映画館バイトはきつい?業務内容・時給相場・向いている人の特徴を紹介 | マイナビバイトTIMES

「映画館バイトってきつい?」「映画館バイトは具体的に何する仕事なの?」と気になる人も多いはず。 映画館バイトの業務内容はチケット販売や館内清掃など、多岐にわたります。 映画好きには魅力的な仕事に思えますが、時期によっては忙しく、人によって向き不向きがあるでしょう。 本記事では映画館バイトの業務内容時給の相場メリット・デメリット向いている人の特徴について解説します。 映画館バイトが自分に合っているか判断するための参考にしてみてください。


1.映画館バイトの主な業務5つ

映画館バイト 業務内容 5つ

映画館バイトの業務は主に5つ。各業務内容で求められるスキルも含めて、順番に解説していきます。

【フロント業務】

フロントは映画館の顔となるポジションで、主に次の業務を担当します。

  • チケット販売
  • 館内インフォメーション
  • 会員入会の案内

以前まではチケット販売がメイン業務でしたが、自動券売機の導入や、ネットでのチケット購入が主流となりつつあり、対人でのチケット販売をしない映画館が増えています。 フロント業務ではお客さまからの質問や要望に対して適切に対応しなければならないため、映画館についての総合的な知識が求められるでしょう。

【フロア業務】

映画館バイトでのフロア業務には、主に次の4つがあります。

  • チケット確認
  • 会場のアナウンス
  • 観客の誘導
  • 劇場内の温度チェック

業務内容自体はそれほど難しくありませんが、映画館全体を見渡してするべきことを適切に判断する重要なポジションです。 映画館の規模によっては上映されている作品が多いため、上映開始前のアナウンスや退場時の誘導など、お客さまが快適に映画を鑑賞できるよう状況に応じて対応します。 自分の業務が落ち着いていても他のスタッフが忙しい場合は手伝うなど、臨機応変な対応が求められるでしょう。

【館内清掃】

フロアや観覧後のスクリーンを清掃します。 観覧後のスクリーン清掃では、座席や床を清掃し残っているゴミを回収して、きれいな状態にしていきます。 場合によっては、上映後から次の上映まで15分程度しかないこともあり、素早い対応が必要になるでしょう。 他のスタッフと連携を取りながら、効率よく仕事を進めることが大切です。

【フード・ドリンク・グッズの販売】

フード・ドリンク・グッズ販売は「コンセッション」と呼ばれ、主に次の業務を行います。

  • フード・ドリンクの作成
  • レジ操作による販売
  • フード・グッズの在庫管理

一般的にフードに関しては、ポップコーンやチュロスなど、すでに調理されている商品をメインで扱います。 近年は自動精算のレジを導入している映画館もあるため、スムーズに会計業務を行えるでしょう。 映画の上映前は、ポップコーンやドリンクを急いで買いたいお客さまも訪れるため、迅速な対応が求められます。土日や人気作品の上映期間中には行列ができることもあるでしょう。 映画館によっては上映中の作品に合わせて限定商品の入れ替わりが激しく、覚えることが多い点も特徴です。

【映写】

劇場の上部にある映写室から映画を投影する仕事です。 昔はフィルムで投影しており、フィルムの装填や映写機の調整などを行う必要があったため、映写担当者は専任で対応していました。 しかし、現在はほとんどの映画館でデジタル上映が主流となり、一般的に上映開始前の準備だけでフィルムに関する作業は行いません。 フロア業務と兼任で行われるケースもあります。


2.映画館バイトの時給相場

映画館バイト 時給 相場

映画館バイトの時給は地域によって異なり、都心は他の地域と比べて若干時給が高い傾向にあります。

  • 都心:1,100~1,400円ほど
  • 地方:950~1,200円ほど

遅い時間まで営業している映画館であれば、22時以降の勤務で時給が25%割増されるため、効率的に稼ぎたい人は勤務時間に22時以降を含めるのも一つの手です。 ただし、労働基準法第61条にもとづいて、18歳未満の方は22時以降の勤務ができないため注意しましょう。

参考:アルバイトで18時から23時まで働いています。深夜は割増になるということを聞きました。どういう事でしょうか。|厚生労働省
参考:高校生のみなさんへ アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント|厚生労働省


3.映画館バイトの勤務時間帯

映画館バイト 勤務時間帯

映画館の営業時間に合わせ、基本的に8時~24時の時間帯が勤務時間になります。 4〜7時間を1日の勤務時間として求人が募集されている場合が多く、 土日祝日や人気の作品が上映している繁忙期のタイミングでは、8時間程度の勤務を求められるケースもあるでしょう。

幅広い時間帯でシフトに入れるため、学生や主婦(夫)など多くの方が活躍できるバイトと言えます。


4.映画館バイトのメリット3つ

映画館バイト メリット

映画館バイトのメリットとして、次の3つがあげられます。 

1.最新の映画情報をキャッチできる

映画館に通う頻度が高くなるため、映画の情報に自然と詳しくなるでしょう。 上映作品の予告編やポスターを目にする機会もあるため、最新の情報をイチ早くキャッチできます。

2.社割で映画をお得に鑑賞できる

福利厚生として映画を社割価格や無料で鑑賞できる場合があります。 バイト先によっては、家族や友達も対象になるケースもあるようです。 また、映像に不備がないかチェックするために、公開前の映画を鑑賞することもあります。 映画館によって福利厚生の内容は異なりますが、映画好きにとっては魅力的に感じるでしょう。

3.映画好きのバイト仲間に出会える

映画館バイトは映画が好きな人が集まりやすいため、映画好きの仲間ができやすいでしょう。 好きな映画ジャンルが一緒なら、休憩時間中に好きな映画の話題で盛り上がれたり、プライベートでも交流できたりするかもしれません。


5.映画館バイトがきついと言われる理由|覚えることが多い?

