
IT系ベンチャーで活躍し続ける秘訣は
生涯、学び続けること
株式会社FiNC Technologies久保田 遼
新型コロナウイルスの感染拡大もあり、健康やヘルスケアへの関心がさらに高まりつつある現在。
自分で健康を管理できるアプリやソフトもたくさん開発されており、各企業が高度な技術を競い合い、ユーザーが自分に合ったツールを選べる時代になっています。
その中でヘルスケアのベンチャー企業として、日本で注目を集めている企業の一つ、FiNC Technologies。
AIなどのテクノロジーを駆使し、ヘルスケアの常識を根底から覆す画期的なサービスを武器に、急成長を遂げています。
そんな企業のテクノロジーを支えるひとり、久保田 遼さんは、入社2年目ながらマネージャーを務める期待のエース。
そんな久保田さんに仕事の魅力ややりがい、ワークライフバランスのことなど、じっくりお聞きしてきました!
Schedule1日の流れ
新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた2020年4月から、リモートワークへ移行。
現在は特別な予定がない限り、自宅で業務を行っているようです。
エンジニアのお仕事だと、高スペックのパソコンが必要になりそうですが、「会社からMacBook Proを一人一台支給されているので問題ありません」とのこと。

Interview朝起きてから何をしてるの?
〜朝のルーティンと、リモートワークの実情は?〜
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編集部
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本日は久保田さんのお仕事に1日密着させていただきますので、よろしくお願いします!
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久保田
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よろしくお願いします!
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編集部
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朝は何時に起きるんですか?
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久保田
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だいたい9時に起床し、10時から仕事を始めます。
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編集部
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朝起きて必ず行うことはありますか?
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久保田
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温かいお湯を飲んで体を目覚めさせることと、ストレッチをすること。
目覚めをよくすると、1日仕事を頑張れるような気がするんです。
あと、冷たい水で手を冷やすことも、よくやります。
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編集部
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それは何のため?
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久保田
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手を冷やすと、頭がすっきり目覚めるじゃないですか。
仕事のパフォーマンスを上げるには、朝の目覚めをよくしたり、睡眠の質をあげたりすることが大事だと聞いてから日課にしています。
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編集部
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なるほど。
朝ごはんはそのあとですか?
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久保田
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朝ごはんといっても、プロテインを飲むくらい。
サッと済ませます。

久保田さんが飲んでいる朝ごはんのプロテイン。健康なイメージです!
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編集部
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IT系ベンチャーというと、夜型のイメージがありますが…。
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久保田
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僕も朝は苦手で、いつも寝るのは夜中の1時半くらい。
今は完全リモートワークなので、出社する手間もなくなり、以前より仕事に集中できるようになりました。
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編集部
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たとえば、夜中にサーバーエラーがあって、急に対処しなくてはいけなくなることもあるんですか?
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久保田
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滅多にないですが、ありますよ。
そんなときは夜中だろうと、土日だろうと、対処します。
そうしないとサービス自体、ストップしてしまうこともあるので。
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編集部
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わー、24時間、年中無休とは大変ですね…。
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久保田
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幸い、今までそうしたピンチになったことは多くはありません。
でも“万が一”に備える心づもりは大事です!

1995年生まれ。東京大学工学部卒。2019年入社。大学在学時から同社のインターンプログラムに参加し、SREチームに配属された。新卒2年目ながらマネージャーに抜擢。現在はデータ制御方法の構築や、サーバーを監視するシステムのコード化など、マイクロサービスの基盤作りに取り組んでいる。
10:00
業務スタート!〜今、注目の職種“SRE“ってなに?〜
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編集部
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仕事開始ですね。
まずは何からするんですか?
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久保田
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まずは、1日にやることを書き出して整理して、それからモニタリングツールの確認をします。
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編集部
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モニタリングツールってなんですか?
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久保田
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弊社は、一般のお客様や法人のお客様にさまざまなサービスを提供しています。
一般ユーザー向けのヘルスケア/フィットネスアプリ「FiNC」は、パーソナルトレーナーAIが内蔵されていて、その人に最適なトレーニングメニューを提案したり、歩数や食事、体重、睡眠時間などのライフログを管理できるサービスを提供しています。
そうしたさまざまなサービスが、不具合なく正確に提供されているかをチェックするのが、僕たちの部署の仕事です。

