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逆引き成長バイト辞典
(著名人インタビュー編)

逆引き成長バイト辞典<br>(著名人インタビュー編)

著名人インタビュー

石黒浩(ロボット学者)

世界から注目を浴びるロボット学者
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石黒浩さんが考える「若者にオススメなアルバイト」を3つ教えてください。

1.交差点のカウンター(交通量調査)
石黒浩さんインタビュー
交通量調査みたいな単純な事をし続けていると、この調査をしている事に何の意味があるのかをとても考えるようになる。それが重要なんだと思います。自分なりの発見ができるので。僕は工場のラインで部品を組み立てたこともありましたが、自動化するには?とか、何故おばちゃんの効率が悪いのか?とか、いろんな事を考えるようになりました。工場長に「もっとこうした方がいい」とかアドバイスしたりもしましたね(笑) 。
2.レストランのコック
石黒浩さんインタビュー
一番今、スキルとして身になっているのはレストランのコックです。家庭教師をやった時も最終的に教えるスキルはプロ級でしたが、実は料理もプロ級なんですよ(笑)。アルバイト経験を通して、かなり上達しましたね。おばちゃんに「キャベツの切り方悪いから切り直せ」って言ったり、皿の洗い方に文句をつけたり…、学生のくせにフライパンを振りながら偉そうに言ってました(笑)。科学的手法を持ち込んだらもっと色々なレシピができるはず…とかそんなことも考えていました。
3. セールスマン
石黒浩さんインタビュー
教材を売るために家庭訪問をするバイトだったんですけど、これに関しては、悔しながら本質を捉えられなかったんですよね~。たいていの事はそれなりにできたんだけど、営業は全然ダメでした。当時から革ジャン着て訪問販売してたんですけど、これがまぁ~ 親ウケしないんですよ。子供にはウケてましたけどね(笑)。自分には向かないんだなって思って10日で辞めてしまいました。たぶん20軒も回ってないんじゃないかな~(笑)自分を知るという意味では、学生のうちに上手く行かない事もやっておいたほうがいいです。

最後に、若者にメッセージをお願いします!

石黒浩さんインタビュー
「青春の夢に忠実であれ」
小学生くらいの頃にぼんやりと思っていた夢っていうものを、ずーっと持ち続けるというのが大事なのかなと思います。疑問を持ち続けて、人や自分に対する理解を少しずつ深めること以外に生きる意味はない。私はそう考えます。“言い訳の夢”じゃだめです。何か「知りたい」っていう思いがぼんやりとでもあるのなら、そこにとことん忠実になりましょう。