高校生を対象に「闇バイト」「ブラックバイト」から身を守るための特別授業を実施!
マイナビバイトは、2024年12月 、埼玉県立川口工業高等学校にて、
「安心してアルバイトをするために気を付けてほしいこと」
をテーマに、「闇バイト」「ブラックバイト」に関する特別授業を開催しました。
マイナビバイトのカスタマーサクセス部門の主催の取り組みです。
今回は実際の授業の内容とその様子をご紹介します。
特別授業の目的
今回の特別授業は、主に学生が「闇バイト」「ブラックバイト」との接点を理解し、安全な仕事探しの方法を知ること。また、自分の特性を理解して就職に活かせるようなアルバイト探しができるようになることを目的に、非行防止教室として開催されました。
当初学校側が抱えていた課題としては、以下の通りです。
- 闇バイトのことを知り、関わらないための知識を持ってほしい
- ブラックバイトについて労働基準法や事例などの知識と情報を知ることで、家族や学校など周りに相談しながら勤務が出来るようになってほしい
- 就職活動に向けて身だしなみへの意識をより向上してもらいたい
今回の特別授業では、「闇バイト」「ブラックバイト」の理解を深めることに加えて、上記問題点にアプローチするような形で授業を実施しました。
特別授業のトピックス
- 安全なアルバイト選びを行うために気を付けてほしいこと
- 面接時の服装について
- アルバイトをするメリット
- ワークショップ
- 質疑応答
当日の様子
安全なアルバイト選びを行うために気を付けてほしいこと

「闇バイト」はバイトではなく「犯罪」ということを、求人例や具体的な仕事内容を通して分かりやすく生徒に伝えました。
闇バイトの隠語であるUD(受け子、出し子)を初めて聞いたという生徒も多く見受けられました。闇バイト求人が多く募集されている場所はSNSです。
「マイナビ高校生・大学生のアルバイト調査(2024年)」によると、
アンケートに回答した学生651人の内、55人が怪しい求人の勧誘やトラブルに合った人がおり、闇バイトは学生にとって身近に潜んでいると考えられます。
面接時の服装について
アルバイトの面接を受ける上での身だしなみを、クイズや動画を通して紹介しました。面接では第一印象がとても大切です。第一印象を決めるのは身だしなみということもあり、就職を控えている生徒をはじめ、全員が一生懸命に聞いておりました。
アルバイトをするメリット
学生が感じているアルバイトをするメリットはお金を稼ぐことはもちろん、知人・友人が増えたり、社会経験を積むことで視野が広がるなど様々です。
一方で、企業の採用担当者は、将来どのような活躍をする人材であるかを見極めるため、学生時代に力を入れていることを聞くことがあります。その際、アルバイトについてどのような想いで取り組んでいたかを話せると良いということを伝えました。
ワークショップ

グループで
「闇バイトに関わってしまったらどんなことが待ち受けている?」
について皆で話し合いをすることに。代表の生徒からは
「自分だけでなく、家族にも迷惑がかかる。」
「将来に影響を与え、就職できないかもしれない。再度闇バイトに陥ってしまう可能性もある。」
といった回答がありました。目先のことだけでなく、最終的に自分の人生がどうなってしまうのか、深く考える時間となりました。
ブラックバイトの判別についてのクイズも実施。
最後にグループワークで「ブラックバイトを見極めるために事前にどんな行動が必要?」という質問に対し、皆で意見を交換し合いました。代表の生徒からは
「求人票を良く見る。」
「事前にお店に行ってみる。」
といった声があり、アルバイトを始める前に私たちができる行動を見つめなおすことができました。
質疑応答

セミナー最後の質疑応答では
「働いてから闇バイトだと気づいたらどうしたらいいのか?」
「知らずに闇バイトをしてしまって警察に相談したら逮捕されるのか?」
といった、「闇バイト」に関する質問が多く見受けられました。
もし万が一闇バイトに関わってしまっても、ためらわずに警察に相談することが大切です。
警察では「#9110」といった相談専用ホットラインを設けておりますので、自分だけで解決しようとせず適切な対応を取りましょう。
会場概要
日時
2024年12月19日(木) 17:45~19:45
会場
埼玉県立 川口工業高等学校
対象
埼玉県立 川口工業高等学校在校生 78名