「バイト敬語」についてわかりやすく解説！間違えやすい敬語とは？【バイト用語集】

バイト敬語とは？

バイト敬語とは、アルバイトやパートが使う独特な敬語遣いのことです。「マニュアル敬語」「ファミコン敬語」といわれる場合もあります。

バイトが間違えやすい敬語と言い換え例を5つ紹介します。以下をご覧ください。

「よろしかったでしょうか？」は過去形の表現となっているためふさわしくありません、。「よろしいでしょうか？」や「いかがでしょうか？」など、現在進行形に直すのが適切でしょう。

言い換え例

△ご注文は、以上でよろしかったでしょうか？
〇ご注文は、以上でよろしいでしょうか？

△こちらの商品でよろしかったでしょうか？
〇こちらの商品はいかがでしょうか？

「いたす」は「する」の謙譲語であるため、尊敬語の「なさる」を含めた「どちらになさいますか？」や「いかがなさいますか？」を使うようにしましょう。

言い換え例

△どちらにいたしますか？
〇どちらになさいますか？
〇いかがなさいますか？

会計時によく使う言葉ですが、「から」は時間や場所などの起点を指す場合に使われる言葉です。会計時は「○○円、お預かりいたします」や「○○円をお預かりいたします」を使うほうが適切といえます。

言い換え例

△　○○円からお預かりいたします。
〇　○○円、お預かりいたします。
〇　○○円をお預かりいたします。

「○○になります。」は変化を伴う場合に使用する言葉のため、飲食店での料理提供時や、物販店での商品確認時に使うのはふさわしくありません。「こちらは○○でございます。」や「○○をお持ちいたしました。」などの言葉を使うようにしましょう。

言い換え例

△（飲食店で）こちらはカフェオレになります。
〇こちらはカフェオレでございます。
〇カフェオレをお持ちいたしました。

△（アパレル店で）こちらはMサイズになります。
〇こちらはMサイズでございます。

「頂戴する」という言葉は、物をもらうときに使用する謙譲語です。単に名前を聞く場合は、「お名前をうかがってもよろしいでしょうか？」と言い換えられると良いでしょう。

言い換え例

△お名前を頂戴できますか？
〇お名前をうかがってもよろしいでしょうか？