正しくサービスが稼働しているかチェックする久保田さん。まさに、システムの要
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編集部
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そもそも、久保田さんの職種の“SRE”って、なんの略ですか?
よく聞くSE(システムエンジニア、以下SE)とは違うんですか?
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久保田
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SREとは、サイト・リライアビリティ・エンジニアリング(Site Reliability Engineering)の略です。
近年、Googleが提唱した概念で、比較的、新しい職種なんですよ。
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編集部
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SREって職種、初めて聞きました。
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久保田
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まだ日本ではあまり知られていない職種ですが、アメリカでは多くのIT企業がSREという役職を置き始めています。
SREの役割は、システムがきちんと動くように、自動化できることは自動化して効率化を図ったり、障害に対応したり、パフォーマンスを管理したりすること。
SREのRは「リライアビリティ(信頼性)」の意味で、システムの信頼性を高めるために、あらゆる面から技術的にサポートすることを指しています。
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編集部
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SEとはどう違うんですか?
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久保田
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SREもSEもシステムを扱う仕事ですが、SEはシステムの設計を行うことがメイン。
一方、SREはどちらかというと、機能の開発とバランスを取りながら、システムを安定して動かしていくことがメインかなと思います。
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編集部
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なるほど。
やっぱりシステムとかパソコンとか、難しい専門知識がないとSREにはなれないんですか?
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久保田
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そんなことないですよ。
確かに学生時代にそうした知識を身につけておくことは、就職してからとても役に立ちますが、それより大事なのは、継続的に学び続ける意識だと思います。
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編集部
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学び続ける?
具体的には何を学ぶんですか?
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久保田
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たとえば僕が今、勉強しているのはRust(ラスト)というプログラミング言語。
勉強してすぐに業務に直結するわけではないですが、新しい言語やツールを学ぶことで、自分の中の技術的な引き出しが増えて、1つの課題に対して多様な解決策を出せるようになります。
単純に新しいことを学ぶことが好きな性格ということもありますが、空き時間や夕食後などを利用して勉強しています。
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編集部
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さすがですね!
勉強を毎日続ける上で、意識していることは何かあるんですか?
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久保田
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インプットを大事にしています。
僕は毎晩22時頃から寝る前まで、コードを書いたり、興味がある本を読んでいます。
働いているとアウトプットになりがちなので、インプットとアウトプットを両立することを大事にしています。

本を読んで常に新しい知識をインプット。理系タイプの久保田さんは、特に科学にちなんだ本を読むのが大好きとのこと
ここがポイント
社会人になると仕事以外の時間を勉強にあてることが、仕事を効率よくすることにもつながります。
常に新しいことを吸収し、学び続ける意欲が、社会で活躍できる人材となるためにはとても大切。
12:30
ランチタイム〜ランチは何を食べているの?〜
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編集部
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そろそろお昼ですね。
ランチはいつもどうしているんですか?
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久保田
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最近はリモートワークがメインなので、仕事のキリがいいところで、自分で昼食を作っています。
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編集部
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えっ、もしかして料理男子?
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久保田
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そんな凝ったものは作らないですよ。
玄米を炊いて納豆と食べたり……。
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編集部
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すごいヘルシー!
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久保田
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いや、ただ簡単だから、というだけです(笑)
時間がないときは、近くのカフェに出かけることもありますよ。

