【名古屋グランパス】イベント派遣のアルバイトで経験した人生最大の失敗から学んだものとは?

株式会社名古屋グランパスエイト西村 惇志

憧れの会社に就職したい!憧れの職業に就きたい学生の皆さんに、人気企業で働いている先輩たちが学生時代に行ったアルバイト経験を紹介するHAMIDEL。今回は株式会社名古屋グランパスエイトで働く西村さんにインタビュー。Jリーグ・名古屋グランパスの“裏方”として働く西村さんに、学生時代のアルバイトやガクチカ(学生時代に頑張ったこと)、仕事のやりがいなどをじっくりお聞きしました!

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインにより、取材を行っています。

interviewスタート!

まずは、西村さんのお仕事について教えてください。

広報コミュニケーション部ホームタウングループに所属していて、地域を活性化するための取り組みを行っています。

例えば「名古屋グランパス ヨロコビプロジェクト」は、選手たちと一緒に小学校を訪問して、選手による特別授業を行っています。選手たちがプロサッカー選手になるために乗り越えてきた経験や挫折、小学校時代に描いていた夢などを語ってもらったりするものです。今は新型コロナウイルスの影響もありオンラインで実施していますが、2006年から実施しており長年続けている取り組みです。

また2020年10月には名古屋港水族館と連携して、全国初の水族館大型ビジョンで試合観戦するパブリックビューイングを開催しました。名古屋港水族館も新型コロナウイルス感染拡大により、開館以降初めての長期休館をするなど大きな影響を受けていました。

そこでクラブの公式マスコットのグランパスくんがシャチをモチーフにしていることから、共に「シャチ」というつながりもあった中で、水族館の皆さまと一緒にホームタウンを盛り上げる企画を実施しました。

万全の対策をした上で、アウェイゲームに観戦に行けないサポーターの方たちにとってもスタジアムとは異なる非日常的な空間での試合観戦を楽しんでいただけたと思いますし、ご家族での来場も多く、試合前には水族館も観覧できましたので試合観戦と水族館、両方を楽しんでいただけたのではと思います。

写真:名古屋港水族館のショーステージに大型ビジョンを設置しパブリックビューイングを開催

水族館の大型ビジョンにスターティングイレブンのフォーメーションが映しだされている様子。コロナ禍のため、座席の間隔を空けるなど対策もしっかりした上で実施しています

様々な取り組みを企画されていてすごいですね!地域の方たちと一体となってイベントを行っているんですね!

もともとJリーグが掲げるミッションのひとつに「地域の活性化」があります。地域の人たちの応援があってこそ、私たちのクラブがあります。だから、クラブと地域の方たちが連携して、活気あふれるホームタウンにしていくために、様々な企画を考えるのが、私たちホームタウングループの役割です。

西村さんが名古屋グランパスに入社しようと思ったきっかけって、サッカーが好きだったからですか?

もちろん、それもあります。高校生のときはサッカーが好きで、サッカー部に所属していました。でも最終的な決め手は、「サッカーが好き」より、「サッカーをコンテンツに、まちづくりがしたかった」からです。大学を卒業後、新卒で入社したのは、まちづくりを行う会社でした。

行政の方と一緒にお仕事をすることが多く、地域の活性化につながる様々な取り組みを行政に提案したり、プロジェクトを実施したりしていました。そんな中、「モノやコト、コンテンツを持っている会社に入り、コンテンツ力を活かしたまちづくりがしたい」と思うようになり、名古屋グランパスに入社しました。

なるほど、西村さんにとっては名古屋グランパスのサッカークラブそのものが「まちづくり」につながるコンテンツのひとつなのですね。

そうです。名古屋グランパスは、1993年のJリーグ開幕元年からのクラブで歴史が長く、ファンも多い。その魅力あるコンテンツ力を活かせば、地域活性化のために、様々な取り組みを実現できるはず。そう考えて2018年に転職しました。

写真:PCで作業する西村さん

西村惇志(にしむらあつし)さん/広報コミュニケーション部 ホームタウングループ

サッカークラブをまちづくりのコンテンツとして捉える考え方は新鮮ですね!西村さんがやりがいを感じる瞬間ってどんなときですか?

やはり、ファンの方たちが試合を観戦して、喜んでくださる姿を見たときですね。2020年はリーグ戦が開幕してから4ヵ月中断し、ほとんど試合ができない時期がありました。そんな中でも、選手は毎日一生懸命練習していました。

そうした姿をファンの方たちに伝えるため、自分達にできることは一体なんだろう。そう考え、SNSを通して情報を発信したり、オンラインイベントを開催したり、様々な取り組みを始めました。

新型コロナウイルスの影響もあり、閉塞感が漂いやすい社会が続くかもしれませんが、毎日練習を頑張る選手たちの姿や名古屋グランパスならではの企画をファンの皆さまに届けることで、今後も明るい話題を提供していきたいと思っています。

Jリーグのサッカークラブで働くためには、どんなことが必要ですか?特別な知識や技術が必要なのでしょうか?

