
映画監督を目指す人におすすめのバイトを3つ教えてください
1.コンビニ店員

どんな映画を撮りたいかにもよりますが、社会を明らかに知る術になるのが、コンビニ店員。自分から動かなくても、毎日、時間帯によっていろんな人が自分に勝手に会いにきてくれますから。視点の独自性が養われると思います。

2.新聞配達

僕の場合は、新聞配達中にいろんな物語ができました。早朝の時間帯に新聞を配りながら、街が動き始める時間帯になっても誰にも会わず何も動き始めずに、僕が1人残されてしまうとか。いつもの街に誰もいない環境って、ファンタジーとしての想像力を養うのには最高ですね。
3. もぎりなど、人とあまりかぶらないバイト

人が経験しないバイトは、そのこと自体が物語につながっていくので、いいと思います。たとえば、シネコンではなく昔ながらの映画館でチケットを切るもぎりとか。映画好きの人たちが集まる場所で、こういうタイプの作品はこんな人たちが見にくるんだ、という統計が取れて、映画の仕事には役立つと思います。
最後に、若者にメッセージをお願いします!

「評価は他人がするもの。
自分ですべきではない。だから自分を信じて」
自分の人生は自分が決めるものだと思っている人も多いと思うけど、意外とそうでもないんです。それに、そう思えると、気持ちが楽になるし、無駄に焦らなくてもいい。僕が監督になれたのも声をかけられたからだし、自分を信じて、いろんな人と繋がっていれば何かを勝ち得るチャンスはたくさんあると思っています。