「御社」と「貴社」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
1.御社と貴社の違い
定義 | |
御社 | 話し言葉で使う(面接・電話など) |
貴社 | 書き言葉で使う(メール・書類など) |
「御社(おんしゃ)」と「貴社(きしゃ)」は、どちらも相手の会社を指す敬語ですが、使い方に違いがあります。
御社は面接や電話などの話し言葉で使われる単語です。一方、貴社は書き言葉で用いられる単語であり、メールや履歴書などで相手の会社を指す際に使用されます。
2.御社と貴社の正しい使い方|例文付き
御社と貴社の正しい使い方を、例文を交えて紹介します。
【御社を使う際の例文】
「(面接にて)カフェでのアルバイト経験を活かし、御社でも接客業に取り組みたいと考えております」
【貴社を使う際の例文】
「(メールにて)この度、貴社のアルバイト求人に応募させていただきたく、ご連絡差し上げました。」
話し言葉は「御社」、書き言葉は「貴社」と覚えましょう。
3.【理解度チェック】正しいのは「御社・貴社」どっち?
御社と貴社の違いを理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)履歴書の志望動機に「〇〇のパーパスに関心を持った」と書いた
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正解は「貴社」です。履歴書に記載するのは書き言葉のため、貴社がふさわしいでしょう。
(2)電話で「〇〇の採用ご担当者さまはいらっしゃいますか。」と尋ねた
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正解は「御社」です。電話など相手と直接会話をするシーンでは御社を使います。