VIVA LA ROCK 2019 出演アーティストインタビュー第3弾!【SUPER BEAVER/渋谷龍太さん】 | マイナビバイトTIMES
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    VIVA LA ROCK 2019 出演アーティストインタビュー第3弾!【SUPER BEAVER/渋谷龍太さん】

この春開催されるロックフェス「VIVA LA ROCK 2019」とマイナビバイトのコラボ決定に際し、マイナビバイトTIMESでは出演アーティストの独占インタビューをお届けしています!
第三弾は、SUPER BEAVERの渋谷龍太さん(Vo)です。
初日である5月3日にSTAR STAGEへ出演予定の渋谷さんから、音楽やバンドに対する価値観をご自身の経験と照らし合わせながら赤裸々に語っていただきました!
インタビュアーは今回もVIVA LA ROCKのプロデューサーである鹿野淳さんです。
読者様限定のプレゼントキャンペーンもございますので、最後まで是非チェックしてくださいね!

(鹿野)そもそも高校時代からバンドをやってらっしゃったし、そして専門学校時代にオーディションで優勝してデビューへの道を拓きましたよね。ということは、バイト経験がないままバンドで食べれる人生だったんですか?

(渋谷)そうなんですけど、でも高校時代は社会勉強も兼ねつつお小遣い稼ぎぐらいの感覚でたこ焼き屋さんでアルバイトしてましたね。

(鹿野)高校の頃からバンドで食っていこうとは思ってたんですか?

(渋谷)思ってないですね。そもそもバンドも、自発的に動いて自分からステージに立ちに行くっていうことも初めてだったので。ひとつの経験ぐらいとしか考えてなかったんです。

(鹿野)だからこそ調理の専門学校に進学を?

(渋谷)はい。実家が中華料理屋なんですけど、厨房に立ってる父ちゃんの背中を見ていてカッコいいなと思って。僕はこういう大人になりたいなっていう像は父と母から教わっている部分が大きいんですけど。人間としての大枠いうか、人に対しての筋の通し方がふたりとも凄くカッコよかったので、人間として、大人としてこうあるべきだっていう像はふたりから学んでるんですよ。父は中華料理屋、母は編集者だったんですけど、ふたりを見ている中で、自分が何かをすることによって、人に対して喜びとかを与えることは凄く素敵なことだなとは感じてて……ただ、自分の将来的なプランを考えた時に何がなんでも厨房に立ちたいと思ってたわけではなかったんです。で、その調理師の専門学校在学中にバンドで出たTEEN’S MUSIC FESTIVALという大会で優勝して。

(鹿野)そのタイミングでご自分の将来、社会への進路としてはどうお考えになったんですか?

(渋谷)元来目立つことは好きなことではあったので、このまま音楽を一生やりながら飯が食えるんであれば………今だから言えるんですけど、それなら簡単だなぁと思ってました。

(鹿野)あ、本当に?

(渋谷)はい。人生はそんなに難しいもんじゃないなって、その時は思ってましたね(笑)。本当に言い訳なんですけど、高校を卒業してもなお専門学校に通いながら実家にいて、凄くたくさん守ってもらっている状況で生きてきてて、なんとなく雰囲気で始めた音楽で結果が出て、その結果によって大人がこれだけ動くっていうのを目の当たりにして……要は何も社会を知らなかったっていうのが凄くデカいんですけど、これはもう俺の行くべき道は簡単に決まるんだなって思っちゃってたんですよね(笑)

(鹿野)なるほど。

(渋谷)大会でグランプリをいただいてEPIC(ソニー)に声をかけていただいて。まだCD出してなかったのでインディーズで何枚か出してみろよって打診されて、やったぜと思ったんですよね。それでしばらく育成金みたいなものをいただいてたんですけど、実家にいるし、育成金もらえるし、何も困ることはないし……ということでアルバイトは特にせず、そのままインディーズでCDを2枚出した後にメジャーデビューしました。デビュータイミングからタイアップももらえてたし、超順風満帆だったと思います。僕ら当時はそれなりにちゃんとした額の給料をもらってたんですよ。ただし、その後3枚目のシングルで白盤(プロモーション用のCD)すら作れないっていう事態に陥るんですけど(笑)


(鹿野)そうですよね。具体的に、2011年にメジャーとの契約が切れました。そこからご自分の心境は変わっていったんですか?

