居酒屋バイトはどんな感じ?きつい?仕事内容・時給相場・向いている人の特徴を紹介 | マイナビバイトTIMES
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    居酒屋バイトはどんな感じ?きつい?仕事内容・時給相場・向いている人の特徴を紹介

この記事の要約

居酒屋バイトの仕事は、接客をメインで行う「キッチン」と調理がメインの「キッチン」があります。きついと言われることも多いですが、まかないが出る・時給が高めといった理由から大学生にもおすすめのバイトです。

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居酒屋バイトはしんどいと思われがちですが、接客マナーが身に付いたり、交友関係が広がったりと魅力的な面もあります。 本記事では居酒屋バイトの業務内容・時給相場・メリット・デメリットについて詳しく解説! 居酒屋バイトに向いている人の特徴も紹介しているので、参考にしてみてください。


1.居酒屋バイトの仕事内容

居酒屋バイト 仕事内容

居酒屋バイトの仕事は、主に次の2つにわけられます。 それぞれの業務内容を把握して、働いたときのイメージをつかんでおきましょう。

【ホール業務】

ホール業務のメインはお客さまと接することであり、居酒屋の顔となる重要な役割です。具体的には次の業務を担当します。

  • 席への案内
  • 料理・飲み物の注文受付
  • できあがった料理を提供
  • 食事後の会計
  • テーブルの片付け

ホール業務ではお客さまからの注文を正確にキッチンへ伝え、できあがった料理・ドリンクを席まで運びます。 その際、客席に空いているお皿やグラスがある場合は随時下げ、お客さまがお店で快適に過ごせるよう努めます。 食事後の会計は現金払いだけではなく、クレジットカードやQRコード払いなど、決済方法が複雑化しているので、スムーズに対応しましょう。混雑時はお客さまの案内や料理提供の優先順位を決めて効率良くこなす必要があり、他のスタッフとの連携が求められます。

【キッチン業務】

キッチン業務では、注文されたオーダーを調理して提供します。接客する機会は少ないですが、料理の味はお店の評判に直接影響するため重要な役割です。具体的には以下の業務を担当します。

  • 皿洗い
  • 食材の仕込み
  • 調理

料理の提供スピードはキッチン業務に依存するため、優先順位をつけて効率良く仕事をこなす必要があります。

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2.居酒屋バイトの時給相場

居酒屋バイト 時給相場

マイナビバイトの求人データ統計では、2024年12月における居酒屋を含む飲食・フード業界の全国平均時給は1,154円です。

店舗や地域によって時給は異なりますが、応募先の時給が時給の相場と比べて大きく差がないか、応募前に確認してみてください。 22時以降の深夜帯に勤務すると、労働基準法にもとづいて時給が25%割増されるため、時給1,000円なら22時以降は時給1,250円で働けます。

効率的に稼ぎたい場合には、深夜まで営業している居酒屋でバイトすることをおすすめします。 ただし、労働基準法第61条にもとづいて、18歳未満の未成年者は22時以降の勤務ができないので注意しましょう。

参考:2024年12月度 アルバイト・パート平均時給レポート|マイナビキャリアサーチLab
参考:アルバイトで18時から23時まで働いています。深夜は割増になるということを聞きました。どういう事でしょうか。|厚生労働省
参考:高校生のみなさんへ アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント|厚生労働省


3.居酒屋バイトの勤務時間

居酒屋バイト 勤務時間

居酒屋バイトはシフト制で、一回の勤務時間は3~4時間程度から募集されている傾向にあります。

居酒屋は基本的にお酒を提供する場であるため、お店によって異なりますが、一般的に18時〜翌朝3時ごろまで営業しています。 一方で、近年は感染症の影響もあり、深夜12時ごろまでに閉店する居酒屋もありますので、応募前に営業時間を確認してみてください。 開店準備や閉店後の片付けを考慮すると、営業時間の前後1時間の中で勤務することになります。 また、ランチを提供している場合は、夜間に加えて午前11時から14時ごろの時間帯に営業している居酒屋もあり、昼間に勤務できる場合もあるでしょう。


4.居酒屋バイトがきついと言われる理由5つ|メニューを覚えるのは難しい?

