アルバイトの現場では、業界によってさまざまな専門用語や隠語が飛び交います。今回は、飲食バイトで使われる「おあいそ」の意味や使い方をわかりやすく解説。飲食店でアルバイトをしている方や、これから始めようとしている方はぜひチェックしてみてください。
「おあいそ」の本来の意味
意味 | |
おあいそ | (店側が客に対して使う)飲食店での支払いのこと |
「おあいそ」は、漢字では「お愛想」と書き、もともとはお店側がお客さまに対して使う言葉です。
「本日は来店いただきありがとうございました。愛想がなく申し訳ありませんが、支払いをお願いいたします」という意味があり、本来は客側がお店に対して使うと失礼にあたるとされています。
「おあいそ」の言い換え例
現代では「お会計をすること」そのものを指す場合が多く、客側が店員に対して「おあいそお願いします」という場面も少なくありません。会話上では通じますが、本来の意味を理解したうえで、より適切な言葉を選ぶのが好ましいでしょう。
ここでは「おあいそ」の言い換え例を紹介します。
【おあいその言い換え例】
客側:「ごちそうさまでした。そろそろお会計(お勘定)をお願いできますか?」店側:「本日はご来店いただきありがとうございました。お会計はレジにて承ります」
なお、「お会計」と「お勘定」についてはどちらも支払いを意味する言葉ですが、「お勘定」のほうがやや砕けた表現と言えます。アルバイトとして接客をする際は「お会計」を使うのが無難です。
【理解度チェック】正しいのはどれ?
「おあいそ」について理解できたかどうか、以下のクイズにチャレンジして確かめてみてください。
(1)「おあいそ」は本来〇〇が使う言葉である
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正解は「店側」です。おあいそは店側がお客さまに対してへりくだって使います。
(2)接客では「おあいそ」よりも〇〇に言い換えたほうが無難
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正解は「お会計」です。「お勘定」はやや砕けた表現のため、接客にはお会計が適しています。