映画館バイト きつい 理由

映画館のバイトがきついと言われる主な理由は、以下のとおりです。

映画館によっては覚えることが多い

フロアや清掃、フロントなど幅広い業務を担当するため、覚えることが多くてきついと感じる場合もあるでしょう。 ただ、映画館によっては業務内容が固定されている場合や、スムーズに業務をこなせるように研修期間が設けられているケースがあります。 自分が担当する業務内容について気になる場合は、求人票を確認したり、面接時に質問したりするのがおすすめです。

立ち仕事が多い

映画館バイトで行うフロント・フロア・販売の業務は、いずれも立ち仕事がメインです。 フード・ドリンク・グッズ販売のポジションは、立ちっぱなしでの業務となるため、足が疲れやすいでしょう。 清掃業務では全身を使う作業が多くなり、体力的な負担も大きくなります。

立ち仕事に苦手意識がある方は、映画館バイト以外の求人への応募も検討してみてください。

>>>【体験談あり】座ってできるバイト10選|おすすめ職種や仕事内容を紹介

休日や人気作品の公開期間は特に忙しい

映画館バイトは土日祝日や長期休暇のタイミングなど、特定の期間にお客さまが集中します。 人気の作品が公開されるタイミングはお客さまが増える傾向にあり、フロア業務・販売業務・清掃業務など忙しくなるでしょう。 なかでも繁忙期のスクリーン清掃は、上映後から次の上映まで15分程度しか時間がないこともあり、他のスタッフとうまく連携して臨機応変に対応する必要があります。 繁忙期はスタッフの人数も増やしているケースもありますが、スピード感のある対応が求められるでしょう。


6.映画館バイトに向いている人の特徴|大学生・高校生・主婦(夫)は受かりにくい?

映画館バイト 向いている人 特徴

映画館バイトに向いている人の特徴を紹介します。

  • 映画が好きな人
  • 人と関わるのが好きな人
  • 臨機応変に対応できる人

映画館バイトは映画の情報に触れる機会があるため、映画が好きな人なら楽しく働けるでしょう。 業務内容には接客対応もあり、他のスタッフとの連携が不可欠なので、人とのコミュニケーションを取るのが好きな人に向いていると言えます。 また、映画の上映スケジュールはあらかじめ決まっているため、それに合わせて臨機応変に対応できる人が求められるでしょう。

一般的に映画館の営業時間は朝8時~24時なので、大学生・高校生は授業の終了後や休日、主婦(夫)は平日の昼間など、自分の予定に合った時間帯で働けます。 ただし、高校生が22時以降に働くことは労働基準法で禁止されているため、注意が必要です。 映画館によっては高校生不可の場合もあるため、求人の募集内容を確認するようにしましょう。

>>>高校生におすすめのバイト11選|平均時給ランキング・注意点も


7.映画館バイトでよくある質問

映画館バイト よくある質問

映画館バイトに関するよくある疑問とその回答を4つ紹介します。

Q.髪色自由の映画館バイトはありますか?

映画館バイトの業務には接客サービスが含まれ、清潔感のある印象が大切であるため、バイト先によっては髪色が制限されているケースもあります。 インナーカラーのように一部分のみ色が異なる髪色についても、指摘されないとは言えません。映画館によって髪色への対応は異なるため、髪色について気になる方は面接時に確認しましょう。

>>>髪色自由で人気のアルバイト・職種は? 注意点も解説

Q.髪形などの身だしなみについて制限はありますか?

映画館バイトは業務内容に飲食物の取り扱いが含まれるため、髪型などの身だしなみについて制限されているケースがあります。 身だしなみの制限に関する代表例は、以下のとおりです。

  • 髪が長い場合はヘアゴムでまとめる
  • ピアスは外す
  • ネイルは薄めの色にする

身だしなみの制限も映画館によって異なるため、気になる場合は面接の際に聞いてみましょう。

Q.映画館のバイトは楽すぎるって聞いたんですけど本当ですか?

映画館のバイトは時期や時間帯によってはお客さまが少なく、楽だと言われることがあります。 具体的には、次の時間帯ならそれほど忙しいと感じることなく働けることもあるでしょう。

  • 深夜帯
  • 平日の昼間
  • 人気の作品の非上映時

ただ、上記の時間帯・タイミングでも忙しくなることはあり、一概に楽であるとは言えないため、注意が必要です。

Q.映画館のバイトは映画が好きじゃないと受かりにくいですか?

映画館バイトをするにあたって、必ずしも映画好きである必要はありません。 映画に詳しくなくても、接客スキルや判断能力があれば十分に採用される可能性はあります。 ただ、面接時に「映画はよく観るのか」「好きな映画は何か」と聞かれることもあるでしょう。 映画館バイトの面接時には、自分の好きなジャンルや作品に加え、自分のスキルをアピールできるよう準備しておくことが大切です。


8.映画館バイトのメリット・デメリットを理解しよう

最新の映画情報をキャッチできたり、映画を社割で楽しめたりと、映画好きにとってはとても魅力的な職種です。 一方で、立ち仕事が多いことや、土日などの繁忙期が忙しいといったデメリットがあることも覚えておきましょう。 業務内容や自分の向き不向きを理解した上で、映画館バイトが自分に向いているか判断してみてください。 映画館バイトを探すならマイナビバイトがおすすめです。 勤務地・時給・こだわりの条件で絞り込み、自分にぴったりな映画館バイトを探してみてくださいね。

映画館のお仕事を探す

公開日:2024年05月08日

TOP