【タニタ】“スポーツインストラクター”のアルバイト経験で得た力とは?

株式会社タニタ中西 悠人

憧れの会社に就職したい!憧れの職業に就きたい学生の皆さんに、人気企業で働いている先輩たちが学生時代に行ったアルバイト経験を紹介するHAMIDEL。今回は、体組成計をはじめとする健康計測機器やタニタ食堂でおなじみの株式会社タニタで、お客様の成功体験を支援するカスタマーサクセス部で働く中西悠人さんに、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)やおすすめのアルバイト、またタニタでのお仕事についてインタビューしました!

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対策をしっかり行った上で取材しております。

interviewスタート!

まずは、中西さんのお仕事について教えてください。

タニタは体重計・体組成計の製造・販売から、野菜量やカロリー、塩分に配慮した定食メニューを提供するタニタ食堂の運営まで、「健康」をキーワードに幅広い事業を手掛ける企業です。その中で、私は2014年に入社してからの7年間は法人営業を担当していました。

その後2021年4月からは、新しい働き方としてタニタが取り組んでいる「日本活性化プロジェクト」(※注)の仕組みを利用し、正社員からフリーランス(個人事業主)となりました。その時からカスタマーサクセス部の仕事を業務委託という形で請けています。

(※注)
「日本活性化プロジェクト」とは、希望する社員を雇用契約から業務委託契約に転換することで、主体性を発揮できるようにしながら、本人の努力で報酬面でも報いる仕組み。タニタでは2017年からこの仕組みによる新しい働き方を取り入れている。

最初の法人営業ではどのような仕事をされていましたか?

法人営業では主に、業務用の体組成計をはじめとした商品を医療機関や研究機関、スポーツクラブなどに販売していました。業務用の商品は1台100万円を超える高額商品も多いので、即決でご購入いただくというわけにはいきません。

お客様に寄り添った形で何度も提案をしながら、そのメリットをしっかりとご理解いただいて、購入していただいていました。説明だけだとどんな商品なのかわかりづらい時は、実際に商品を持ち込んでお客様に試してみていただくなどの工夫をしていました。

2021年4月にフリーランスになったとありましたが、フリーランスになった後も引き続きタニタでお仕事しているんですね?

はい、フリーランスになった後も引き続きタニタで仕事をしています。現在、多様な働き方がある中で、タニタでは「日本活性化プロジェクト」という新しい働き方に取り組んでいます。これは社員から個人事業主に転換して、タニタの仕事を業務委託で受ける仕組みです。

今年で5年目となり、これまでに社員の約10%がこの仕組みを活用してフリーランスに転じました。私は学生時代から、いつかは会社経営をしたいと考えていたことや結婚し子どもができたことなどもあり、将来の働き方を見越した上でこの仕組みを活用することにしました。

写真:ベビースケールに乗る赤ちゃん

赤ちゃんの時から“健康管理”のために安全に体重管理ができるタニタの『ベビースケール』。中西さんのお子さんも毎日、活用しています。

そうなのですね、多様な働き方を選択できるのは素晴らしいですね!フリーランスになられてからは具体的にどんな仕事をされていますか?

お客様の成功をサポートするためのカスタマーサクセス部で、お客様からのご意見や感想に向き合い、社内で活用できる状態にしています。例えばお客様が書いたレビューを分析して、商品機能の改善をまとめ、それらを関係部署にフィードバックするなど、マーケティング活動に活かしています。

写真:デスクで仕事をする中西さん

中西悠人(なかにしひろと)さん/カスタマーサクセス部ユーザーデータマーケティング課

中西さんがタニタに就職しようと思ったきっかけは何だったんですか?

スポーツが大好きで、そこから関連する健康に意識を向けていたこと、また昔から「食」の分野にも関心があったので、それらをかけ合わせた職に就きたいと思いタニタを選びました。食に関心があったのは、実家が洋食のレストランを営んでおり、幼い頃からその手伝いをしていたからです。

中学生の頃まではなんとなく実家を継ぐと思っていましたが、父親からレストラン経営は簡単なものではないと諭されました。そのことがきっかけで、高校生の頃から深く進路を考えるようになり健康の分野に進もうと決めましたね。

また、大学時代に経験したアルバイトや大学での講義を通して、タニタは健康に関する技術力があり、ヘルスケアと言えばタニタ、というブランド力もしっかりとあるので、魅力的だと思いました!

