変形労働時間制とは?
変形労働時間制とは、一定期間の労働時間を繁忙期や閑散期に応じて調整する制度のことです。厚生労働省では、“業務の繁閑や特殊性に応じて、労使が工夫しながら労働時間の配分等を行い、これによって全体としての労働時間の短縮を図ろうとするもの”と定められています。
フレックスタイム制との違いについて
フレックスタイム制との違いについて解説します。以下をご覧ください。
フレックスタイム制 | 変形労働時間制 | |
概要 | 労働時間を労働者自身が決められる制度 | 一定期間の労働時間を繁忙期や閑散期に応じて調整する制度 |
労働時間 | 従業員が自由に設定 | 企業側が繁忙期や閑散期に応じて設定 |
適用期間 | 3カ月以内 | 1週間 1カ月 1年 |
コアタイム | あり | なし |
フレックスタイム制の場合、従業員が日ごとの労働時間を自由に決められますが、変形労働時間制では、企業側が繁忙期や閑散期に応じて決めることとなっています。
また、フレックスタイム制にはコアタイム(必ず勤務しなければならない時間帯)が設定されていますが、変形労働時間制には設定されていません。
以下の記事では、変形労働時間制も関連する「労働条件の確認方法」について詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
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