この記事の要約
- スポーツジムバイトは、資格や特別な知識がなくてもできる
- スポーツジムバイトはトレーニングや機器の知識が身に付く
- スポーツジムバイトは、利用状況によってシフトの入り時間などが制限される
- スポーツジムバイトの面接では、運動経験や役立つスキルアピールが大切
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身体を動かすことが好きな人にとって、スポーツジムやフィットネスクラブはどのようなアルバイトなのか、興味があるのではないでしょうか。この記事ではスポーツジムで働きたいと考えるときの「初めての接客業だけど大丈夫?」「資格を持っていなくても働ける?」などの疑問を解消します。アルバイトを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
1.スポーツジム・フィットネスクラブの種類とは?
スポーツジムは、運営スタイルによっていくつか種類があります。施設の設備や取り扱っている機器によって種類が分けられるので、詳しく見ていきましょう。
複合型スポーツジム
複合型スポーツジムは、さまざまなスポーツができる施設です。トレーニング機器のあるフロアや、ヨガ・ピラティスなどを行うレッスンスタジオ、プールなどが併設されており、多種多様なニーズに応えられるスポーツジムといえるでしょう。
営業時間が定められていることが多く、深夜営業はあまりないようです。主にピークタイムは平日の夕方や土日祝などの休日となります。
機器特化型ジム
機器特化型ジムでは、チェストプレスやランニングマシンなどトレ-ニングに特化した機器が設置されている施設です。「筋力を重点的に強化したい」「筋肉量を増やしたい」といったニーズに応じたスポーツジムといえます。
最近では24時間営業も増えており、深夜はスタッフが常駐していない施設も多いです。そのため、アルバイトとして勤務する時間帯は日中から20時頃が一般的です。
2.スポーツジムバイトの仕事内容は?
スポーツジムバイトの仕事内容は、大きく分けると次の4つが挙げられます。
フロント業務
利用者の受付や案内、入退会の手続き、問い合わせの対応、見学者への施設説明などを行います。
特別な専門知識や資格がない人も働けるので、アルバイト未経験者でも始めやすいです。ただし、さまざまな設備や機器があるため、あらかじめ施設や運用のルールを理解しておく必要があるでしょう。
監視業務
利用者の安全を見守るため、プールやジムエリアで監視業務があります。フロント業務と兼任するケースもあるので、募集要項をよく確認しましょう。事故などの緊急事態には救助活動や応急処置が必要なため、入社後に研修が行われるケースもあります。
清掃業務
施設やトレーニング機器の清掃に加え、シャワールーム・更衣室の消毒作業なども行います。
スポーツジムは、たくさんの人が運動して汗を流す場所です。多数の人が利用するので、衛生面にも気を配らなくてはなりません。常に清潔な環境を維持するため、こまめに清掃を行います。
インストラクター・トレーナー
トレーニング方法や機器の使い方などを指導するのが、インストラクター・トレーナーの仕事です。一人ひとりに合った運動プランや食事の指導で、利用者の目標達成をサポートします。また、スキルなどがあれば、教室を受け持って複数の利用者にレッスンを行う場合もあるでしょう。
資格が必要なケースもありますが、アルバイトの場合は補助員のような立ち回りが多いため、未経験でも安心して働けます。
3.スポーツジムバイトの時給相場と勤務時間
実際にスポーツジムバイトをする場合、時給相場や勤務時間が気になる人も多いでしょう。それぞれ詳しく紹介します。
時給相場
マイナビバイトの求人データ統計では、2024年4月におけるスポーツジム・スパ・レジャー施設業界の全国平均時給は1,136円です。
店舗や地域によって時給は異なってきますので、応募前に確認してみてください。
参考:2024年4月度 アルバイト・パート平均時給レポート|マイナビキャリアサーチLab
勤務時間
スポーツジムバイトは、主にシフト制が採用されています。一般的には、勤務日数が週4日以上、1日に4時間以上を求められる傾向があります。スポーツジムでは、利用者の予約状況やインストラクターのスケジュールに応じてシフトを組まれていることがほとんどです。あらかじめ募集要項をよく確認し、面接の際にも希望シフトを伝えておきましょう。
4. スポーツジムバイトはきつい? 知っておきたいデメリット
スポーツジムバイトが「きつい」と言われる理由について、注意点を踏まえて解説します。
クレーム対応が発生することもある
スポーツジムは幅広い年齢層の利用者がいることから、求めているニーズもさまざまなのでクレームもあるでしょう。特に、平日の夜や休日など混雑する時間帯は、希望する機器でトレーニングできないこともあり、クレームを寄せられることもあるでしょう。
クレーム対応は落ち着いて対処することが大切です。対応や判断が難しい場合は社員に引き継ぐようにしましょう。
シフトの時間や日数に制限がある
スポーツジムは、営業時間や会員の利用状況によってシフトが変動します。そのため、ピークタイムや特定の日にちにしか入れないケースが発生するかもしれません。
希望する日にちや時間帯に入れない場合もあるので、自分のライフスタイルや学業とのバランスを考えてシフトを決めましょう。
自己都合での休みが取りづらい
インストラクター・トレーナーの場合、利用者の予約状況によってシフトが組まれることも多いでしょう。また、補助業務を担当するアルバイトも、インストラクターのシフトに合わせて勤務日が決められるため、自己都合や突発的な休みを取りづらくなるケースがあります。
ただし、ほかのスタッフによる代行などで対応が可能となることもあるので、どうしても休みが必要な場合は上司に相談してみましょう。
5. きついだけじゃない! スポーツジムバイトのメリット
次に、スポーツジムバイトをするメリットを見ていきましょう。
ジム設備を利用できるケースがある
