「対処」と「対応」の違いについて、例文を交えながらわかりやすく解説します。ビジネスシーンで使い分けられるよう、違いをしっかり把握しておきましょう。
対処と対応の違い
定義 | |
対処 | 問題や困難に応じて適切な処置をとること |
対応 | 相手や状況に応じて行動をとること |
「対処」と「対応」はどちらも状況に合わせて行動することを指しますが、意味や使われる場面が異なります。
「対処」は、問題や困難に応じて適切な処置をとることです。すでに起きている問題や課題に対してどう処理するかという行動に焦点を当てています。
一方で「対応」は、相手や状況に応じて行動をとることです。相手や状況に応じることに焦点を当てており、広い意味で使われます。
対処と対応の正しい使い方|例文付き
対処と対応の正しい使い方を、例文を交えて紹介します。
【対処を使う際の例文】
「予期せぬトラブルに対処するためのマニュアルを作成しました。」
【対応を使う際の例文】
「顧客からの問い合わせに丁寧な対応を心掛けた。」
主にトラブルや課題に関しては「対処」、相手からの要求や状況に応じる場合は「対応」を使用すると覚えておくと安心です。
【理解度チェック】正しいのは「対処・対応」どっち?
対処と対応の違いを理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)システム障害に〇〇するため、緊急メンテナンスを行いました。
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正解は「対処」です。問題や困難に応じて適切な処理をすることを対処といいます。
(2)急な予定変更にも柔軟に〇〇できるように準備しておきます。
クリックして答えを見る
正解は「対応」です。相手や状況に応じて行動をとることを対応といいます。