「内定」と「内々定」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
内定と内々定の違い
定義 | |
内定 | 企業が正式な採用を約束するもの |
内々定 | 企業が採用の意思を示すもの |
どちらも企業が求職者に対して採用の意思を示すものですが、法的な拘束力やタイミングに違いがあります。
内定は企業が正式な採用を約束することです。正式な労働契約であり、承諾すると契約が成立し、内定通知書などの書面が交付されます。
一方内々定は企業が採用の意思を示すものです。正式な労働契約ではないため、取り消される可能性があります。一般的に口頭やメールで伝えられることが多いでしょう。
内定と内々定の正しい使い方|例文付き
内定と内々定の正しい使い方を、例文を交えて紹介します。
【内定を使う際の例文】
「10月1日に正式に内定の通知書を頂き、再度入社の意思を伝えました。」
【内々定を使う際の例文】
「第一志望の企業からメールで内々定の連絡を頂きましたが、他社の選考も続けています。」
企業が正式に書面で「あなたを採用します」と通知することを「内定」、企業が口頭やメールで「あなたを採用したいです」と意思を伝えることを「内々定」と覚えておくと安心です。
【理解度チェック】正しいのは「内定・内々定」どっち?
内定と内々定の違いを理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)〇〇先から入社前研修の案内が来ました。
クリックして答えを見る
正解は「内定」です。企業が正式な採用を約束することを内定といいます。
(2)第一志望の企業から電話で〇〇の連絡がありました。
クリックして答えを見る
正解は「内々定」です。企業が採用の意思を示すことを内々定といいます。