毎日新聞社のニュースサイトを企画開発!「システムづくりは自社開発」のこだわりとは?

株式会社 毎日新聞社北 淑宏

2022年に創刊150年を迎える毎日新聞は、日本で最も長い歴史を持つ日刊紙です。
その毎日新聞を作り続けている毎日新聞社は、2015年からニュースサイト「デジタル毎日」をスタートし、新聞紙・オンラインで日々ニュースの発信を行っています。
外部の企業に任せず自社のITエンジニアが、ニュースサイトやアプリを開発・運用を行う毎日新聞社ですが、その舞台裏ではどのような人々が活躍しているのでしょうか。

今回は、「毎日新聞デジタル」のシステムに関する企画から運用、メンテナンスまで行う期待の星、ITエンジニアの北 淑宏さんにインタビュー。
新聞紙面を作成するシステムの運用部署で経験を積み、2019年に現部署に異動した北さんの1日に密着し、仕事に対する思いやプライベート、そして新聞社の意外な側面など赤裸々にお伺いします!

10:00
業務スタート!

編集部 編集部
業務開始ですね!
北さんの席はどちらですか?
北
デベロップメントグループはフリーアドレス制なので、好きな席に座っています。
編集部 編集部
新聞社でフリーアドレス制は意外でした!
まずは何の業務からスタートですか?
北
まずは最初にメールやチャットメッセージの確認をします。
編集部 編集部
メッセージのやり取りが多そうですが、北さんはどんな方と仕事することが多いんですか?
北
デジタルメディア局の人と一緒に仕事することが多いですね。
この部署は私たちITエンジニアだけではなく、営業、マーケティング、編集の人たちもいる部署で、さまざまな人とやり取りをしています。
編集部 編集部
編集から営業と幅広い職種の方たちとやり取りするんですね!
内容はどんなやり取りが多いですか?
北
ニュースサイトに対する意見交換ですね。
こういう機能を入れたほうが良いよねとか、ページの構成がわかりにくいからレイアウトを変えようとか、記事を検索する機能を使いやすく変更しようとか…色々な人の意見を取り入れてシステムを開発していきます。
編集部 編集部
全員で作り上げているニュースサイトですね!
ちなみに、今から別の作業ですか?
北
そうです。
これから、システムの仕様書を作成します。
編集部 編集部
何やら難しそうな作業ですね…!
北
システムを構築する前にどんな設定や仕様にするかをまとめるのが主な作業です。
サイトの裏側ではたくさんのデータがやりとりされているので、作り始める前にまとめたり整理する必要があり、今日の午前中はこの作業で終わります。

柔らかい雰囲気が一転、真剣に作業に取り掛かる北さん


編集部 編集部
ITエンジニアはコードをひたすら書いているイメージがありました!
北
そうですよね(笑)
ここでは、企画の段階からシステムづくりを行っているので、コードを書く以外の仕事も多いんですよ。
企画の段階から行うという点では人とのコミュニケーションも多いです。
ユーザーの使いやすさや、会員登録にどう繋げるかなども考えながら行うので、コードを書くだけではなく、 ITエンジニアでもビジネスの視点も持つことが大切かなと思います。

13:00
ランチタイム

編集部 編集部
そろそろランチの時間ですね!
お決まりの場所があったりするんですか?
北
毎日新聞社の本社ビルには1階と地下1階がレストラン街になっているので、そこで食べることが多いですね。
時間がある時は神保町まで歩いて食べに行くこともあります。
おいしいカレーライスのお店が多いので(笑)
編集部 編集部
カレーライス激戦区ですもんね!
在宅ワークのときはどうしていますか?
北
弁当を買って済ませてしまうことが多いですね。
コーヒーを飲みながらゆっくり過ごします。

ちなみにこの日のランチはパスタだったそうです。眠気覚ましにコーヒーは欠かせないとのこと

編集部 編集部
朝もコーヒーでしたよね?
コーヒーがお好きなんですね(笑)
ランチ以外で同僚や先輩の方と出かけたりすることはありますか?
北
今は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、まったくないですが、以前も比較的少なかったです。
忘年会とか歓迎会とか、年に数えられるくらいですね。
編集部 編集部
新聞社の方は交流が多いイメージがあったので、少ないのは意外でした!
北
私の部署は新聞社っぽくないと言いますか、そこはITエンジニアらしい性質かもしれませんね(笑)
編集部 編集部
休日はどのように過ごされているんですか?
北
ここ1年は行けなくなってしまいましたが、旅行によく行っていました。
また体を動かすのも好きなので、市民プールで泳いだりたまに友人とテニスをしたりもしています。
編集部 編集部
アクティブに過ごされているんですね!
北
そうですね!
あと近所に祖父母がいるので、祖父母に会いに行ったり買い物を手伝ったりしていました。
新型コロナウイルス感染拡大後は、直接会いづらくなってしまったので、代わりにタブレットを用意してテレビ電話で会話しています。
編集部 編集部
おじい様、おばあ様もタブレットを使いこなされるんですね!
定期的に交流されていてとても素敵です!
北
祖父母が使いやすいように、色々設定しました。
そこはITやっていてよかったなと思うところですね(笑)

一問一答

Q:尊敬している人は?
A:ワーナー・ヴォゲルスさん。
Amazon.comの最高技術責任者兼副社長でクラウドを広めた人です。
尊敬というか…この方のおかげでとても助かっていますね。
クラウドがあるおかげで、ITエンジニアの働き方は良い方向に変わりました。

Q:主にスマホでしていることは?
A:通勤途中にニュースをチェックしたり、電話したりするくらいですね。

Q:よく見るサイトは?
A:自社のニュースサイトや、勉強のために他社のニュースサイトも見ます。
また若い人が使っているサイトを見て使いやすさを日々研究しています。

Q:理想の休日の過ごし方は?
A:今は難しいですが、旅行をすることですね。
コロナウイルス感染拡大前に、1週間ハワイに行って遊んだのがとても楽しかったです。

Q:もし学生に戻ってアルバイトをするなら?
A:家庭教師と塾講師しか経験しなかったのと、社会人になると他業界の人との接点が減ってしまうので、さまざまな業界でアルバイトをしてみたいです!

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