『頼られることが好き』なあなたにオススメ。警備・清掃・ビル管理業界の正社員の仕事とは? | マイナビバイトTIMES
  • 探し方

    『頼られることが好き』なあなたにオススメ。警備・清掃・ビル管理業界の正社員の仕事とは?

ビル内の安全かつ快適な利用を支えている仕事が警備・清掃・ビル管理の仕事です。比較的、給料や働き方の安定性があり、「正社員として長く働き続けたい」と考える人も多いでしょう。この記事では、警備・清掃・ビル管理の正社員に向いている人の特徴や、仕事内容、正社員になるメリットなどを解説します。就職活動の参考にしてみてくださいね。


1.警備・清掃・ビル管理の正社員に向いている人の特徴

警備・清掃・ビル管理 正社員 向いている人

警備・清掃・ビル管理の特性と、自分の性格や得意なことがあっていると、仕事に前向きに取り組みやすくなるでしょう。では、どのような人が警備・清掃・ビル管理の正社員に向いているのでしょうか。

『頼られること』が好き

警備・清掃・ビル管理は、利用者が建物を安全かつ快適に利用できるように努めるのが仕事です。普段、トラブルのない時にはあまり人目につく仕事ではありませんが、問題が発生した時には、その原因を突き止め、解決に向けた対応に徹します。困った人に頼られ、感謝されることにやりがいを感じる人には、適した仕事と言えるでしょう。

真面目でルールを守れる

「人々の安全を守る」という目的に向かって、真面目に決められた仕事をしっかりとこなし、ルールを守れる人には適性があります。遅刻や欠勤は、現場に大きな影響を与えてしまうため、時間厳守で行動できることも重要です。特に正社員はアルバイトの模範となる態度を取ったり、施設利用者に好印象を与えるよう身だしなみを整えたりする必要があります。

責任感が強い

建物設備の点検や管理をするうえで、確認をおろそかにしたり、雑な作業をしたりすると、後々のトラブル発生につながりかねません。自分の仕事に責任を持って取り組み、丁寧で細やかな対応ができる人が求められるでしょう。

縁の下の力持ちになりたい

目立つ仕事ではありませんが、日々の仕事をきちんと全うすることにより建物を利用する人々の安全を守るのが警備・清掃・ビル管理の役割です。「縁の下の力持ち」ということわざがあるように、「人の助けになる仕事」という使命感を持って働きたい人には向いているでしょう。

人とコミュニケーションを取るのが好き

警備・清掃・ビル管理は、現場の職員や現場監督との打ち合わせ、他のスタッフへの配置説明、施設や現場を利用されるお客さまや近隣住民へのあいさつなど、周囲とコミュニケーションを取る機会も多い仕事です。仕事を円滑に進めるためにも良好な人間関係を築くことが大切なため、人と話すのが好きな人には適性があると言えます。


2.警備・清掃・ビル管理の職種と仕事内容

警備・清掃・ビル管理 仕事内容

ここからは、警備・清掃・ビル管理の仕事内容について、詳しく説明していきます。

警備・交通誘導の仕事内容

警備は、人や車両の多い場所や通行に危険のある場所でのトラブルや事故の発生を警戒し、防止する仕事です。具体的には「道路での交通誘導」「商業施設での警備」「工事現場での車両誘導」に加え、「雑踏警備」などの業務がありますが、いずれも車や人の安全を確保するという共通目的のもと警備を行います。道路や工事現場の警備を担当する場合は、交通量の少ない夜間や深夜帯にも勤務が発生する場合があります。いずれの業務も、状況に応じた判断力や、周囲に指示を出せるコミュニケーション能力などが求められるでしょう。
学歴や資格は問わず、入社後は研修の受講が法律で義務付けられているため、未経験からでも始めやすい体制が整っている企業が多い傾向にあります。

清掃・ビル管理・メンテナンスの仕事内容

清掃・ビル管理・メンテナンスは、ビルなどの建築物を長期的に安全に保てるように管理するのが主な業務となります。

・清掃

オフィスビルや商業施設などさまざまな建物の清掃をする仕事で、大きく「室外清掃」「室内清掃」の2つに分けられます。室外清掃では、窓ガラスや外壁、屋上、玄関などビルの外側の清掃を担当します。室内清掃では、各フロアや部屋の床や壁、トイレなどの清掃とゴミの回収を行います。その他、個人宅を清掃する「ハウスクリーニング」があります。
清掃員には、細部まで仕上がりを追求しつつ、時間内に終わらすための作業効率などが求められます。清掃中は利用者に対する配慮も必要です。清掃に関する知識やスキルは、入社後の研修などで身に付けられるため、未経験でも始めやすいでしょう。

・ビル管理・メンテナンス

電気通信設備やガス、空調、火災報知器、エレベーターなど建物のさまざまな設備が安全に機能するよう定期的に点検を行い、メンテナンスをします。更に、不具合が起きた場合には修理業者を手配したり、問題の原因究明をしたりすることも業務範囲です。意外かもしれませんが、ビル管理・メンテナンスは人と接する機会が多く、コミュニケーション能力が求められます。ビル管理・メンテナンスは資格が必要なく、未経験者も活躍できます。キャリアアップに活かせる資格は多数あり、その難易度には違いがありますが、代表的なものでは「第二種電気工事士」「危険物取扱者乙種4類」「消防設備士」などが挙げられます。