施設によりますが、従業員向けに割引価格でトレーニング設備を利用できる場合があります。
機器などを利用するなかで、サービス内容の理解や接客対応の充実へとつなげる狙いがあり、身体を動かすことが好きな人にとっては絶好の福利厚生といえるでしょう。
コミュニケーション能力が鍛えられる
スポーツジムは接客がメインです。受付対応や案内、利用者の指導などコミュニケーションを取る機会がたくさんあります。
多種多様なお客さまと話す機会が多く、接客への対応力が鍛えられます。特にインストラクター・トレーナーは、指導に必要なコミュニケーションスキルを磨くことができるでしょう。
トレーニングの知識が得られる
スポーツジムバイトをすると、さまざまなトレーニングに関する知識に触れることができます。ダイエットやフィットネスに関する知識など自分の健康を意識するきっかけになるかもしれません。
最新機器の利用やトレーナーの指導・サポートを間近で見る機会を通じて経験値を得られ、キャリアアップにつながることもあるでしょう。
6. スポーツジムバイトに向いている人の特徴
スポーツジムバイトは、運動が好きな人にとってやりがいを感じられるでしょう。スポーツジムバイトに向いている人には、次のような人が挙げられます。
スポーツの経験や知識がある人
研修を受講すれば、インストラクターとして働ける場合もあります。更に、アルバイトから正社員の道に進む方法もあるので、経験や知識を生かしたい人やフィットネス業界に興味がある人は熱意を伝えてみてはいかがでしょうか。
身体を動かすことが好きな人
スポーツジムバイトは、指導やサポートのほかプールやフロアの監視も多いため、身体を動かすことが好きな人に向いているといえます。また、利用者と健康やフィットネスに関する共通の話題でコミュニケーションを取りやすく、運動が苦手という人も会話の中で知識を得ることもでき、学びながら楽しく働けるでしょう。
周りに気を配れる人
スポーツジムで働くうえで、安全に気を配ることも重要です。利用者やインストラクターが安全に施設を利用できるよう、機器の整備やメンテナンス、清掃作業は欠かせません。そのため、細かなところまで気を配れる人は重宝されるでしょう。
7. スポーツジムバイトの面接時の対策ポイント
スポーツジムのバイト面接を受ける際は、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。対策ポイントを紹介します。
面接時の服装
スポーツジムは、人と接することの多い場所なので、身だしなみに気を配ることが大切です。
服装に指定がない場合でもジャージは避けるようにして、清潔感のある服装で臨みましょう。また、アクセサリー類も控え、長い髪は束ねるなどして、さわやかな印象を心掛けるのが良いです。
服装に悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。
【バイト面接の服装マナー】春夏・秋冬の注意点や職種別のポイントを解説
面接時に伝える志望動機
身体を動かすことが好きな人や、人と接することが好きな人は面談時にもそのことを伝えましょう。インストラクターを目指したいという人も将来の夢や目標、実務経験を話すことで採用に近づくかもしれません。ここでは、志望動機の例文を紹介します。
【運動経験がある人】
「部活のトレーニングのために、ジムに通っていました。その際トレーナーの方に親身になっていただき、楽しくトレーニングを継続することができました。私も自分のスポーツ経験を生かして、利用者の目標をサポートしたりアドバイスしたりできるスタッフになりたいです。」
志望動機はエピソードの一貫性、信憑性が求められます。なぜスポーツジムでなければいけないのかを端的に説明するようにしましょう。
【運動経験がない人】
「最近、健康診断をきっかけに運動習慣や食生活に気を配り、トレーニングに関心を持つようになりました。スポーツやトレーニングの経験はないですが、大学時代に接客業のアルバイトをしていたので、コミュニケーション力を生かせます。充実した研修制度があると伺ったので、勉強しながら知識やスキルを身に付け、利用者の役に立ちたいです。」
もし、「一度もスポーツジムに入ったことがない」「雰囲気が気になる」という人は、面接前に見学をして雰囲気をチェックしてみてもいいかもしれません。
8. スポーツジムバイトに関するよくある質問
スポーツジムバイトに関するよくある質問をまとめました。
Q.スポーツジムのバイトは忙しい?
スポーツジムは仕事の前後に来店する人が多く、平日の朝や夕方に利用者が集中する傾向にあります。そのため、このようなピークの時間帯は忙しくなるでしょう。
一方、施設の立地にもよりますが、日中は閑散とすることもあります。受付対応やレッスンなどがない場合、手持ち無沙汰に感じる時間があるかもしれません。空いている時間帯は、機器のメンテナンスや会員情報の整理など、忙しい時間ではできない作業に取り組みましょう。
Q.フロント業務だけでも良い?
勤務形態については面接で希望を尋ねられることがあります。もしフロント業務のみを希望する場合は「フロント業務のみでお願いします」と伝えましょう。ただし、施設の説明や機器について質問されることも多いので、事前に研修でしっかり学び、不明点があれば社員や専門知識を持つトレーナーなどに引き継ぐのが良いです。
Q.資格を持っていなくても働ける?
インストラクター・トレーナーは、利用者にサポートや指導をするため、専門的な資格や知識を求められることがあります。社内研修を実施している施設も多くあるので、知識を身に付ければ資格を持っていなくても働ける場合があります。
9.スポーツジムバイトのメリット・デメリットを理解しよう
スポーツジムバイトは、希望のシフトに入れないことや休みが取りにくいなどのデメリットがありますが、さまざまな人と交流できたり運動やトレーニングなどの知識を身に付けたりできるというメリットも多いです。
これから資格を取りたい人や、コミュニケーションスキルを身に付けたい人にとっても魅力的なバイトなので、ぜひ自分に合う求人をマイナビバイトで探してみてはいかがでしょうか。