えておきましょう。もし、辞めさせてもらえなかったり、罰金などを求められたりするなどの理不尽な対応を受けたら、専門家に相談してください。

 ・専門家に相談する方法は?

全国の労働局や労働基準監督署にある「総合労働相談コーナー」では、労働に関するあらゆる問題を無料で相談できます。面談または電話で、専門の相談員が悩みを聞いてくれるので、「ブラックバイトが辞められない」といった時には一人で抱え込まずに問い合わせてみましょう。総合労働相談コーナーの所在地と電話相談の連絡先は、厚生労働省の『労働条件に関する総合情報サイト』で確認してください。

 ・労働組合(ユニオン)や弁護士への相談も

アルバイターにも個人で参加できる労働組合(ユニオン)が存在します。特に、ブラックバイトに関しては2014年に結成された「ブラックバイトユニオン」で労働者の悩みについて相談ができます。

また、賃金の未払いや損害賠償などのトラブルに巻き込まれた場合には弁護士に相談するのも一つの手です。実際に被害に合った後であれば、職場へ慰謝料の請求をすることもできます。しかし、弁護士へ依頼する場合には費用が発生します。自分だけでは支払えない可能性もあるので、一度家族と話し合ってから判断した方が良いかもしれません。

■まとめ

学生のうちはアルバイトと学校生活を両立させなければなりません。無理な労働環境で働き、「テスト勉強ができない」「単位が取れなかった」ということになると大変ですよね。このような状況に陥らないように、「ブラックバイトだ」と感じたら、早めに周囲の大人や専門機関に相談しましょう。  

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