警備・清掃・ビル管理のお仕事を探す


3.警備・清掃・ビル管理の正社員とアルバイトの違い

警備・清掃・ビル管理 正社員 バイト 違い

警備・清掃・ビル管理において、正社員とアルバイトでは役割と責任の大きさ、働き方などに違いがあります。正社員を目指す際には、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

正社員とアルバイトの勤務形態

警備・清掃・ビル管理のアルバイトはシフト制で、早朝、昼間、夜間など企業が設けている時間の中から勤務時間帯を希望できるでしょう。労働基準法によって午後10時から午前5時までの時給は、通常の時給よりも割り増しで計算されます。
一方で正社員は、業務内容によって正社員の勤務形態は異なります。管理職の場合は、日中の勤務が一般的です。ただし、24時間体制など長時間の管理に及ぶ場合、時間帯によって交代しながら勤務に当たる「シフト制」を導入し、夜勤も含まれるケースがあります。また、正社員だと有給休暇がとれたり、完全週休二日制だったりする場合も多いです。

正社員とアルバイトの給与体系

警備・清掃・ビル管理のアルバイトは、時給や日給で計算し、日払い、週払い、月払いとありますが、企業により異なります。シフトによっては毎月の収入が安定しづらいのが特徴です。正社員の給与は、雇用契約時に定められた基本給をもとに月払いで支払われることが一般的です。さらに、資格手当や、繁忙期(年末や年度末など)の手当がつく場合があり、安定した収入が期待できます。給与体系は企業によって異なるため、求人情報や労働条件を確認しましょう。

正社員とアルバイトの仕事内容

基本的にアルバイトは、歩行者や車両の誘導をしたり、警備や清掃を行ったりといった現場での業務がメインとなります。
一方、正社員は、アルバイトと同様に現場での業務にあたる人もいれば、業務をスムーズに遂行するための「全体指揮」や人材配置の管理を担う「管制業務」、取引先を増やすための「営業」など本社で業務にあたる人もいて、その業務内容は多岐にわたります。いずれの業務も、初めは新人研修や先輩社員のサポートを受けながら業務内容を学んでいくケースが一般的です。
また、警備・清掃・ビル管理を担う会社は中小企業が多く、個人のスキルやライフスタイルに合わせて柔軟に働き方を相談し合える環境が整っているところもよく見受けられます。例えば、20代は現場で働き、30代はスキルの幅を広げるために営業活動にチャレンジし、40代からは本社でデスクワークに従事するなどといった形で、長い目でキャリアプランを考えることができるでしょう。

正社員とアルバイトのコミュニケーション

アルバイトは基本的に現場のメンバーと接する社内コミュニケーションがメインですが、正社員になると社内外と幅広くコミュニケーションをとるようになります。正社員の社内的コミュニケーションとしては、現場におけるスタッフへの配置伝達、休憩のアナウンス、状況に合わせた臨機応変な指示出しなどが主要なものです。また、本社からの共有事項を現場スタッフに伝え、その一方で現場の情報を本社に報告するといった、本社と現場をつなぐ架け橋的存在にもなります。
正社員の社外(クライアント)とのコミュニケーションは、新規現場の業務内容や人員配置のヒアリング、見積書・請求書などの請求に関するやりとりなどが挙げられます。


4.警備・清掃・ビル管理の正社員になるメリット・デメリット

警備・清掃・ビル管理

警備・清掃・ビル管理の正社員になるメリットとはどのようなものでしょうか。その一方で、考えられるデメリットも合わせてご紹介します。自分の条件に合っているかどうか、応募前にしっかり確認しましょう。

警備・清掃・ビル管理の正社員のメリット

警備・清掃・ビル管理の正社員の採用条件は年齢・性別不問であることが多く、未経験でも応募しやすい仕事と言えます。比較的、残業も少ないため年齢を重ねても働き続けやすいのもメリットの一つです。結婚や育児、40代以降の体の変化などにも備えることができるでしょう。定年を迎えても本人が希望すれば働き続けられる「再雇用制度」を利用する人もいれば、アルバイトに転換して自分のペースで働き続ける人もいます。
また、ビルなどの建物がある限り、需要が存在する仕事であると同時に、ノルマや納期に追われるような業務がないため、精神的なプレッシャーも少なく、安定して仕事ができるでしょう。

警備・清掃・ビル管理の正社員のデメリット

デメリットとして挙げられるのは、企業によっては深夜帯の勤務の可能性があることです。点検作業や警備などは人がいない深夜に行われることが多いため、アルバイトだけでなく、正社員も深夜に勤務する必要が出てきます。自身が希望する労働条件とミスマッチが出ないように応募時に詳細を確認しておきましょう。
また、正社員になると仕事に関する資格取得を求められることもあります。資格取得のための費用は企業が負担してくれるかもしれませんが、試験勉強の期間中は自分の時間が取りにくい可能性もあります。


5.警備・清掃・ビル管理の正社員についてよくある質問

警備・清掃・ビル管理 正社員 よくある質問

警備・清掃・ビル管理の正社員を目指す方は、働き方や業務内容に関して不安を覚えることもあるかもしれません。そこで、これまで寄せられた「よくある質問」にキャリアアドバイザーがお答えします。就職活動の参考にしてくださいね。

Q1. 給料が安い印象ですが、アルバイトより正社員のほうが高い給与をもらえますか?

