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学生に人気の企業に密着!WEB制作会社バーグハンバーグバーグの一日
株式会社バーグハンバーグバーグ
こんにちは!HAMIDEL編集部です。
当メディアでは様々な企業で働く社員さんにスポットライトをあて、一日の仕事やプライベートに密着して働く上でのマインドを引き出す記事を公開していく予定ですが、初回は特別編として、奇抜なプロモーションでSNSでの話題性を独占する「株式会社バーグハンバーグバーグ」さんを取材させていただくことになりました。
ですが…4〜5月に続いた外出自粛の呼びかけやその他さまざまなことが影響したため、バーグハンバーグバーグさんより、自ら会社全体をご紹介いただく記事を寄稿していただく運びとなりました。
それではどうぞ!
Interview密着インタビュースタート!
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みなさんこんにちは。
株式会社バーグハンバーグバーグと申します。
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弊社は特設WEBサイトやインターネットで読める記事など、SNSで話題になりそうなコンテンツを企画・制作する会社です。
まぎらわしい社名のせいでいつも外食チェーンと間違われています。みなさんも会社の名前を決めるときはお気をつけください。
この度はこちらのメディア「HAMIDEL」さんにて、バーグハンバーグバーグの1日を密着取材していただけるとのこと。
滅多にない機会なので、喜んで我々のオフィスを案内したかったのですが……
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今は誰もいません。
記事を執筆した5月中旬の現在、弊社は「在宅ワーク体制」に移行したため、全社員が自宅で仕事をしています。みんな、ここ3ヶ月くらい会社に行ってません。
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在りし日のバーグハンバーグバーグ
なんか寂しくなってきたので、みんなで馬刺し食べてた頃の写真載せますね。
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ということで、今回は在宅ワーク導入したてのWEB制作会社が、どんな感じで仕事しているのかをご紹介します。
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バーグハンバーグバーグはフレックスタイム制を導入しています。
出社・退社のタイミングは自由なので、朝から働く人もいれば、昼過ぎに仕事を始める人もいます。とにかく決められた労働時間をクリアすればOKというルールです。
仕事を始めるときは、勤怠管理ツールで遠隔打刻をします。WEB上でタイムカードを切るような仕組みです。
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だいたいみんな忘れてるので、管理者は大変です。
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それでは、各社員が自宅でどんな仕事をしているのかをご紹介しましょう。
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こちらはバーグハンバーグバーグの社長を務める長島です。怪しい整体師みたいな格好ですね。
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社長である彼も、他の社員と同様に自宅で仕事をしています。
在宅勤務体制を整え始めてから3ヶ月以上経ちましたが、まだまだ慣れないことも多いとのこと。
そんな長島に、在宅ワークについてどう思うか聞いてみました。
「自宅にいながら仕事モードに切り替えるのがとにかく大変ですね。気持ちだけではカバーできないところもあるので、仕事環境を整えるための投資は惜しまないようにしています」
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彼が在宅ワークのために買ったのはこちらのリングライト。
顔がキレイに可愛く見える照明だそうで、女性の動画配信者が自撮りする際によく使っています。リモート会議が多くなり顔を見られる機会も増えたので、長島もこれを機に購入したとのこと。
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WEB会議中の様子
時々ライトが後ろの家具に反射して、キーホルダーの留め具みたいになっています。まだ使い方がよく分かっていないようです。
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社員の中には子持ちのパパもいます。
在宅ワークという大人の事情は子どもたちには通用しません。「家にいる=パパは休み」と思い込んでいるので、リモート会議中でも構わず突撃してきたりします。
育児と在宅ワークを同時にこなすのは至難の技です。
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隙あらばパパを窒息死させようとしてきます。
父の屍を越えて強くなれ!
