アルバイトを始めるタイミングや時期は、人それぞれで異なります。場合によっては、後から入ってきたアルバイトが年上の人ということもあるでしょう。
その場合、年上の後輩に対してどのように接していくべきなのでしょうか。
本記事では、年上の後輩に対する上手な指示の出し方などについて解説していきます。
1.後から入ってきた年上の後輩にはタメ口で良い?
結論、敬語を使うことをおすすめします。
敬語を使うメリットとしては以下が考えられます。
- 言葉遣いでのトラブルを防げる
- 相手に敬意を示せる
- 職場内の秩序維持につながる
相手との関係性などによっては、タメ口でも良いという状況もあるかもしれません。
とはいえ、年下からタメ口で話されることを嫌がる人もいるでしょう。場合によっては、言葉遣いの問題で従業員間のトラブルが発生するということも考えられます。
それらを防ぐためにも、一定の関係性を築けるまでは敬語を話すようにしましょう。
また、職場の関係者に敬語を使うことは、相手への敬意や職場内の秩序維持も期待できます。
2.上手な指示の出し方4選!
年上の後輩に対する上手な指示の出し方について解説します。以下をご覧ください。
謙虚さを持って接する
自分が先輩という立場であっても、謙虚さを持って接することが大切です。
そうすることで、相手に誠意が伝わり、次第に信頼が築かれていくでしょう。
相手との関係が良好なものになれば、その他の仕事もスムーズに進むことが期待できます。
「いいな」と思う部分を認めてあげる
「○○さんだと上手にできるからお願いしたい」「○○さんだからお願いしたい」などと、自分が相手に対して「いいな」と思う部分を認めてあげることが大切です。
一番やってはいけないことは、自分のほうが先輩だからと「○○しろ!」などと命令形による指示の出し方。
この言い方は、相手にいやな思いをさせてしまう場合がありますから、注意しましょう。
相手の意見をしっかりと聞く
しっかりと相手の耳を傾け意見を聞くことが大切です。
時には、年上の後輩から「もっと○○したほうがいいんじゃないか」などの意見が出てくることもあります。
その場合、「いや、○○だから」「こういう決まりだから」「昔からこうすると決まっている」などと、最初から聞く耳を持たないことは、後々トラブルにもつながりかねません。
それらを起さないためにも、まずはしっかりと相手の意見を聞くことをおすすめします。
また、意見を反映させることが難しい場合は、その旨をしっかりと伝えて、相手に理解してもらえるように努めてみましょう。
間違っていることは指摘する
相手が間違った行動をしていた場合は、毅然とした態度で相手の間違っている部分を注意しましょう。
相手が年上だと、注意することをためらう場合もあるかもしれません。
その際は「このやり方は○○なので、こうすればよくなりますよ」などと、相手の人格を注意するのではなく、やり方と結果を注意することで、相手が年上だとしても伝えやすくなります。
また、具体的な解決策を教えてあげるのも効果的ですから、意識してみてください。
3.まとめ
指示を出す際にお互いに誤解を生まないためにも、日ごろからコミュニケーションを意識的に取るようにしましょう。
そういった取り組みを重ねていくことで、年上年下に関係なく良好な職場環境が作れるはずです。