居酒屋バイト きついと言われる 理由

居酒屋バイトがきついと言われるのは、次の5つの理由があります。

1.体力的な負担がかかる

居酒屋バイトは立ち仕事が中心で、重い荷物を運ぶ必要もあるため、慣れないうちは体力を消耗するかもしれません。 営業時間中は特に忙しく、注文や配膳で絶え間なく動き続ける必要があります。 洗い物をしたり布巾をしぼったりといった水仕事では、手が荒れてしまうこともあるでしょう。 ただ、業務に慣れてくれば体力的な負担は少しずつ軽減されていくため、過度な心配は不要です。

2.ピーク時は忙しい

居酒屋が混みあう平日の時間帯は19時〜21時ごろであり、業務が忙しくなることがあります。 特に週末は混雑し、ラストオーダーの時間帯まで注文が殺到することもあるでしょう。 ピーク時は注文が集中するため、ホールもキッチンも仕事量が増え、効率的に業務をこなすことが大切です。 またランチを提供している居酒屋では、11時半〜13時ごろまで混みあう可能性があります。 お店の場所や時期によってピーク時間は左右されるので、気になる居酒屋がある場合は一度訪れてみるのがおすすめです。

3.酔っているお客さまへの対応が大変な場合がある

居酒屋はお酒を提供する場であり、酔っている一部のお客さまがスタッフに絡んできたり、理不尽なクレームを入れられたりするおそれもあるでしょう。 場合によってはプライベートな質問をされたり、連絡先を聞かれたりすることがあります。 最初はうまくかわせずに精神的な苦痛を感じるかもしれませんが、対人スキルを磨くことによって徐々に対応できるようになります。 自分では対応しきれない場合には、先輩スタッフへ対応をお願いしましょう。

4.料理やお酒のメニューが多いと覚えるのが難しい

居酒屋は料理やお酒の種類が多く、はじめのうちはメニューを覚えるのが大変だと思う人もいるでしょう。 料理やお酒の具体的な内容を把握していないと、お客さまからの質問にうまく答えられず、不信感を抱かれる原因にもなります。メニューに関して分からないことがあれば、先輩や上司に質問しながら、業務をこなしていくことが大切です。

5.片付けや掃除が大変

食事後のテーブルが汚れていたり、床に残飯が散らかっていたりするときには、片付け・清掃を負担に感じることもあるでしょう。 掃除の中で大変な業務の一つは、泥酔による嘔吐の掃除です。 嘔吐で床やテーブルが汚れてしまうと、マスク・手袋・漂白剤などを用意して適切に処置する必要があります。嘔吐をできるだけ防ぐためには、気分の悪そうなお客さまがいないか、客席を意識しながら仕事をする必要があります。 片付けや掃除は、居酒屋バイトの勤務を重ねると慣れて負担を感じにくくなっていくため、過度な心配は不要でしょう。


5.居酒屋バイトのメリット5つ

居酒屋バイト メリット 5つ

居酒屋バイトのメリットは次の5つです。

1.接客マナーが身に付く

居酒屋バイトのホール業務ではお客さまと接する機会があるため、接客マナーが自然と身に付きます。 居酒屋には年齢・性別・職種などさまざまなお客さまが訪れるので、それぞれにあった接客が必要になるからです。 敬語の使い方やお客さまに対する言葉遣いについては、先輩や上司から学べるでしょう。 お客さまの反応を見ながら接客の仕方を改善することで、自身の接客スキルが向上します。 状況や相手に応じた対応力は、将来社会に出たときにもきっと役立つはずです。

バイトに関する正しい敬語の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>>正しい敬語の使い方とは?尊敬語・謙譲語・丁寧語を一覧表で紹介

2.まかないが食べられる

居酒屋によってはまかないが出て、社割価格や無料で居酒屋料理を食べられます。 お店のメニューにない料理を食べられることもあります。 特にひとり暮らしをしている学生なら、食費が浮くのは魅力的なポイントでしょう。 一食分の食費を500円とすると、週3日の勤務で1カ月あたり6,000円の食費が浮く計算になります。 まかないの有無や費用は居酒屋ごとに異なるため、気になる方は面接のときに確認しておきましょう。