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バーグハンバーグバーグは「オモコロ」というサイトを運営しています。WEBで読める記事や漫画を公開しているエンタメ系のメディアです。
平日毎日更新しているので、社員の業務はこれにまつわるものが主になります。
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彼はオモコロ編集長の原宿。これはライターと打ち合わせ中の様子です。
オモコロに記事を書くのは社員だけではありません。学生・フリーランス・副業ライターなど、社外のWEBライターもオモコロを支える大切なメンバーです。
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彼らとのコミュニケーションは編集長にとって欠かせない仕事でもあります。
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原宿はオモコロライターと意思疎通がとれる貴重な存在なのです。
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打ち合わせなどを通して生まれたアイデアの種を、WEB記事に仕上げていきます。
記事の作り方は様々ですが、まずは撮影を行うことが多いです。
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例えば、こちらはキレイにお菓子を盛り付けるセンスを競う『菓子盆選手権』という企画。ライターが集まって自分の菓子盆を見せ合う会を開き、その様子を撮影して記事を作ります。
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我々も撮影中には「こんなことばかりやっていていいのだろうか?」と不安に駆られることもあるのですが、あまり考えすぎないようにしています。
この世の中、正気に戻って得することなんて一つもありません。
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企画によっては大掛かりな工作をすることもあります。
これは以前、別の記事で制作した”手作りの鍾乳洞“です。
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先端が醤油差しになっています。
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記事を作るたびにこういった工作物が増えていきます。
最近は自宅での作業ばかりなので、そろそろ家の中が奇人発明家のラボみたいになりつつあります。助けてください。
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撮影した写真を元に文章を書いていきます。社員のほとんどがライター出身なので、社内で記事を制作することもあります。
1時間悩んでは1行書き、また1時間悩んでは1行書き…。執筆のスピードは鯨の呼吸とだいたい同じ間隔です。長く時間をかけたほうが仕事してる感が出るのでオススメです。
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また、記事は内容だけではなくサムネイル画像も重要です。
「どんな内容なんだろう」と興味を持ってもらうために、記事のタイトルや楽しそうな写真・イラストなどを使って一枚の画像を作ります。
記事の内容がどれだけよく出来ていたとしても、まずはクリックして読んでもらわないといけません。読者にはあまり意識されませんが、実は大事な要素なのです。
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これは4年前のオモコロ記事のサムネイルです。なんだこれは。
オモコロは今年で15年目を迎えるメディアなのですが、10年過ぎたあたりでようやくサムネイルの重要性に気づきました。なんで誰も教えてくれなかったんでしょうか。
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今では、社内のデザイナーが画像を作っています。
以前とは違い、記事の内容がちゃんと伝わるサムネイルになりました。
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こうして出来上がった記事は平日昼12時に公開されます。
以前は深夜0時に更新していたのですが、「お昼の方が起きてる人はいっぱいいるのでは?」という大胆な仮説に基づき、5年前から更新時間を変更しました。
オモコロは今年で15年目を迎えるメディアなのですが、10年過ぎたあたりでようやく人は夜寝るという事実に気づきました。なんで誰も教えてくれなかったんでしょうか。
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たまに企業から「うちの商品をPRしてください」という依頼を受け、広告記事を制作することがあります。
この場合は、ライターが集まり「どんな企画をやるか」のアイデアを出し合う会議を開きます。社内ではこれを「ネタ出し」と呼んでいます。
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以前は全員参加で行っていましたが、リモート体制になってからはそのときに集まれるメンバーでネタ出しをするようになりました。
会議時間は1時間ほど。終わりの時間を決めて集中して行っています。
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案件についての情報を整理したら、いくつかのチームに分かれ、それぞれ別の部屋でネタ出しを始めます。
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チームの人数は4〜5人程度。これ以上多くなるとメンバーの発言量に差が生まれ、一言も話せずに終わる人が出てきてしまうためです。
全員が責任を持って会議に参加できるように、バーグハンバーグバーグでは「ネタ出しメンバーは多くても5人まで」と決めています。
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チームに分かれた後は、企画になりそうなアイデアをどんどん出し合います。
ネタ出しはコンテンツ作りの根幹です。
・この商品をPRするにはどんな企画を立てるべきか
・今のインターネットユーザーは何を面白いと思うのか
・炎上リスクはないか
など、あらゆる角度からアイデアを──
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あ!
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あ〜!
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たまにイレギュラーなことも起きますが、基本的には真面目にやっています。本当です。
出てきたアイデアを2〜3案ほどにまとめたらネタ出しの時間は終了です。
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ネタ出しが終わったら再集合し、みんなの前で企画案をプレゼンします。
発表者はプレゼン直前に各チームから1名をランダムに選出。「自分が発表者になるかもしれない」というルールを設けることで、全員が真面目にネタ出しに取り組めるようにしています。
社内プレゼンを通すことで、抽象的なアイデアや実現性の低い企画がふるいにかけられます。
ネタ出しが盛り上がると「猫にモテるために全身キャットタワー人間になる」みたいな酷いアイデアが平気で出てきたりするので、ここで他メンバーの冷静な意見が必要です。
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バーグハンバーグバーグでは、このような会議を通して読者に楽しんでもらえるような企画を──
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あ!
