「問題」と「課題」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
1. 問題と課題の違い
定義 | |
問題 | 解決すべき障害 |
課題 | 問題解決に必要な取り組み |
「問題」は最終的に解決すべき障害を意味しており、「課題」はその問題を解決するために必要な取り組みのことです。つまり、「問題」があってはじめて「課題」が設定されます。
2. 問題と課題の正しい使い方|例文付き
問題と課題の正しい使い方を、レストランバイトを例にあげて紹介します。
【問題を使う際の例文】
「うちのレストランはデザートの注文数が少ないのが問題だ。」
【課題を使う際の例文】
「デザートの注文数を増やすという課題を設定し、セットメニューにデザートを追加した。」
解決すべき障害が「問題」、問題を解決するために必要な取り組みが「課題」と覚えましょう。
3.【理解度チェック】正しいのは「問題・課題」どっち?
問題と課題の違いを理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)私の〇〇は、毎日15分歩いているのに体重が減らないことだ。
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正解は「問題」です。「毎日歩いているのに体重が減らない」は解決すべき障害に該当します。
(2)体重を減らすという〇〇のもと、日々の食生活を見直すことにした。
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正解は「課題」です。「食生活の見直し」は、「毎日歩いているのに体重が減らない」という問題を解決するための取り組みに該当します。