3.交友関係が広がる

居酒屋バイトでは、他のスタッフやお客さまと仲良くなれる可能性があります。 業務をこなす上で、他のスタッフと密なコミュニケーションや連携が必要になるため、スタッフ間の絆は強くなりやすいです。 プライベートでスタッフ同士でのイベントなどが企画されるケースもあり、職場仲間から遊び仲間・友達と更に関係が深まることもあるでしょう。居酒屋バイトは、仲間と楽しく働きたいと思っている人にぴったりな職種と言えます。

4.経験値が上がる

飲食業界に就職を希望するようになったり、もっと腕を磨いて自店を持ちたいと言う夢を抱いたり、職業として意識するきっかけになります。 またお客さまにはさまざまな肩書の方が来店するため、人脈が広がることもあるでしょう。

5.メンタルが強くなる

ミスをすれば先輩に叱責されることもあります。 お客さまから不本意な文句やクレームを言われることもあるかもしれません。 そんな辛いことを堪えることで、自然と精神的に強くなり、社会人として働くときには自分の財産になるでしょう。

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6.【体験談】居酒屋バイトってどんな感じ? | 良かったこと・きつかったこと

居酒屋バイト 体験談

では、居酒屋バイトは実際に働いてみてどうなのでしょうか。 学生時代に居酒屋バイトをしたことがある3名に良かったこと、苦労したことについて聞いてみました!

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【良かったこと】キッチン担当で調理スキルがアップ!

私は主にキッチンを担当していたため、調理スキルが身に着きました。

それまでは野菜炒めや焼きそばといった簡単なメニューしか作れませんでしたが、経験を積んでいくうちに、少し手の込んだおつまみや肉料理、鍋料理など幅広いジャンルの料理を作れるようになり、なにより料理への苦手意識がなくなりました。 社会人になっても楽しく自炊できていますが、それは居酒屋でのバイト経験があったからこそだと思っています。

【きつかったこと】繁忙期の営業が大変!

繁忙日の営業です。 金曜夜や近くでイベントがあった日の夜はいつもよりもお客さまが多く、長時間に渡ってオーダーが流れてくるため、休む暇もありませんでした。 ただ、一心不乱に料理を作り続けると自分でもびっくりするくらいの集中力が発揮されるときがあり、気づいたらラストオーダーが終わっていた……なんてこともありました。 社会人になると何かに追い込まれるという局面が必ず訪れると思うので、そのための練習としてはいい経験だったなとあらためて感じます。

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【良かったこと】マルチタスクを管理する力が身に付く

大学1年生から4年間同じ店舗で働き、ホールとドリンク、キッチンすべてのポジションを任せてもらいました。 アルバイトをはじめて半年間は店長や先輩、他のアルバイトスタッフのフォローなしでは仕事をこなせませんでしたが、親身に教えて頂いたおかげで、1年経った頃には忙しい時間帯もひとりで対応できるようになりました。 仕事をするうえでの優先度のつけ方やその大切さを肌で感じることができ、非常に貴重でかけがえのない4年間です。

【きつかったこと】シフトの調整が難しい

僕の働いていた居酒屋のアルバイトスタッフは全員大学生だったので、テスト期間やプライベートの予定等、シフトが足りないこともありました。 ただ、アルバイトスタッフ同士で出勤時間をずらすなどして調整したり、他の店舗からヘルプで勤務してくれたりするなど柔軟にシフトを調整していました。 どうしてもシフトが足りない場面もありましたが、その日を乗り越えたときの達成感はいつも以上にあり、アルバイトスタッフ同士の団結力や仲の良さの源でもあった気がします。

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【良かったこと】まかないがあるから節約になった

大学生のときに、複数の居酒屋でホールのバイトをしました。 良かったことは、やっぱりまかないですかね。 学生なのでお金がなくてなかなか外食ができなかったのですが、美味しいピザやパスタ、肉料理を昼から格安で食べられたのが良かったです。 時々、メニューになる前の試作段階の料理を食べられたりもしましたね。 もちろん、コミュニケーション能力も身に着いたとは思うのですが、学生同士の付き合いや教材の購入などでお金が全然なかったのですごく助かりました!

【きつかったこと】覚えることが多く学業との両立が厳しかった

就活のためにコミュニケーション力を身につけたくて居酒屋バイトをはじめました。 しかし、料理名や料理の説明、席の場所など覚えることが多いうえに、忙しい店舗だったので、注意を受けることが多かったです。 大学が終わった後に働いていたのも結構大変でしたね。 自分はいろいろな人と接するような仕事は向いていないと分かったので、就活でも外部の人とあまり関わらない仕事を選んで受けました。 進路の決定に役立ったので、今では居酒屋バイトをやって良かったと思ってます。


7.居酒屋バイトが向いている人の特徴|高校生にはきつい?