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もう〜!
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お昼を過ぎると、社員たちは箸やスプーンを使って器用にモノを口に運びはじめます。
我々はこれを食事と呼んでいます。
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普段は外食やコンビニ飯で済ませることが多いのですが、在宅ワークに移行してからは自炊をする社員も増えました。
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いつもより手間のかかるレシピに挑戦したり、時間のかかる煮込み料理を作ったり。
一日中家にいると気が滅入ってしまうので、こういった気分転換も大切にしなければなりません。
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彼はバーグハンバーグバーグ社員のARuFa。
最近自炊を始めたらしく、毎日のように料理に挑戦しているそうです。
「今日のごはんができました」
これは?
「マグロの切り身をはんぺんで挟んだ『マグぺんサンド』です」
なるほど。
「新食感でした」
でしょうね。
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社員の中にはパジャマ姿のまま仕事をしている奴もいます。
これに関しては他の社員も内心ヒいているのですが、服装は自由なので誰も責めることはできません。
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そうかと思えば、わざわざ外出用の服に着替えてオン・オフを切り替えている社員もいます。
ちなみにこの革ジャンは20万円もしたらしく、もったいないからと着用しているそうです。
着心地はどうなのか聞いてみたところ……
「めちゃくちゃ暑いです」
脱ぎなよ。
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バーグハンバーグバーグは社内コミュニケーションが多い会社なので、会議などの予定が入っていなくてもリモートで雑談することがあります。
1人で延々と作業していると年金のこととか考えてしまうので、時には他愛ない話をしながら仕事するのも重要です。
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お酒飲んでない?
彼女はこれを麦茶だと言い張っていました。我々にはそれを信じることしかできません。ついでに、彼女に「女性社員として在宅ワークについてどう思うか」を聞いてみました。
「家の中でも油断できないのが辛いですね。リモート会議で顔面や部屋を見られちゃうので」
「あと、WEBカメラ越しだと顔が平面に見えるので、メイクの書き込みが増えました」
リアルな意見をありがとうございます。
毎日通勤するのももちろん大変ですが、在宅ワークには在宅ワークなりの苦労があるんですね。
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ちなみに、見えない部分に関してはマジでどうでもいいらしいです。
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会社を経営するメンバーのみで会議を行う場合もあります。
ここでは「今後の経営方針をどうするか」など、まるで会社のような話し合いをしています。
この日の議題は、社内制度「オリジナル祝日」について。
6月は祝日が存在せずとても疲れるので、バーグハンバーグバーグでは勝手に祝日を作ってみんなで休むという制度があります。
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2019年のオリジナル祝日告知の様子
過去にも、
2018年:「6月32日だと思いこむ日」
2017年:「歯を磨かない日」
2016年:「なんでも溶かすキックの日」
など、架空の祝日を作ってきました。
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祝日の名前を考えなければいけないのですが、この日は特に何も思いつかなかったので、後日に持ち越しとなりました。
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フレックスなので、退社時間は社員によってバラバラです。
定時も特にないので、その日の仕事を終えたら退勤の打刻をして1日を終えます。
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フレックス×在宅ワークは個人の裁量で自由に働くことができるので、油断すると生活リズムがどんどん崩れていきます。
生活が仕事に侵されないようにするためにも、自分で自分をコントロールするスキルが必要です。
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もちろん、全然コントロールできてない奴もいます。
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終業後には、リモート飲み会を開くこともあります。
これはどういうメカニズムなのか分かっていないのですが、リモート飲み会の翌日は「毒を盛られた?」ってくらい重篤な二日酔いになります。
自宅にいるせいでお酒のペースがバグってしまうのでしょうか。
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以上、バーグハンバーグバーグの1日でした。
普段「本当にそんな会社あんの? 架空の会社じゃないの?」と言われることも多いので、皆さんに紹介できる機会をいただけて何よりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に干潮時のマングローブの写真を貼っておきます。
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地球を傘にできそう。
(※HAMIDEL編集部からのお詫び)
当メディアのコンセプトが「社員に密着して働く上でのマインドを引き出す」ということでしたが、今回は特殊な業態であったために特にそういった学びを得ることが出来ませんでした。申し訳ございません。
次回、ご期待ください。