(渋谷)180度変わりましたね。なんのために音楽をやってるのかっていうことが明確になっていった……メジャーから落ちた時はそんなことは思ってなかったんですけど、それ以降もバンドを続けていく中でいろんな人の体温に触れることが増えていって。自分は一体なんのために音楽をやって誰に何を伝えたいんだろうっていうことが明確になるスタートラインに、ようやく立ったんです。で、その時に僕はひとり暮らしを始めたんですけど、リアルに金が入らないっていうことに直面して。

(鹿野)恵まれてた時期ではなく、逆にメジャーと切れてからひとり暮らしを始めたんですか?

(渋谷)はい(苦笑)。実家にいることは可能だったんですけど、それだと何もわからないんじゃないか、このままの環境だったらきっとダメだと思って。それで家を出てひとりで暮らしてみようと思った時にお金が全然ない、やべぇなってようやく気がついた。そこからやっと、どうやってお金を捻出したらいいのか、人が1時間働くことへの対価はどれくらいのもので、どういう時間の削り方をしてどれだけの自分の気持ちを割り振らないといけないのか、というのを学び出したんですよね。そこからようやく生活と密接するアルバイトを始めて。

(鹿野)それはなんのバイトだったんですか?

(渋谷)居酒屋さんですね。でもその時はまだ音楽をするためにアルバイトをやるんだっていう意識にまでは至ってなくて。それが明確になったのは1年、2年経ってから、もっと人と触れ合うようになってからです。それが明確になった時に俺は音楽やりたいって本気で思うようになりました。それが25の時です。

(鹿野)当時、渋谷くんが働いてる居酒屋に、他のバンドとかが打ち上げをしにきていたっていう話を聞いたんですけど。

(渋谷)そうですね、ウチのギターの柳沢は月に1回は来てましたね。あいつはたぶん、あの店が好きだったと思うんですけど(笑)。バイトでは凄くいい仲間に恵まれて、今でも東京でライヴをやると当時の仲間が観に来てくれるんですよ。そういう仲間が得られたことも、僕の中では大きかったですね。仲間に恵まれたということにおいては凄く大事な時間だったと思いますし、今でも続く関係性を保てるような人間関係でいられたっていうのはとても大きいです。


(鹿野)一方でバンドとしては当時、すべてを自分達で回すDIYな活動をしていたわけですけど、いい音楽を作っていきながらこのバンドでちゃんと生活をしていくんだという明確な意志を持ったのはいつ頃だったんですか?

(渋谷)具体的にガバッと入るスイッチがあったわけではないんですけど、人と会って話をする度に、1ステージ立つ度に、少しずつ明確になっていった感覚でしたね。メジャーというフィールドを離れてインディーズで自分達だけで動いていた時に直接人と関われる機会をたくさん持てたこと、そうやって人と強く繋がれるんだということを知れたことは僕にとって凄く大きくて。自分達の音楽はそういう根幹があった上で成り立っているんだなってことを少しずつ、いろんな場面で実感していった……メジャーを離れてもなお助けてくれる人がいる、レコーディングでお金がないって言えば『CDが売れた時に払ってくれればいいよ』って前貸ししてくれる人もいる。そうやって顔を直に関わり合う中で重なっていく親切が身に染みていく中で、人情の部分であったり、本質的な感謝っていうのにようやく気がつくことができて……その上で、自分達を助けてくれた人達やステージを観に来てくれる人達と大きな括りで喜び合いたいなってなっていきましたね。人生はずっと個人プレーですけど、その中でもひとつ何か大きな輪でドーンと喜べるんだったら、その輪は大きいほうがいいっていうのをこの時くらいから思い始めたというか。

(鹿野)そこからもう1回這い上がってきて今は武道館で単独公演をできるまでのバンドになりました。1回メジャーとの契約が切れてからそこまで来れるバンドというのは稀有な存在で。何故それができたんだと思いますか?

(渋谷)確かに当時、いろんな人から無理だと言われましたね。ソニーという大きな会社に所属させてもらっていて、その大きい会社ですらダメだったバンドが、メジャーから落っこちたっていうレッテルだけでもう今後の活動はできないんじゃないの?っていうのはいろんな人から言われて。それに対する反骨心というのはありましたし、メラメラしてたと思います。無理に決まってる、前例がないっていうことは、すなわちチャンスだって。そういう感覚は、やってく上でのゾクゾク感にはなっていきましたね。

(鹿野)そういう負を正に変える気持ちっていうのは持ってたんですね。

(渋谷)ありました。これはもう根本的な人間性だと思うんですけど(笑)。ただ……当時は正直、ざまぁみろって言いたい気持ちも大きかったんですけど、今はもう違うんです。前はそうしないとメジャーにいた2年弱っていう時間が無駄になると思ってたんですよ。あの経験を単純な敗北にしないために、辛かった時期であったり支えてくれた人の気持ちまで無駄にするようなことはやっちゃいけないなって思って。その時期に自分が感じた想いやいろんな人がかけてくれた想いを無駄なものにしたくないっていう気持ちは、反骨心以上にあったかもしれないですね。

