【DMM.com】 接客のアルバイト経験から社会人になっても活用できる力とは?
合同会社DMM.com古賀 美聡
2021.08.04
憧れの会社に就職したい!憧れの職業に就きたい学生の皆さんに、人気企業で働いている先輩たちが学生時代に行ったアルバイト経験を紹介するHAMIDEL。今回は、エンターテインメントからオンライン英会話やオンラインFX取引と、ITが関わるさまざまなシーンで一度は目にする合同会社DMM.comで、お客様と各部署を繋げる営業部隊、セールスプランニング部で働く古賀美聡さんに、学生時代のアルバイト経験や、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)、DMM.comでのお仕事についてインタビューしました!
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対策をしっかり行った上で取材しております。
interviewスタート!
古賀さんのお仕事について教えてください。
DMM.comは「領域問わず、なんでもやる」と掲げているように、IT技術を活用してエンターテインメントから教育までさまざまな分野で事業を行う企業です。
私は2015年に新卒として入社し、プラットフォーム事業部に配属となり、キャンペーンを行うためにクライアントとのやりとりを行いました。3~4ヶ月間経験した後、新規事業企画室に異動し、「DMMオンラインサロン」というサービスを運営するオンラインサロン事業部の立ち上げに携わりました。
2019年には今の部署であるエンターテインメント本部セールスプランニング部に異動し、エンターテインメント本部の傘下にある約10部署の営業を横断的に行う、DMM.com内の代理店のような役割で仕事をしています。
社会人として初めて配属されたプラットフォーム事業部は、どのような仕事でしたか?
プラットフォーム事業部は、DMM.comが管理する50以上のWebサイトで共通する部分のシステム構築や、キャンペーンの企画対応を行う部署です。ここでは他社とのキャンペーンを組むときのやりとりや、社内システム改修対応を行っていました。
さまざまなお仕事のご対応をされているんですね。古賀さんが新卒でお仕事をする上で、一番大変だったことは何でしたか?
IT用語を覚えることですね。私はもともと大学で文学部だったこともあり、IT用語に全く慣れていなかったのでミーティングや商談でも検索しながら参加していました。また、大学で資料作成にExcelを簡易的に使用していましたが、会社ではより見やすい資料に仕上げるために関数やその他の機能をたくさん使うので、最初はわからないことだらけでしたね。
古賀美聡(こがみさと)さん/エンターテインメント本部 セールスプランニング部 デジタルコンテンツグループ グループリーダー
プラットフォーム事業部から3~4ヶ月後にはオンラインサロン事業部に異動と、とても早いスパンで異動されていますね。ここではどのようなお仕事をしたんですか?
そうなんです。当時の役員に誘ってもらい、2015年9月に新規事業を立ち上げる部署に異動しました。ちょうど世の中にオンラインサロンというキーワードが出始めたときです。私はオンラインサロンを新規開設していただくクライアントの営業を行っていました。
苦労したこととしては新規事業だったため、最初は商品であるWebサイトがない状態で営業しなければならなかったことです。先方がイメージしやすいように言葉を選んで伝えたり、オンラインサロンを運営する方のファンが何を求めているのか、SNSを通じて調査し、そのクライアントにオンラインサロンを開いてほしい理由とメリットを説明できるように意識しました。
また、要望を引き出したり、信頼関係を構築するために、クライアントとのコミュニケーションは欠かせません。当時、自分が営業して開設が決まったクライアントは、営業した人が担当する流れだったので、複数のサロンを担当していました。
開設が決まった後も、そのまま複数のサロンをご担当されていたんですね。ご担当されていたサロンって今でも続いているものもあるんですか?
そうですね、Webサイトがオープンした2016年2月から、時代にあわせてオンラインサロンの内容を変化させながら、今でも運営していただいている方も多いです。
古賀さんがお仕事で関わるハズレなしのオンラインくじ「DMMスクラッチ」では、アニメや漫画作品をグッズ化する営業をかけるため、エンタメの知識があると活きるそう
今はエンターテインメント本部セールスプランニング部にいらっしゃるとのことですが、ここでは具体的にどういうお仕事を担当されているんですか?
DMM.comのさまざまなサービスをクライアントに営業する仕事です。基本的にどのサービスにもそれぞれの部署があり、営業担当がいることが多いですが、私の所属するセールスプランニング部では部署を越えたいくつものサービスをクライアントへご提案するスタイルをとっています。グループリーダーでもあるので自分の売上目標だけではなく、チームの売上目標を達成させるための管理も仕事のひとつです。
DMM.com入社の決め手は明るい社風とサービスの多様性
古賀さんがDMM.comに入社しようと思ったきっかけは何だったんですか?
