新しい時代を楽しく生きるための「AIのすゝめ」

株式会社ZOZOテクノロジーズ野口 竜司

Webサービスから自動車・製造機械、さらには今まで関係がないと思われていた介護など、あらゆる分野でその活用が広がっているAI(人工知能)。
今後、私たちの暮らしを大きく変えるといわれているそんなテクノロジーの最前線では、どんな人が活躍しているのか気になりませんか?

今回は、日本を代表するファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などを展開するZOZOグループにおいて、AI推進のトップランナーとして活躍するZOZOテクノロジーズ、プロジェクト・AI推進部部長の野口竜司さんにインタビュー。
自他ともに認める「AIオタク」として、業界内でも広く知られる存在でもある野口さんの1日にオンラインで密着し、AIの現状やその魅力、そして来るべきAI社会を楽しく生きていくためのコツなどについて、詳しくお伺いしていきます!

12:00
ランチタイム

編集部 編集部
オンラインミーティングお疲れ様でした。そろそろお昼ご飯ですか?
野口 野口
そうですね。お腹も空いてきました。
編集部 編集部
いつもランチはどちらで?
野口 野口
ほとんど外食ですね。
編集部 編集部
よく行くお店はあるんですか?
野口 野口
実は私、一度ハマったものがあると、飽きるまで繰り返し同じメニューを食べ続けるクセがあるんです。
今は近所のイタリアンレストランのサラダを、週5ペースで食べています。
編集部 編集部
ほぼ毎日ですね!
野口 野口
以前は近所の中華料理屋さんにばかり通ってた時期もありました。
まだしばらく飽きそうにないので、サラダの日々が続きそうです(笑)。

これが野口さんお気に入りのイタリアンサラダ!それにしても、週5日ペースはすごいハマり方ですね!

13:00分
再び業務スタート!

編集部 編集部
午後も失礼します。次はどんなお仕事を?
野口 野口
今日はあるファッションブランドが実施しているAIを活用したプロモーションの結果を分析しようと思っています。
編集部 編集部
プロモーションでどれだけ売り上げやお客さんの数が伸びたかを調べるということですか?
野口 野口
そうですね。
集計した結果からどのくらい効果が出たかを分析して、AIのモデルを調整するんです。
AIはどんなデータを扱うかによって、精度も得られる結果もガラッと変わるので、実際に動かした結果を分析し、細かく調整しながら最適化するプロセスが最も重要なんです。
結果からしか見えてこない改善点もあるので、とても大切な作業です。
編集部 編集部
野口さんは2019年4月にZOZOテクノロジーズに入社されていますが、入社する前からファッションやブランドに詳しかったんですか?
野口 野口
いえ、以前は身だしなみに気をつける程度でした。
ZOZOに入社して日常的にいろんなファッションや商品の情報に触れるようになって、自然とファッションへの関心や熱が高まりました。
編集部 編集部
そうなんですね。
入社後にファッションへの熱はどんな感じで高まったんですか?
野口 野口
入社してから服に使う費用が4倍以上になりました。
編集部 編集部
4倍も!?
野口 野口
社割もあるんですが、とにかく「欲しい!」と思う商品の情報が身の回りにあふれているのでキリがないですね。
毎日が物欲との戦いです。
でも、勝ててはいませんよね。4倍だし(笑)。

自身で用意した作業スペースの様子。意外とシンプル。

ポイントここがポイント

現在はAIでZOZO グループの未来を作るというミッションに向き合う野口さんに、これからどんな社会がやってくるとお考えなのか聞いてみました!

「あらゆるサービスにおいて、より一人ひとりの好みや行動の特徴に合わせた情報の発信を行うパーソナライゼーション(※注)がさらに進んでいくと思います。
例えば、同じニュースサイトを見ていても、人によって表示される内容や表示の順番の順番などはまったく異なるものになるなど、「自分だけのサービス」を誰もが当たり前に受けられるようになるでしょう。」

「古い産業機械がAIで効率化したり、介護の現場でロボットスーツなどの“ロボテックス×AI”な製品が普及するんじゃないでしょうか。
さらにAIの研究や開発が進めば、もっと人間らしいロボットと一緒に暮らすSFのような時代がくるかも知れません。考えるだけでワクワクします」

(※注)
「パーソナライゼーション」とは、何かを個々人向けにカスタマイズすることです。

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