企業にもよりますが、正社員になれば自身の職位や経験年数によって昇給が見込め、安定した給料が得られる場合がほとんどです。その他にも賞与や退職金が用意されていたり、福利厚生が使えたりと、正社員ならではの待遇を受けられることも。資格を取得すると、資格手当をもらえる企業もあります。このようなことから、アルバイトと比較して正社員のほうが年収が高く、その他の条件面でも優れている傾向にあると考えられます。

Q2. 警備・清掃・ビル管理は夜勤が多いイメージがありますが、不規則な働き方になりますか?

企業によって勤務体制は異なり、メインの勤務体制に日勤を採用している場合、夜勤を採用している場合、日勤と夜勤の両方を組み合わせた勤務体制を採用している場合があります。そのため、求人を探す際や面接の際に、労働条件を十分に検討し、無理のない判断をすることが重要です。夜間の勤務は、睡眠リズムの乱れや体への負担が懸念されることもあるためです。
一方、自身が納得しているのであれば、夜勤をプラスの要素として捉えることができます。夜勤手当や休暇制度、健康管理体制など、夜勤に関する福利厚生が整っている企業も見受けられ、夜勤のアルバイト経験があれば活かすことができるでしょう。いずれにせよ自身の健康状態やライフスタイル、働き方に合った職場を選択するために、事前に情報を集め、検討することが重要です。

Q3.  警備や清掃の現場スタッフでは、勤務中ずっと立ち仕事になるかと思いますが、慣れていなくても大丈夫でしょうか?

個人差はありますが初めの約2カ月間は、慣れない立ち仕事によって足や肩が凝るなど、体力的なきつさを感じる人もいます。そういう場合は、マッサージやストレッチなどで対処しましょう。2カ月を過ぎた頃には、ほとんどの人は立ち仕事に慣れて気にならなくなり、なかには健康のために仕事を楽しむような人も出てきます。
警備・清掃・ビル管理だからと言って、現場での仕事ばかりではなく、一般企業と同様に、営業・経理・人事・採用・事務職など、働き方はさまざまです。立ち仕事に関して心配がある場合は、机に向かって仕事をすることから「デスクワーク」と呼ばれる業務がメインとなる職種を検討するのも一手です。

Q4.  現場で他のスタッフとコミュニケーションを取れるか自信がありません。

徐々に慣れていけば問題はありません。まずは、現場で一緒に働くアルバイトにわかりやすい指示出しができるように心掛けると良いでしょう。アルバイトとして働くスタッフは、学生や年配の方が多いので、相手にとって快い対応や、分かりやすい説明を意識することから始めてみるのもいいでしょう。経験を積むにつれて、社内メンバーやクライアント、現場監督、周辺住民などとコミュニケーションをとる機会が増えるため、次第に慣れていくことができるはずです。
また、正社員として自信をもって行動できるまで、きちんとしたサポート体制を設けている企業が多く見受けられます。特に警備は研修が充実している傾向があるので、少しずつできることを増やしていきましょう。


6.キャリアコンサルタントからのアドバイス

警備・清掃・ビル管理は、未経験者や高年齢者も正社員としてチャレンジしやすい仕事です。特に正社員は仕事内容も多岐に渡り、研修制度も整っているため、徐々に慣れていきながらスキルアップを目指せます。自分に合った専門知識を身に付けて、長く働くことができるでしょう。
警備・清掃・ビル管理は、一見、単純作業のようにも思えますが、周囲とのコミュニケーションも大切になる仕事のため、多くの業務は“機械には代替できない仕事”とも言われています。そういった意味で将来性と安定性もあるため、安心して長く働くことが可能です。
また、定年後も続けたい人にとっては、健康に気をつけながら、社会との接点を持ちつつ、お金を稼ぐことができる魅力的な仕事だと思います。正社員になるか悩んでいるならぜひ、一歩踏み出してみてください。気になる求人があれば、まずは「詳しい話を聞きにいこう」くらいの気持ちで応募してみましょう。採用担当者や会社の雰囲気も含めて職場を検討することも大切ですよ。正社員として働き始めるあなたを応援しています。

正社員LP


監修者

一般社団法人キャリアラボ
https://kokoswitch.com/

株式会社みらぴか
キャリアコンサルタント
成田 炳洸(なりた ともひろ)氏
https://mirapika.jp

公開日:2024年04月25日

TOP