マイナビバイトの求人原稿を通して、届けたいこと
マイナビバイトでは、全国各地の地域のメンバーが、採用のプロフェッショナルとして 1社1社から情報を伺い、企業の想いを乗せながら、ひとつひとつの求人原稿を作成しています。
今回はその中でも、求人広告賞の入選経験のある制作職の八島 優花さんへ、マイナビバイトの求人原稿制作に対する想いを聞きました。
八島 優花（やしま・ゆうか）●2018年4月マイナビ入社。入社以来、一貫してマイナビバイトの制作職として求人原稿の作成に携わる。
マイナビバイトに掲載されている求人原稿は、どのような流れで作成しているのですか。
八島 まず、企業様からマイナビバイトへの掲載のご依頼をいただきます。そのあとは、求人情報のヒアリングを行い、その情報をもとに求人原稿を作成します。完成したら企業の担当者様に求人原稿の内容を確認いただき、掲載のご了承をいただいてから、マイナビバイトに掲載される、という流れが一般的です。
「求人情報のヒアリング」では、具体的にどのようなことを聞いているのですか。
八島 給与やお仕事の内容、福利厚生などの基本条件はもちろんのこと、求職者の方々が「リアルに知りたい！」と思うようなことを伺うようにしています。例えば、職場の雰囲気・スタッフさんに多い年齢層といった空気感や、「なぜ今回求人を行うか」や「どんな人と働きたいか」などの採用担当者様の想いの部分などですね。
時には、企業様や職場ごとの個性をより深堀りできるように、実際に職場に行ってスタッフの方とお話したり、職場の写真を撮ったり、面接担当の方にインタビューしたりしますよ。
企業・職場ごとの個性を深堀りするにあたり、心がけていることは何ですか。
八島 例えば、採用担当者様にインタビューを行って「経験者を採用したい」と伝えられたとします。そこで「経験者募集！」とそのまま記載するのは間違いではありません。
ですが、その際に「なぜ経験者の人を採用したいのですか？」と一歩踏み込んで聞いてみると、「実は、他のスタッフを少しでも楽にしてあげたくて……」といったような、採用担当者様のリアルな”想い”が見えてくるんですよね。その”想い”の部分を、少しでも多く引き出せるような聞き方、そしてその”想い”が求職者の方々に伝わる求人原稿の作成を心がけています。
求職者の方々の安心・安全を守るために、どのようなことを行っていますか。
八島 マイナビバイトでは、全員が「求人広告取扱者資格試験」を受験し、資格を保持し、労働に関わる法律などについて、把握や確認を強化しています。
また、マイナビバイトは法律のみならず、法律に沿った独自の審査基準をもとに求人情報を掲載しています。もしも、掲載する情報の中に法律や審査基準に達していない項目があれば、求人のプロフェッショナルとして、企業の担当者様にきちんと確認を行っています。
求人広告取扱者資格試験とは
公益社団法人 全国求人情報協会が運営する資格制度。求人に携わるものとして、守るべき法令や把握すべき知識について十分に理解するための試験。労働市場の状況から、広告制作において理解しておかなければならない法律・法令まで網羅している。
求人原稿を作成するにあたり、大切にしていることや想いを聞かせてください。
八島 「働くこと」を通じて、少しでも多くの方に笑顔になってほしいという想いを大切にしています。企業様には「この人と一緒に働けて良かった」と思える求職者の方に出逢ってほしいですし、求職者の方々には「ここで働けて良かった」と思える職場に出逢ってほしいと思っています。
これは私だけではなく、マイナビバイトの制作職、皆がこの想いを持って制作にあたっています。
私も、担当した企業様より「素敵な人にスタッフになってもらえた」というお声や、勤務しているスタッフの方から「マイナビバイトで応募して、自分にぴったりのバイト先に出逢えた」と伺うことがあります。自分が丹精込めて作成した原稿で、誰かの笑顔が生まれたと思えると本当に嬉しいですね。
企業様や、採用担当社様の想いを求職者の方々に伝えるために、マイナビバイトの制作職としてできることは何だと思いますか。
八島 求人情報の目的だけを考えると、給与や勤務時間・福利厚生など、就労の条件に関わる情報だけ記載すればいいんですよね。でも、条件だけではない情報――「人間の気持ちを汲み取る」ために、マイナビバイトには”制作職”というポジションがあると思っています。いわゆるAIや機械にはできないようなことのために、私たちがいるんですよね。
「どうしてこのお店を立ち上げたのか」、「どうしてこのお店を選んで働いているのか」……そういった「人の想い」を汲み取って求人原稿に反映し、求職者の方々に伝えることが、私たち制作職のできることだと思います。
「汲み取る」とは、どういうことですか。
八島 例えば、「コンビニのアルバイトさんを募集します」と一口にいっても、店舗によって空気感が全然違いますよね。時給やお仕事の内容、立地などはほとんど変わらないのに、A店は主婦さんやシニアの方が多くてほのぼのしている雰囲気、一方でB店は学生が多くサークルのように賑やか……給与や条件だけではわからない、そこにしかない”リアルな空気感を原稿に載せる”ということが、私たち人間の制作職にしかできない「汲み取る」ということなのかなと思います。
八島さんの制作された求人原稿は、求人広告賞2020に入選しました。入選した求人原稿の募集職種は特殊なお仕事でしたが、制作にあたり工夫したことは何ですか。
八島 第一に、「読んでお仕事の内容がパッとわかる」ということ。どんなお仕事をするかわからない求人に応募するのは、どんな人でも不安になってしまいますよね。
この求人原稿での募集職種は「農業用機械の洗浄アシスタント」。農業用機械についた土を洗い落としたり、オイルを交換したりするお仕事でしたが、私も実際に体験したことがないお仕事でした。
そこで、取材では、自分が就労する気持ちで「私が明日から入社したら、まずはどんなお仕事を任せてもらえるんですか？」と聞いて、実際にお仕事で使う用具にも触れさせてもらいながら理解を深めました。書いている自分がわからないことは、求職者の方々もきっとわからないと思うので……。求職者の方々が求人原稿を読みながら、お仕事を追体験してもらえるように工夫しましたね。
求人広告賞とは
公益社団法人 全国求人情報協会が主催する表彰制度。 求人メディアが企業の採用活動をお手伝いをするなかで、仕事を探す読者・ユーザーに詳細な労働条件や職務内容、入社後の育成環境や育成方針、企業の人材観などの有益な情報を提供することによって、人と企業のマッチングに貢献した事例を広く収集し、採用成果に貢献したメディアの担当者を表彰するものです。
2020年3月～2021年3月に掲載された広告の中から87点（印刷メディア部門31点、求人サイト部門56点）が応募され、受賞3点の他、入選があり、マイナビバイトからは八島さんの求人原稿が入選しました。
最後に、マイナビバイトの制作職として、求職者の方々へメッセージをお願いします。
八島 情報があふれ、日々さまざまな取捨選択が迫られる中で、どのように考え、どのように生きるかは個人の自由です。
これからの人生で、より幸せに生きるための手段として「働く」ということが選択肢の中にあるのならば、私たちも精いっぱい、これからもあなたに合うような求人を作成、掲載していきたいと思いますので、自分にぴったりの仕事を探してもらえると嬉しいです。マイナビバイトで応募した後も、職場で頑張るあなたを応援しています！
マイナビバイトは、働く時間が人生において価値ある時間になるよう、「安心・安全なサイト運営」「好きを見つけるマッチングの実現」「自分に合った方法で『すぐに』見つかる」を実現し、納得したお仕事探しの機会を提供してまいります。