アルバイトの現場では、業界によってさまざまな専門用語や隠語が飛び交います。今回は、飲食バイトで使われる「バッシング」の意味や使い方をわかりやすく解説。飲食店でアルバイトをしている方や、これから始めようとしている方はぜひチェックしてみてください。
「バッシング」とは?飲食業界での意味
意味 | |
バッシング | 空いた食器やグラスを片付けたり、テーブルを清掃したりすること |
飲食業界における「バッシング」とは、お客さまの空いた食器やグラスを下げたり、退店後のテーブルを片付けたりする作業のことです。
なかでも、お客さまが食事中の場合でも空いた皿などを下げる作業は「中間バッシング(プレバッシング)」と呼ばれ、レストランや居酒屋など回転率が重要な店舗では重要な業務の一つとされています。
「バッシング」を使った会話例
続いて、「バッシング」を使った実際の会話例を紹介します。主にホールスタッフ同士のコミュニケーションで使われる機会が多いでしょう。
【バッシングを使った会話例】
「ドリンク提供のついでに3卓のバッシングお願いね。」「手が空いたら中間バッシングする癖をつけよう!」
バッシングは単なる作業ではなく、お客さまの満足度に関わる重要な業務です。実践経験を積み重ねることで、状況判断力や隅々まで気を配る力が磨かれるでしょう。
覚えておきたい「バッシング」のコツ
最後に、実践で使える「バッシング」のコツを見ていきましょう。特に素早い判断力が求められる「中間バッシング」では、以下のポイントを意識すると対応しやすくなります。
【中間バッシングのコツ】
- 下げてほしそうなサインを出している
- 追加オーダーと同時に行う
- 頼まれやすいものは優先的に
- 曖昧な場合は丁寧な声かけで確認する
例えば、「食べ終えた食器を重ねている」「お皿をテーブルの端に寄せている」などは、食器を下げてほしいというサインといえるため、バッシングOKと判断できます。
また、追加オーダーを取る際や料理の提供と合わせてバッシングするのも◎。その際、居酒屋であればグラスのように複数回頼まれやすいものから下げるのがポイントです。
お店の混雑状況により「早めに片づけたいけど、バッシングして良いか分からない…」という場合でも、「お済みのお皿がございましたらお下げいたします」と丁寧に確認するのがベター。お客さまに配慮したコミュニケーションが大切です。