「ぼくらの未来に、近道を。」をミッションに、マイナビバイトと日本テレビがZ 世代向けに立ち上げた共創プロジェクト、Zエンタメアカデミー。
https://baito.mynavi.jp/contents/academy/
本記事は、#1「人気Tik Tokクリエイターのアシスタント体験」に協力いただく人気Tik Tokクリエイターのインタビューです。今回は『モテすぎて草、誘ってて森』でお馴染みの「なかねかな」さんと相方のゆでたまご安井さんのお二人に聞いた、バイトにまつわるエピソードをご紹介します。
アルバイトの経験について
~なかねかなさん~
アルバイトは何をされていましたか?
牛丼屋さんや居酒屋もやりましたし、美容室のアシスタントの、そのまたアシスタントのような仕事もしたことがありますね。
接客をされていたとお伺いしましたが、お客さんとのコミュニケーションの中で苦労したことなどはありますか?
一度注意されたことがあります。声が小さいお客さんの接客をした時に、「すみません、もう一回お願いします。」と言えばよかったんですが、めっちゃ大きい声で「え?」っていうのを2、3回言ってしまって。
後から「あれはやばいぞ。」と先輩に注意されましたね。お客様とのコミュニケーションは、日本では丁寧なことがいい文化だと思うので、後から納得しました。
そのような経験などからコミュニケーションが上達したのですか?
最初は注意されることが多かったんですが、例えば、注文を一つとるのにも「ご注文は何にいたしますか。」と言うというマニュアルがありそれで覚えました。特に電話対応が詳しくなった感じがします。電話って顔が見えないし、身振り手振りでは伝わらないので、より敬語をきれいに使う必要がありました。電話対応でそういう正しい敬語を学べたと思います。
バイトを通して、自分について何か気づけたことはありますか?
たくさんのバイトをしたことで、どんな仕事が向いているかを知ることができました。また、それと同じくらい、どんな仕事は自分には向いてないかがよくわかるようになりました。
現在の自分につながるようなエピソードがあれば教えてください。
今のポジションは、TikTokの動画がバズったことがきっかけでもありますが、コツコツ定期的に動画を出していたことが今の自分につながっています。とにかく続けること、やってみることがわたしには大事なことでした。やっていて楽しい思えることを仕事にしようと決めたことも、ここまで続けられた理由の一つ。不安定というデメリットよりも「好き」を選択したのは、いい選択だったと思っています。好きなことに関する研究、探究することが苦じゃないことが、今のポジションまでいくのにとても大切なことだったのではないかと思います。
あと、美容師さんに髪の扱いに関して色々知識をもらったので、現在の赤髪を上手にキープできています(笑)。
~ゆでたまご安井さん~
アルバイトは何をされていましたか?
建築関係、バーの接客、介護をしていました。
アルバイトを通して、自分について何か気づけたことはありますか?
いい意味で自分のできないことや向いていないことに気付かされました。そのおかげで今できるようになったこともたくさんあります。
学生時代はあまり気にしなかったんですけど、仕事になると要領が大事じゃないですか。自分の要領が悪いことに気づけました。勉強では気づかなかったです。頭はいいほうやと思ってたんですけど、仕事しだしたら全然動かれへんかったりして。
アルバイトをしている中で、どういう瞬間が好きでしたか?
新しいことや教えてもらったことをできるようになった時ですね。建築のバイトだったら、職人さんたちの色々な技術があるんですが、それがちょっとでも出来るようになったりしたらめっちゃ嬉しかった。
あとはやっぱり褒められた時じゃないですか。親方とか先輩に、「すごい、できるようになったやん!」って言われた時が嬉しかったですかね。
バイトの経験が今の自分や、未来につながったことはありますか?
どのバイトもそうですけど、コミュニケーションを取れないと仕事ってどうしても面白くならない気がしていて。人見知りなんですけど積極的に人と話せるようにはなったなと思います。
建築関係で働いていた時の親方とか先輩には、社会のことや常識をたくさん教えてもらいました。それが、今となって、とても自分の身になっていると思います。
僕、16歳から社会に出て、当時の親方にけちょんけちょんに怒られて「俺ってなんもできへんなー」って毎日泣いていました(笑)。でも、そのおかげで「自分が親方に勝てる部分ってなんやろ」って考えるようになって。色んなアイデア出してみたり、突拍子もないこと言ってみたりする様になりました。そもそも、ギターが弾けなければ特に取り柄もない僕を、相方が選んでくれているのは発想力みたいな部分だと思っていて。誰でも持ってそうで意外と持ってない部分を自分で見つけられたら、それ一個で他の全部賄えるのだと思っています。
現在の活動について
動画のネタはどういうところから発想を得ていますか?
