「おざなり」と「なおざり」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
おざなりとなおざりの違い
定義 | |
おざなり | いい加減に物事を済ませること |
なおざり | 何もせずに放っておくこと |
「おざなり」と「なおざり」は、どちらもいい加減な態度を表す言葉として使われますが、意味する状態に違いがあります。
「おざなり」は、いい加減に物事を済ませることです。形だけ整えて、真剣さや丁寧さに欠けた状態を表す際に使われます。
一方、「なおざり」は、何もせずに放っておくことです。放置したり、無視したりする状態を表す場合に使われます。
おざなりとなおざりの正しい使い方|例文付き
おざなりとなおざりの正しい使い方を、例文を交えて紹介します。
【おざなりを使う際の例文】
「宿題をおざなりに済ませていたら、先生に注意された。」
【なおざりを使う際の例文】
「健康診断の結果をなおざりにしていたら、数値が悪化していた。」
いい加減でも何かをしている状態を表す際は「おざなり」、何もしない状態を表す際は「なおざり」と覚えておくと安心です。
【理解度チェック】正しいのは「おざなり・なおざり」どっち?
おざなりとなおざりの違いを理解できたかどうか、以下のクイズで確かめてみてください。
(1)植木の水やりを〇〇〇〇にしていたせいで枯れてしまった。
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正解は「なおざり」です。文脈から水やりをきちんとしていない様子が読み取れるため、なおざりが最適となります。
(2)仕事を〇〇〇〇に済ませていたら、ミスが多くなっていた。
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正解は「おざなり」です。仕事はしているものの、ミスが多く真剣さに欠けているため、おざなりが最適となります。