会社説明会(※注)で先輩社員の話を聞いたときに、意見を発言しやすい雰囲気、やりたいことをやりたいと言える社風であることが伝わってきて、その社風が自分に合っていると感じたことです。サービスの多様性も飽き性の自分に合っていると感じました。
私が入社した時点で、すでに十数個もサービスを展開していました。幅広い領域に取り組める可能性があるなと感じたので、一つのことをやり続けるのが苦手な自分にはぴったりでした。実際に入社してみてもお互いニックネームで呼び合うような、想像していたよりもさらにカジュアルな雰囲気でした。
(※注)
現在、会社説明会は実施しておらず、説明動画を公開しています。
就職を考えて学生時代に行っていたアルバイトってありましたか?
就職のためではないのですが、人と話すのが好きだったので、ずっと接客のアルバイトをやっていました。一番長いものがカフェでのアルバイトで、4年間行いました。
その他には、ファミレスや結婚式場、ライブイベントでのアルバイトを短期間で行い、就職が決まってからは、社会人としての言葉遣いや会食などの作法を知りたいと考え、接待によく使われそうだなと思って決めた鍋料理屋で1年間アルバイトをしました。
接客のアルバイトを通じて得た「臨機応変力」や「気持ちの切り替え」が今の仕事に活きる
接客経験が豊富ですね!ちなみに今のお仕事をする上で、役に立ったアルバイト経験ってありましたか?
カフェと鍋料理屋でのアルバイト経験ですね。カフェでは最終的にシフトリーダーを2年間務めていたので、トラブルやご指摘の対応も行いました。他のお客様を注意してほしい、お会計のお釣りが誤っているとのご連絡に対応してほしい、など…。さまざまなことがありましたが、そういった経験の積み重ねから冷静な判断や臨機応変な対応と、気持ちの切り替えを学びました。
鍋料理屋では特に言葉遣いと会食の作法を学べたため、社会人になって会食があっても緊張することなく参加できていたように思います。
学生時代のアルバイト経験が、社会人生活にも活きているんですね!もし今の状況で大学生に戻れるとしたら、やってみたいアルバイトってありますか?
接客業ばかりやってきたので、荷捌きや工場でのシール貼りとか物流に関するものをやってみたかったですね。
学生時代にご経験されてきた接客のアルバイトとは全く違いますね!物流に関するアルバイトをしてみたい理由って何ですか?
今、仕事でグッズ製作に携わる際、物流や製造関係の方たちとやりとりをするのですが、最初は全く工程がわからず。物流の知識のあるなしは、仕事のパフォーマンスに差がでるので経験しておけば良かったなと思っています。社会人になると、自分に投資できる時間は限られるので、時間のある学生時代に物流以外にも色々な経験をしたかったなと思いますね。
今のお仕事の経験を通して、感じられたことなんですね!学生時代にアルバイト以外でのガクチカはありましたか?
異文化交流やボランティアです。異文化交流は大学で留学生のサポート、ボランティアではカンボジアの孤児院に行きました。特にボランティアの経験では、日本がどれだけ恵まれているかを実感しましたし、自分たちは整った環境で生きていること、自分が日々悩むことなんてちっぽけな事だなと感じ、考え方が変わりました。
また海外旅行もよく行きましたが、海外では日本にいると想像できないトラブルがよく起こります。急なトラブルに対応する力や、自分の意見をハッキリと伝える度胸が海外旅行を経験することで培われたなと思いますね。
何をやるにも「為せば成る」
最後にアルバイトを探したり、これから就職活動を控える学生の皆さんに、メッセージをお願いします!
「為せば成る」です。何事も行動、そして経験が大事だと思っています。社会人になったとき、今まで経験してきた全てのことが自分の経験値となり、思いがけないタイミングで活かされるときがきます。
例えば、アニメを好きで観ていることが、作品の知識・ターゲットの需要を知るうえで必要な情報になることがあったり。ITの知識は就職後にいくらでもインプットできますが、自由に、やりたいことを経験するには時間がかかります。ぜひいろんな種類の経験を積み、自分の“好き”を磨くことで、強みを増やしてみてください!
編集部のあとがき
学生時代はアルバイトばかりしていました!と、元気良くお話いただいた古賀さん。学生時代のアルバイトでさまざまな経験を積めたからこそ、クヨクヨせず、前向きに突き進み、DMM.comの中でも若くしてグループリーダーと責任ある仕事を任されているのだと感じました。
古賀さんお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
自分が働きたい企業や職種を見つけ、そのためにはどんなガクチカやアルバイト経験をしてみるといいのか、自分の棚卸しをしてみると良いかもしれませんね。