昼食は仕事の合間にササっと済ませる!昼食は自分で作っているそう
13:30
再び業務スタート!〜「成長できる環境に身を置く」という意識〜
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編集部
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午後はどういう作業をすることが多いんですか?
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久保田
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午前に引き続き、モニタリングツールを確認したり、コードを書いたり……。
あとは、ミーティングをすることもあります。
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編集部
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ミーティングもオンラインですか?
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久保田
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現在はオンラインが多いですね。
たいてい1日1、2回はミーティングをしています。
社内の人とのコミュニケーションツールはSlack(スラック)を使っていて、会話のようにチャットが飛び交うこともありますよ。
ここがポイント
社会人になると、SlackやSkype(スカイプ)、Chatwork(チャットワーク)などチャットを使って仕事をすることも増えてきます。
自分や仕事先の業務に合わせて効率よくコミュニケーションをとるのもポイントです。
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編集部
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システム担当というと、黙々とパソコンに向かっている孤独な姿を思い浮かべるのですが、そういうわけではないんですか?
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久保田
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確かに、パソコンに向かって黙々とコードを書くこともありますが、アプリを運用するチームの人やセキュリティチームの人など、一つのシステムを作るにはさまざまな部署の人が関わっていて、協力をしながら業務を行うこともあります。

良いシステムを作るためには、たくさんの人たちとしっかりコミュニケーションをとることが絶対条件
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編集部
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なるほど。ひとりじゃシステムは作れないですもんね。
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久保田
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一人ひとりのレベルが高ければ、それだけ高度な仕事ができるし、価値のあるサービスが提供できる。
そもそも僕がこの会社に入ったのも、「とにかくレベルが高い人たちに囲まれたかったから」なんです。
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編集部
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「レベル」?
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久保田
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レベルというと、少し語弊があるかもしれないですが、僕がイメージする「レベルの高い人」とは、高度な技術を持ちながら、もっと自分のスキルを高めようと、常に努力し続けている人を指しています。
僕は大学3年生のときから、この会社でインターンをしているのですが、とにかく社内の人のレベルが高くて驚いたんです。
ここに入ったら、自分もさらに成長していけそうだと思い、入社を決めました。
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編集部
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FiNCさんだけでなく、いろいろな会社でインターンをしたんですか?
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久保田
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はい。
金融やコンサルティング会社などでもインターンをしましたが、社員全体のレベルが高く、若いうちから大きな仕事を任せてもらえるところは、FiNC Technologies以外にありませんでした。
僕の場合、VPoE(※注)の鈴木さんがメンターを務めてくれていたのですが、考え方がスマートで仕事も早く、「僕もこんな風になりたいな」と憧れる存在でした。
(※注)
「VPoE」とはVice President of Engineerの略。
技術系のマネジメント責任者のことで、専門職の人々をまとめ上げて、仕事が円滑に行えるように指導する役割です。
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編集部
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なるほど。
メンターを務められた鈴木さんに、当時のことをお聞きしてみてもいいですか?
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久保田
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えっ緊張するな。
今日出社してるはずなので呼んでみます!
ちょっと待ってくださいね。
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鈴木
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こんにちは。
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編集部
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こんにちは!
本日、久保田さんに密着取材していまして、インターン時代に鈴木さんがメンターをしていたとのことで当時のお話をお伺いできますか?
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鈴木
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はい、いいですよ。
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編集部
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インターン生としての久保田さんは、どんな感じだったんですか?
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鈴木
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最初は大人しい子だなって思いました。
ボソボソ喋るし……(笑)
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編集部
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今のイメージとだいぶ違いますね!
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鈴木
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入社してまだ2年目ですが、とても変わりました。
積極的になったし、負けず嫌い。
「もっと仕事をください!チャンスをください!」って、成長したい意欲がものすごく感じられます。