なかねかな(以下文中で「な」):私たちの中では、実体験を全部歌にするっていうのは、一個の歌の作り方です。あとは、CM風の動画を作るときにも、いかに面白いものにするかということは考えています。
芸人さんと一緒だと思います。常におもろいことあったらネタメモに書いて、歌にできるものを選定して。それを歌にするみたいな方法ですね、いつも。
ほかの人の体験ではなく、自分の体験なのですね。
な:基本的には私らの体験談を自分ら目線でそのまま歌っているのが多いですね。
多分、みんな出会っているけれど忘れてるんですよね。メモしないと。めっちゃ真面目やから裏でメモして。
撮影しながら動画の方針が変わっていくことはありますか?
ゆでたまご安井(以下文中で「ゆ」):一応決まっているのですが、結構ひっくり返ったりします。
僕が決めてきたものを持ってきていても、かなちゃんに「こっちがいいね」と言われてそのほうがよさそうやなって思ったらそっちにするし、たまにそこで燃えるときもありますしね。お互いこっちのほうがいいって喧嘩する時もあるけど。
TikTokクリエイターになろうと思ったきっかけは?ゆ:言ったれ!
な:あんまり大きな声では言えないんですけど、人からの紹介ですね。
ゆ:僕ら人から紹介してもらって知り合ったんですよね。その紹介してくれた子が「ちょっと動画あげてみいや。かなちゃんは歌歌えるし、安井ギター弾けるし。」って。
3人ですべらない話をしていた時に、「かなちゃんのその話おもろいから、そのまま歌にしたらええやん!」と。
な:その場ですぐ2,30分で動画を撮って、それを投稿したのがきっかけ。きっかけはノリですね!
最初は趣味でやっていたと思うのですが、本腰をいれようとなったのはどのタイミングですか?
な:一本目がTwitterで200万回くらい再生されてバズったから、これはもうやろうってなったので、最初から「仕事」という感じではないけれど、最初から結構本腰入れてやっていました。逆に、その最初の一本目がバズらなかったら今もやってないです。絶対やってないです。一本で終わっていた。
ゆ:しかもその一本だけじゃなかったな。そのシリーズが続いてバズったので、やる気出たよな。
その当時、他にやりたいことはなかったのですか?
な:私は今も役者の活動をしていて、当時もずっと役者の活動をしていました。動画を始めたのは、ちょうどコロナの期間だったので、役者としての舞台が全部なくなっちゃったんですよ。だったら動画やろうとなったというのもあります。ずっと役者をやりたかったので、今も続けています。
ゆ:僕はもともと、かなちゃん以外の子とYouTubeをやっていたんです。でも音楽をやりたくて、「音楽やりたいなー。」と言っていたのですが、そこでたまたま「かなちゃんとやってみいや!」って言われて、8年ぶりくらいにギターを弾いて、そこからちょっとずつ練習しだしました。
10代の皆さんにひとこと
夢に向かって頑張る10代にひとことお願いします!
な:そんなに多くなくていいんですけど、貯金しといたほうがええ(笑)
ゆ:俺はもう、先のことはいったん置いといて、今できることを必死に、死ぬほど必死に頑張ってほしいなって思います。
な:いいこと言うね。あとご飯をいっぱい食べたほうがいい。10代は(笑)
ゆ:二度とない10代ですから。なかなか自分では気づけないかもしれないですけど、めいっぱい楽しんでいてほしいですね。
な:あと門限は守ったほうがいいですね。
ゆ:お前なんやねん!さっきからいいこと言おうとしてんのに(笑)
いかがでしたでしょうか。
3組のクリエイター協力のもと制作した動画や、アシスタント体験取り組みの様子は2022年12月22日OAの『ひまつぶ荘』番組内で紹介予定なので、ぜひチェックしてくださいね。
今後もZエンタメアカデミーでは、日本テレビで放送している番組を通して、今のエンタメ業界に欠かせない動画制作やSNS戦略、ドラマやバラエティといった番組制作などの裏側まで、エンタメのプロから直接学べる機会を定期的に提供していきます。
次回の募集もお楽しみ!
▼Zエンタメアカデミー 特設ページ
https://baito.mynavi.jp/contents/academy/
【プロフィール:なかねかな】
「なかねかな」と「ゆでたまご安井」の2人組クリエイター。安井が弾くギターを伴奏に、なかねかながオリジナルソング(ネタ系)を歌う。「モテすぎて草、誘ってて森」という動画がバズり、TikTok大賞2021を受賞。
・モテすぎて草、誘ってて森 https://vt.tiktok.com/ZSR5mNgD9/