正社員登用の意味

正社員登用とは、アルバイトやパートをはじめとした非正規雇用労働者の雇用形態を正社員に転換する制度のことです。非正規雇用労働者として一定期間働いた人が、会社ごとに定められた正社員登用試験に合格したり、上司から推薦を受けたりすることによって、正社員として登用されます。
ちなみに正社員登用の「登用」の読み方は「とよう」と間違われやすいですが、正しい読み方は「とうよう」になります。
正社員登用されやすい人の特徴
一般的に正社員に登用されやすい人には、次のような特徴があります。
コミュニケーション能力が高い
アルバイトよりも職務範囲が広い正社員には、上司や同僚と情報を共有したり、アルバイトスタッフの就業状況を把握したりするなど、他者との連携が求められます。そのため、他の人と協力して、良好な関係をつくれるようなコミュニケーション能力の高い人のほうが、登用されやすいでしょう。
長く働き続ける意思がある
企業側は、将来的なリーダーや管理職の育成を視野に入れて、正社員に教育研修や、資格取得のサポートを行います。したがって、当然ですが長く働き続ける意思がある人を登用する傾向があります。
専門的なスキルがある
どの企業も、優秀な人材を長期的に確保したいと考えています。そのため、SEやデザイナーなど、専門的な職種で実務経験を積んできた人や、教員免許や調理師免許を持っている人など、希望する業種とマッチする専門スキルを持っている人は、正社員へ登用される可能性が高まります。
最終的には企業の判断となりますが、正社員登用のある職場で働くと、自身のキャリアアップや将来の選択肢を広げられるかもしれません。アルバイトやパートに応募する際に、正社員登用制度の有無もあわせて確認してみると良いでしょう。