特別な知識や技術は必要ありませんが、あえてお伝えするなら、「調整力」と「コミュニケーション力」のふたつです。例えば、行政やパートナー企業など様々な方々に新しいプロジェクトを相談するとき、「どんな資料を作ったら関心を寄せてもらえるだろう」と、相手の目線に立つことがとても大切です。

また、相手に説明するときにも、「どのように話したら共感してもらえるだろう」と、話の順番も熟考します。もしかしたら、サッカークラブの仕事はとても華やかなイメージを持たれるかもしれませんが、地道な作業も多いです。常に調整することの連続ですし、行政やパートナー企業の皆さまをはじめ、いろいろな人と関わる仕事なので、コミュニケーション力も必要になります。

Jリーグに関わるお仕事と聞くと華やかなイメージが先にきていました…。裏方の方たちが地道な仕事をして支えているからこそ成り立っているんですね!西村さんは、どのように仕事で必要な力を身につけられたんですか?

日常での経験の積み重ねかな、と思います。私は自分がオフのときでも、つい仕事のことを考えてしまうタイプだと思います。プライベートで旅行しても、「名古屋はこうだけど、この地域はこうなんだ」とか、「このアイデアは、名古屋グランパスでも使えるな」とか、つい考えてしまいます(笑)そんなふうに、日常での気づきや発見の積み重ねが、自分の引き出しやアイデアを増やしているのかなと思います。

写真:笑顔の西村さん

勝ち負けのある世界だけど、クラブハウス内の雰囲気はいつもとても明るいと西村さん。社内メンバーは流行のアンテナをいつも張っていて情報共有しているそう

なるほど、日常での気づきや発見を大切にすることで、自身の成長に繋げているんですね!次は学生時代のお話をおうかがいさせてください。学生時代はどんなアルバイトをしていましたか?

ファストフードの店員と、イベント派遣のアルバイトをやっていました。ファストフードでは大学4年間アルバイトをして、キッチンからレジ対応まで、幅広く働いていました。

大学の4年間は同じアルバイトをしていたんですね!もうひとつのイベント派遣では、どういうお仕事をしていたんですか?

ショッピングモールでお化け屋敷の受付をしたり、ナゴヤドームで駐車場の案内をしたりと短期間でいろいろなアルバイトを経験しました。

アルバイト経験の中で印象的なことはありましたか?

イベント派遣のアルバイトですかね。レストランで配膳のアルバイトをしていたのですが、初日に約200個のグラスをお客様の前で割ってしまったんです。テーブルの上にお盆が置かれ、その上にたくさんのグラスが積み上げられていたのですが、足を滑らせてしまって…。慣れない革靴を履いていたのが原因でした。とにかくお客様のお料理にガラスの破片が入っていないか不安で仕方なかったですね…。

えーー!!初日にその失敗は大変でしたね!その後、どうしたんですか?

とにかくお客様にはすぐ謝罪して、現場の対応に努めました。その後に社員や他のアルバイトスタッフにも一生懸命謝罪しました。派遣の契約が1週間だったので、その後も最後までアルバイトには行きました。今考えても人生において最大の失敗ですね。

大きな失敗をしても最後まで働き抜くのはすごい!その経験から学んだことってありますか?

その経験を通して、失敗したときには、どう謝るかだけでなく、「どうリカバリーするかも大事だ」と学びました。まずは、誠意を込めて謝る。そして、謝るだけではなくその場でできる限り自分にできる対応を行ない、再び同じ間違いをしないように気をつける。

失敗を恐れて行動しないのではなく、失敗をしても、真摯に受け止めて誠実な対応を心掛けたら、周囲もちゃんとフォローしてくれるんだと実感しました。

写真:「新しいことに挑戦!!」西村さん

たとえ失敗してもリカバリーできればOKの考え方は実際にご経験された西村さんがお伝えすると説得力がありますね!

そうですね、失敗をすることは決して良いことではないですし、ときには失敗が許されないことも多くあります。ただ仕事を通して、いつも感じるのは、「現状維持ではいけない」です。自分自身は現状をキープしているつもりでも、社会はどんどん進んでいます。だから、現状を維持したままでは後退していることと一緒なんですよね。

社会人になるとより感じますね!西村さんはそういったお考えを持つきっかけになったことってあったんですか?

高校の部活でサッカーをしていたとき、上手な後輩が入部してきたんです。「このままだと、試合に出られなくなるかもしれない」と思い、ひそかに利き足とは反対の足でもボールを上手く蹴ることができるように練習を始めました。なにか新しいことに挑戦するときは、必ず不安や緊張がついてきます。でもそれを乗り越えてこそ、成長があります。

常に新しいことに挑戦し続けていることが、今の西村さんを形成されているんですね!最後にアルバイトを探したり、これから就職活動を控える学生の皆さんに、メッセージをお願いします。

やはり「新しいことに挑戦!!」です。もし挑戦したことが失敗してもリカバリーしたらいいので、失敗を恐れて挑戦しないではなく、何事にも挑戦してほしいですね。

私自身も名古屋グランパスがもっと魅力あふれるクラブになるために、常に新しいことに挑戦して、これからも進化を続けていきたいと考えています。

編集部のあとがき

Jリーグのサッカークラブと、華やかな業界で縁の下の力持ちとして働いている西村さん。取材では、常に進化し続けるために、失敗を恐れず、どんどん新しい挑戦をしていく姿勢が垣間見えました。たとえ失敗しても、リカバリーしたら良い!そのポジティブな考え方は、人生のいろいろなシーンで役に立ちそうです!西村さん、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!

自分が働きたい企業や職種を見つけ、そのためにはどんなガクチカやアルバイト経験をしてみるといいのか、自分の棚卸しをしてみると良いかもしれませんね。

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