VPoEの鈴木さん。久保田さんの良き上司であり、憧れの存在でもある
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編集部
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そのアピール力、すごいですね!
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鈴木
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そこが久保田くんのいいところです。
自分のキャリアプランを明確に定めていて、目標を達成するにはどうしたらいいか、きちんとステップを考えている。
教えたことをすぐに覚えるし、吸収が早いので、今から将来が楽しみです。
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編集部
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鈴木さんはベタ褒めですが、久保田さん、どうですか?
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久保田
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いやぁ、照れます(笑)
でも嬉しいです。
これからも頑張ります!
ここがポイント
「この人はすごい!」と思える人と一緒に働くことは、自分をどんどん成長させていくための原動力になります。
働く場所を選ぶときには、「どんな人たちと一緒に働くか?」という視点も加えて選ぶと、将来、役立つかもしれません。
16:00
チームの夕会〜マネージャーとしての“人間力”〜
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編集部
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そろそろ1日のまとめの時間ですか?
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久保田
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はい。
毎日16時ごろから、同じチームのメンバーと夕会をしています。
これからやるので参加されますか?
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編集部
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え?いいんですか?ぜひお願いします!
夕会ではどんなことを話すんですか?
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久保田
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その日にやったことを全員で共有したり、今の課題や困っていることを共有したり……。
雑談も多いですけどね。
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編集部
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久保田さんはチームのマネージャーを務めているんですよね。
新卒2年目で、スピード出世ですね!
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久保田
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若いうちから大きな仕事を任せてくれるのが、この会社の特徴です。
だからますます仕事にやる気が出るんです!
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編集部
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でも、「マネージャー」を務めながら、「エンジニア」としてシステムも管理するというように、二つの役割を果たすのは大変じゃないですか?
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久保田
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大変ですが、とてもやりがいがあります。
僕がイメージするのは、エンジニアとしても一流のマネージャー。
エンジニアとしてやるべきことはきっちりやりつつ、チームもきちんとマネジメントする。
どちらも全力投球で頑張りたいと思っています。
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編集部
- エンジニアのスキルは、自分の努力や勉強で身につけることができそうですが、マネジメントのスキルを養うには、どうしたらいいんでしょう?
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久保田
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僕の場合、大学時代のアルバイトがとても役に立っていると思います。
当時、答案添削のアルバイトをしていたのですが、他のアルバイトに添削の方法を指導するリーダーを務めていました。
そのときに実感したのが、「伝えるには技術が必要」ということでした。
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編集部
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「伝える技術」ですか?
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久保田
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そうですね。
「ちゃんと伝わっただろう」と思っても、意外と伝わっていないことも多くて。
「相手にこちらの意図をきちんと伝えるには、声をかけるタイミングや相手の立場を想像して、言い回しを工夫しなければいけないんだ」ということを学びました。
なので、そのときの経験を踏まえ、今でも「どんな風に伝えたら、きちんと正しく伝わるのか?」ということを、いつも考えるようにしています。
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編集部
- なるほど、「正しく伝える」には“声をかけるタイミング”や“言い回し”などのスキルが必要なんですね。
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久保田
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あっメンバーが来たので、夕会を始めますね。
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吉谷
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こんにちは!
吉谷と申します!
今日は宜しくお願いします!
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編集部
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今日はお邪魔します!
今久保田さんに密着させていただいているのですが、吉谷さんから見る久保田さんは、マネージャーとしてどんな存在かお聞きしても良いですか?
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吉谷
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とにかく、他の人をフォローするのが上手ですね。
みんなの意見を尊重してくれますし、相手の年齢に関係なく、誰にでもきちんと敬意を払っている。
そんなところがとても尊敬できます。
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編集部
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コミュ力高め?
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吉谷
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とても高いと思いますよ。
チームをまとめるのがとても上手。
誰かが失敗してもちゃんとフォローしてくれるし、入社年度はチームのなかで一番若いけれど、頼れるリーダーです!

