「辞任」と「退任」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
1. 辞任と退任の違い
定義 | |
辞任 | 自分の意思により職を辞めること |
退任 | 任期満了により職を辞めること |
「辞任」と「退任」は共に、役職を持つ人が辞める際に使用されますが、内容によって使われ方が異なります。
「辞任」は、自分の意思で職を辞めることです。個人的な理由などから、予定よりも早く役職を辞める場合に使用されます。
一方で「退任」は、任期満了を迎えたことにより、職を辞することを指しています。
2. 辞任と退任の正しい使い方|例文付き
辞任と退任の正しい使い方を、例文を交えて紹介します。
【辞任を使う際の例文】
「大統領が突然辞任を発表したことは、直近で最も話題を呼んだニュースといえるだろう。」
【退任を使う際の例文】
「本日をもって退任するA社長を祝って、花束が贈呈された。」
任期の途中で自分から辞める時は「辞任」。任期が満了したことで辞める時は「退任」と覚えておきましょう。
3.【理解度チェック】正しいのは「辞任・退任」どっち?
辞任と退任の違いを理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)私が所属するチームのA監督は、任期満了に伴い〇〇することとなった。
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正解は「退任」です。「任期満了」という言葉が含まれているため、退任が最適になります。
(2)A監督から、チームの成績不振を理由に、〇〇したいという申し出があった。
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正解は「辞任」です。「~したい」と自分の意思によって辞めることを示しているため、辞任が最適になります。