えっ!!実家は洋食レストランなんですね! 実家でのご経験やアルバイト経験がタニタへの就職に繋がったとのことですが、大学時代は何のアルバイトをしていたんですか?

大学時代は、スポーツジムインストラクターとして、アルバイトをしていました。また友人に誘われたことがきっかけとなり、イベント派遣スタッフも行いましたね。その他、20代は多くの経験を得たいと考え、実家以外の飲食業界も学ぶために牛丼チェーンでアルバイトをしました。

結果は、シフト調整や接客に対する考え方が合わずに2日で辞めてしまいましたけどね…。これは学生時代の一番の失敗だと思っていました。しかし今考えると、丁寧にお客様に寄り添うという自分のこだわりたいポイントが見えたので良い経験でしたね。

率直にお話していただきありがとうございます。すぐ辞めたアルバイト経験はなかなか聞けないので貴重です!ちなみに今のお仕事をする上で、役立ったアルバイト経験ってありましたか?

写真:タニタ体操

会社の健康経営の取り組みとして、社員が毎日実施している「タニタ体操」。インストラクター経験が生きているのか、中西さんの姿勢がキレイです!

スポーツジムでのインストラクターですかね。お客様一人ひとりに寄り添い、からだのことからプライベートのことまで幅広く話を伺いながら、健康に関する悩みを一緒に解決していました。健康に対する知識を得られたのはもちろん、コミュニケーションの方法も多く学べたのは良かったです。

お客様にはトレーニングのメニューだけではなく、食事内容の提案も行っていましたし、お客様によって目的や悩みもまったく違います。それぞれの人にパーソナライズされた提案を行うことは、法人営業にもカスタマーサクセス部での仕事にも生きていますね。

学生時代のアルバイト経験が今のお仕事につながっているのがとても伝わってきます。仮のお話ですが、もし今の状況で大学生に戻れるとしたら、やってみたいアルバイトってありますか?

イベントの派遣スタッフは幅広い業務を経験できたので、今でもやってみたいアルバイトです!イベントのチケットのもぎりや、炊飯器の販売イベントでおにぎりの食べ比べをする会、新しいお酒の販売会など、さまざまな職業や業界を幅広く経験できました。

裏方をしながらイベントも楽しむことができ、とても楽しかったですね。今、またそのアルバイトをしたら、知見も広がり新たな領域に生かせるのではないかと思います。

今の中西さんでしたら、またさまざまな新発見がありそうですね!
学生時代のアルバイト以外でのガクチカを教えてください!

大学時代は特待生を目指し、学業に力を入れていました。親が学費の支払いをしてくれていたのですが、特待生になることで学費が浮いた分を使って、海外に行かせてもらうことが目的でした。特待生になる条件は、成績が学年で上から5番以内、科目成績平均85点以上、TOEICの点数が550点以上でした。

最初は普通にやればできるかなと思っていたのですが、そう簡単にはいきませんでした(笑)。3年間は特待生になれず挫折続きでしたが、最後の4年生ではついに特待生になれました!目的を持ってやりきった経験は、就職活動の成功につながったと思います。

写真:「一燈照隅 萬燈遍照」を掲げる中西さん

特待生を目指して、最終的に目的を達成するってすごいですね!
最後にアルバイトを探したり、これから就職活動を控える学生の皆さんに、メッセージをお願いします。

少し難しい言葉ですが、「一燈照隅 萬燈遍照(いっとうしょうぐう まんとうへんしょう)」です。これは、ひとつの灯火は身近なところを照らせますが、国のような大きいものを照らすには光が足りません。

ひとりではなく多くの人の光を集めて、大きいものを照らそうという意味です。つい、なんでも自分ひとりで頑張ろうとしてしまう人が多いと思います。しかし社会にはさまざまな人がいるので、お互いの良いところを見出しながら一緒に働いていくことが、より大きな成果につながります。

一人だけでなんでも頑張ろうとせず、仲間と切磋琢磨しながら学校でも、社会に出てからもぜひ頑張ってください!

編集部のあとがき

学生の頃からしっかりと将来設計を描いていた中西さん。試練があっても自分の目標に向かってまっすぐと道を切り開いたことが、タニタへの就職、そして活躍につながったのではないでしょうか。
中西さんお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

自分が働きたい企業や職種を見つけ、そのためにはどんなガクチカやアルバイト経験をしてみるといいのか、自分の棚卸しをしてみると良いかもしれませんね。

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