同じチームの吉谷さん。「実は、久保田さんは元バンドマン。歌唱力バツグンなんです!」と久保田さんの意外な一面を明かしてくださいました
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編集部
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エンジニアというと、個人プレーみたいなイメージですが、意外とチームワークも必要なんですね。
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吉谷
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チームワークはとても大事ですね。
お互いにフォローしながら、一つの課題をみんなで分担して取り組むこともあります。
だから、チームがうまく機能するかということにはメンバーの性格も影響していて、どちらかというとマネージャーである久保田さんは慎重タイプで、メンバーはイケイケタイプ。
そのあたりのバランスもいいんじゃないかなって思います。
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編集部
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なるほど。
久保田さん、そもそもエンジニアに向いている性格ってあるんですか?
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久保田
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まずは、責任感がある人。
人気のあるアプリやソフトだと、数千万もの人が使うこともありますから、システムが壊れてしまったら大勢の人に迷惑がかかってしまうので、「この仕事は任せてください!」と、責任を持って自分の仕事を最後までやり抜くことが大切だと思います。
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編集部
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確かにそうですね。
ほかにはありますか?
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久保田
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あと、僕が仕事をする上で大事にしているのは、「とにかくやってみる」ということ。
そもそも僕がこの会社に入社して、VPoEの鈴木さんに「SREに興味ある?」と聞かれたとき、正直、SREについてあまりよく知らなかったんです。
でも「よく知らないけれど、興味あります!」って、二つ返事で仕事を引き受けました(笑)
とにかく、迷ったらやってみる。
「なにかおかしいな」と思うことがあったら、あとで考えればいいので、まずは何でも経験してみることが大事だと思います。
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吉谷
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FiNC Technologiesは30歳前後の若いメンバーが多く、チャレンジ精神が旺盛な人が大勢います。
お互いに影響しあい、みんなで成長しているという実感があるところが、この会社の魅力です。
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久保田
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まさにその通り。
今はオンラインでのやりとりが中心ですが、こまめに連絡を取り合うことで周りからの刺激ももらえますよね。
では、今日の夕会はこれでおしまい。
吉谷さん、また明日!
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吉谷
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お疲れさまでした!
ここがポイント
世の中は、「自分が知っていること」だけがすべてではなく、「自分が知らないこと」のほうがもっと多く、可能性もいっぱい。
「知らない」「よくわからない」とチャンスを無駄にしてしまうのではなく、まずは「なんでもやってみる!」という意欲やチャレンジ精神が、大きな成長につながる鍵になりそう。

久保田さんと吉谷さんは同世代ということもあり、会話の雰囲気からも仲の良さが伝わってきます
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編集部
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久保田さんにとって、FiNC Technologiesってどんな会社ですか?
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久保田
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言ってみれば「育ての親」。
大学時代はディープラーニング(※注)を使って動画から手元の動作を認識する研究をしていて、今の仕事とはまったく縁のない世界にいました。
そんな僕がインターンとしてこの会社に入り、文字通り、ゼロから育ててもらった。
これからもっとたくさんのことを吸収して、さらに成長していきたいですね。
(※注)
「ディープラーニング」とは、人工知能の根幹をなす技術です。
たくさんのデータからどこに注目すれば良いかを自分で学習し、人間からの指示を待たずに自動でどんどん賢くなっていくことです。
たとえばニュースなどで話題になる将棋やチェスで、人間とコンピューターが対戦する企画がその技術を使っています。
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編集部
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コロナ禍により、世界中で健康に対する意識が高まっています。
久保田さんたちのお仕事も、これからもっと重要度を増していきそうですね。
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久保田
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弊社が提供するFiNCアプリも、ダウンロード数も既に1,000万ダウンロードと急激に伸びていて、これまで以上に、ヘルスケアに対する関心が高まっているのがよくわかります。
確かに新型コロナウイルスの感染拡大は世界的にも大きな問題だけど、僕たちにとっても大事な転機。
もっと充実したサービスを提供していきたいという気持ちが、ますます強くなりました。
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編集部
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なるほど、現在の状況がチャンスでもあるんですね。
久保田さんが思い描く会社の将来の夢はどうですか?
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久保田
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テクノロジーの力を駆使して、たくさんの人を健康にすること。
いずれは海外展開も視野に入れながら、まずは日本で足固めをして、より多くの人が健康で、幸せな人生を送れるようにサポートしていきたいですね。

ヘルスケアのベンチャーとして、社員の健康を守るための福利厚生は充実。全社員に乗るだけで体重やBMI、内臓脂肪レベルなどの11項目をFiNCアプリに自動記録ができる体組成計が支給されています
密着の最後にヒトコト

