「企業」と「会社」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
1. 企業と会社の違い
定義 | |
企業 | 営利活動を行う個人・団体・組織全般のこと |
会社 | 会社法に基づいて設立された営利を目的とした法人のこと |
「企業」は営利活動を行う個人・団体・組織全般。「会社」は営利を目的に設立された法人のことです。企業の中には法人も含まれているため、会社は企業の一種であるといえます。
2. 企業と会社の正しい使い方|例文付き
企業と会社の正しい使い方を例文と合わせて紹介します。以下をご覧ください。
【企業を使う際の例文】
「スタートアップ企業が次々と革新的なビジネスモデルを創出している。」
【会社を使う際の例文】
「会社設立5周年を祝して、記念イベントを実施した。」
営利活動を行う組織全般を指す場合は「企業」、特定の法人を指す場合は「会社」が適切となります。
3.【理解度チェック】正しいのは「企業・会社」どっち?
企業と会社の違いを理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)〇〇の業績が好調であるため、今期の配当金が増加した。
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正解は「会社」です。“配当金”というキーワードが特定の法人での出来事を指しているため、会社が適切となります。
(2)中小〇〇の支援策として、行政は様々な施策を打ち出している。
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正解は「企業」です。営利活動を行う組織全般を指す場合は、企業が適切となります。