居酒屋バイト 向いている人 特徴

居酒屋バイトが向いている人の特徴は以下のとおりです。

【身体を動かすのが好き】

居酒屋バイトは立ち仕事が多く、勤務時間内は動き回っているため、身体を動かすことが好きな人に向いています。 ホールスタッフではお客さまを案内したり、ドリンクや料理を提供したりと臨機応変な素早い対応が求められますし、キッチンスタッフも素早い調理作業が求められます。長時間の立ち仕事に抵抗がなく、むしろ活発に動くことを楽しめる人には、居酒屋バイトはぴったりでしょう。

【人と接するのが好き】

居酒屋バイトは他のスタッフやお客さまなど、人と関わる職種であり、人と接するのが好きな人に向いています。 ホールスタッフはお客さまの案内や注文受付、料理の提供など人と関わる機会が多くあります。 キッチンスタッフも他のスタッフとの連携が必要になるため、コミュニケーション能力が求められるでしょう。 人と接することが好きであり、お客さまやバイト仲間とコミュニケーションを自然に取れるイメージがある方に、居酒屋バイトはおすすめの職種です。

【社会で役立つスキルを身につけたい】

居酒屋バイトでは接客マナーやコミュニケーション、チームワークなど、社会で役立つスキルが身に付きます。 お客さまへの丁寧な対応やマナーの習得は、将来就職したときに生かせる重要なスキルとなるでしょう。 また、バイト仲間とコミュニケーションを円滑にとる能力や、状況に応じて臨機応変に対応する能力も養われます。 居酒屋バイトは上記のような能力を実践的に幅広く習得できるので、社会で役立つスキルを身につけたい人におすすめです。


8.居酒屋バイトについてよくある質問

居酒屋バイト よくある質問

居酒屋バイトに関するよくある疑問とその回答を紹介します。

Q.居酒屋バイトは初心者には難しいですか?

居酒屋バイトは初心者には難しいイメージがあるかもしれませんが、初心者にもおすすめのバイトです。 チェーン店なら接客や調理のマニュアルが整備されており、レジやオーダーのシステム化が進んでいる場合も多いため、初心者でも心配なくはじめられるでしょう。 最初のうちはメニューを覚えるのが大変なこともありますが、業務に慣れてくると自然と覚えられます。

Q.個人経営の居酒屋バイトはきついって本当ですか?

個人経営の居酒屋のバイトはきついときもありますが、常にきついわけではありません。 人手が足りないときや、イレギュラーな対応が必要な場合には、きついと感じることもあるでしょう。 ただ、個人経営の居酒屋はマニュアルが堅苦しくなかったり、店員の意見が反映されやすかったりするなどの特徴があります。 アットホームな雰囲気のある個人居酒屋なら、人間関係に困らずに働けるでしょう。 雰囲気はお店によって異なるので、バイト先として気になる居酒屋がある場合は、働く前に一度訪れてみるのがおすすめです。

Q.高校生でも居酒屋バイトはできますか?

居酒屋バイトは高校生でも働きやすい職種です。 高校生によっては「居酒屋バイトはきつい」と思う方がいるかもしれませんが、社会勉強ができたり交友関係が広がったりといったメリットがあります。 ただ、高校生は労働基準法にもとづいて、22時までしか働けない点に注意しましょう。


9.居酒屋バイトが自分に向いているかしっかり見極めよう

本記事では居酒屋バイトについて、業務内容・時給自由の相場・メリット・デメリットについて詳しく解説しました。 居酒屋バイトは社会人としてのマナーが身に付いたり、交友関係が広がったりといった、メリットがある職種です。 一方で、立ち仕事が多いことや、ピーク時が忙しいといったデメリットには注意してください。 人と関わることが好きな人や、身体を動かすことが好きな人なら居酒屋バイトで楽しく働けるでしょう。 居酒屋バイトを検討するなら、求人が豊富なマイナビバイトで探すのがおすすめです。 「扶養内勤務」「まかないあり」などのこだわり条件でしぼりこみ、自分に合う居酒屋バイトを探してみてください。

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