(鹿野)今の渋谷くんは、バンドで音楽をやることと、それでお金を稼ぐということを、どういうふうに捉えているんですか。

(渋谷)自分が音楽で食いたいは大前提あるとして、人に対して何かしたいなとか一緒に楽しくありたいなっていうのは凄く思っていて。自分達が音楽をやることによって、俺が歌うことによって、自分の好きな人達が潤うってすげぇことだなっていうのは思ったんですよ。でもその人達の幸せとお金っていうのは、やっぱり切っても切り離せないものだと思ってて……自分にとって涙が出るほど嬉しい気持ちを死ぬほど辛かった時期に覚えられたっていうのは凄く大きかったんですけど、親切にしてくれる人の気持ちや一緒にいてくれる人の気持ちってお金以上の財産だと思うからこそ、切っても切り離せないお金っていうものは、自分が彼らに返せるもののひとつのわかりやすい数値だなと思っているというか。自分達に想いをくれた分、これを上手いこと返していきたいっていうのは凄く強く思ってることなのかもしれませんね。

(鹿野)凄く伝わりました。そういう時期を経て今はバンドとしていい状況の中にいて。このままずっとやっていけるんじゃないかなみたいな気持ちは今は持ってますか?

(渋谷)音楽を続けていく上で安心感のようなものは少しもないですね。若い頃に抱いていた不安とか抽象的なそわそわ感っていうのは、ある程度大人になったら消えていくのかなって思ってたんですけど、やっぱり少しも消えなくて。で、これを僕はなくしたくないなと思ってるんですよね。これをなくすこと、すなわち油断している状況だと思うので。肩肘張って生きるのがどうかっていうのは人によって違うと思うんですけど、僕はできるなら死ぬまで油断したくない。常に何かに対して張りつめていたり、常に何かに対して行動をしたいっていう、そういう生き方がきっと好きなんでしょうね。そういう意味で、今もまだずっと不安ですし、常に向上していきたいですし精進していきたいですね。

(鹿野)SUPER BEAVERの今後に関しては、どう考えていますか。

(渋谷)しっかりと自分達の根っこを根付かせること、その上で、しっかりと自分達はここにいるぞっていう居場所を提示することが大事だなと思っていて。明確に俺達がいる場所はここだから!っていうのを示したほうが、受け取ってくださる方も、その場所を目指して集まってきやすいんじゃないかと思うんですよ。だからいろんな場所に根を張るっていうことはしっかりやっていきたいなと思ってますね。自分達の原点であるライヴハウスに根っこを張り続けながら、その根っこをお茶の間にまで伸ばして行きたい、それができてこそナンボだと思うので。そうやって大きな根を張った上で、大きな木になりたい……そんなふうに思ってます。

(鹿野)ありがとうございます。
では最後に、今年は2年ぶりにVIVA LA ROCKへ出演していただきますが、SUPER BEAVERにとって音楽フェス、ロックフェスっていうのはどういうものだと考えていますか?

(渋谷)フェスは自分達にとってはご褒美みたいなものですね。スペシャルです。
なんだろうな……スピンオフな感じはしてます。

(鹿野)その意見は面白いですね。

(渋谷)たとえば体育祭であったり文化祭であったりとかは学校生活の中でスピンオフじゃないですか。それと同じ感覚かな。楽しいのは間違いなくて、凄く好きなのも間違いなくて、そこに懸けるエネルギーって自分達にとっても凄く大きいものですけど、活動の本道とはまた少し違う、特別なスピンオフ体験。ステージの規模感も含め、フェスという特別な場所を経験させていただくことが自分達のバンドにとって凄く大きな1日になるので、しっかりやりたいと思います。

【クレジット】
インタビュー:鹿野淳(MUSICA)

アーティストインタビュー第四弾は近日中に公開予定です!
お楽しみに!


【プロフィール】
SUPER BEAVER・ヴォーカル担当。
2005年、高校の先輩・後輩で結成された東京出身の4人組ロックバンド。
2009年にメジャー・デビューを果たしたのち、2014年にはインディーズへとフィールドを変え、[NOiD]からフルアルバムをリリース。3月の名古屋公演を皮切りに、現在「都会のラクダ”ホール&ライブハウスツアー”TOUR 2019~立ちと座りと、ラクダ放題~」ツアー実施中。


SUPER BEAVER オフィシャルHP
http://super-beaver.com/

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公開日:2019年04月23日

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