大学生活も終えて、就職する会社が決まって、「一安心!」となるのも事実。
でも実は、そこからが本当の勝負だと思っています。
人間は、一生学び続ける存在。
新しい技術を身につけたり、新しい知識を学んだりすることは、仕事をする上で大きな武器になります。
だから、どんなときでも「学び続ける」という意志を持つことが大事。
そして同時に、自分から仕事やチャンスを掴みにいく自主性も必要です。
与えられた仕事をやるだけでなく、「興味がある」「おもしろそう」と感じる仕事は、自分から積極的に引き受ける。
特に、若いうちはそういう積極性があるかないかで、成長速度も大きく変わってくるように思います。
だから、僕の信条は「とりあえず、やってみる」。
「やる理由」や「やらない理由」を探すのではなく、「とりあえず、やってみる」。
そうやって経験値を上げていくことが、若い僕たちの特権だと思っています。
HAMIDEL編集部より
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回は、ヘルスケア部門のベンチャー企業「FiNC Technologies」が運営するサービスをSREとして縁の下で支える久保田さんの1日に密着しました!
考えるよりもまずは「とりあえずやってみる」!という信条がとても心に響きました。
常に向上心があるからこそ成長し続けられると感じました。
久保田さん最後まで真摯に取材にお付き合いいただきありがとうございました!
次回密着するのはどういった企業なのか?
またどんな社員さんの1日が見られるのか?
次回の記事公開をお楽しみに!
もしご興味のある方は、上のボタン「FiNC Technologiesのお仕事をもっと見てみる」から他のお仕事もチェックしてみてくださいね!
More…もっと久保田さんを知りたい!
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コロナ禍で行きづらくなった海外旅行の代わりに
最近は友人とキャンプを楽しんでいるそうです -
久保田さんの自宅の作業場。
物が整理されていてキレイなので仕事も捗りそう -
久保田さんのスクリーンタイム。仕事ではSlackを使うため、こまめにチェック。プライベートでは夜寝る前にバックギャモンのゲームをしているそう
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久保田さんのカバンの中。
持ち物はシンプルで、充電器が必須 -
オフィスエントランスには社員の手書きメッセージがたくさん!!
一問一答
Q:休日は何してる?
A:去年まではよく海外旅行に出かけていましたが、現在は無理なので、キャンプへ行くようになりました。
最近では長野の白馬や千葉に行きました。

Q:最近、一番うれしかったことは?
A:新しいテントが届いたこと!
届いてすぐ、キャンプに行きました(笑)。

Q:新型コロナウイルスで変化したことは?
A:通勤がなくなり、完全リモートワークになったこと。
今の働き方に合わせて、来年オフィスが移転するので、ますます働き方が大きく変わりそうです。
Q:尊敬している人は?
A:フランスの哲学者であり、数学者でもあるデカルト。
17世紀に活躍した人物ですが、めちゃくちゃ賢くて、「その時代にここまで知っていたのか!」と驚かされます。
Q:仕事道具を見せてください!
A:必需品は、パソコンや携帯電話の充電器。
どこでも作業ができるように、常備しています。

Q:スマホでは何をすることが多いですか?
A:仕事でのやりとりはSlackを使うことが多いので、こまめにチェックしています。
仕事では即レスが基本!
あとは、夜寝る前にバックギャモンのゲームをすることが多いですね。

Q:個人的なお気に入りマンガは?
A: 「あまりマンガは読まないのですが、『HUNTER×HUNTER』は好きです。
Q:自分のお仕事を一言で表現すると?
A: 「縁の下の力持ち」。
SREの仕事は、システム上でいちばん基盤となるところで、安定性を守る部署だから。
Q:職業病だと思うことは?
A: なんでも「効率化できないか?」と考えるところ。
もともと効率が悪いのが嫌いで合理的な性格。
プライベートでも効率化を大事にしていて、たとえば「洗剤が切れそうなときなど、LINEで通知してくれるサービスがあったらいいな」とか、いつも考えています(笑)