飲食店やアパレル、コンビニなど、アルバイトを多く雇っているほとんどの職場にはアルバイトリーダーと呼ばれる人がいます。アルバイトをまとめる立場にあり、更にはアルバイトと社員との間に入る中間管理職のようなポジションです。ここでは、他のアルバイトでは得ることができないメリットもたくさんある、アルバイトリーダーについて紹介します。
1.アルバイトリーダーの仕事内容
アルバイトリーダーの仕事は、飲食店であればホールやキッチン、コンビニであればレジ打ちや品出しなどの基本的な仕事をこなすことはもちろん、アルバイトの教育や仕事内容の指示・管理を行います。店舗によってはシフトの調整、店の開店・閉店準備、売上金の管理を行うこともあります。時間帯によっては店の責任者になる場合もあります。また、アルバイトからの相談を聞いたり、現場の意見を社員に伝えるなどの役割もあります。アルバイトリーダーは自分の仕事をしながら、現場が円滑に回る環境作りを担っているのです。
2.どんな人がアルバイトリーダーになれるの?
アルバイトリーダーの選出の仕方は職場によって異なります。勤続年数の長い人がリーダーに選出されたり、社員から指名されたりする場合もあります。また、お店や会社独自の試験やそれによって仕事の理解度などを表すランク制度を設け、リーダーにふさわしいランクを得ることでアルバイトリーダーになることもあります。単純に仕事が早く正確なだけではリーダーになれません。自分の仕事をしっかりとこなすことができるのはもちろん、普段の勤務態度や他のアルバイトとのコミュニケーション力、細かなことに気が付くなど、人から信用され、認められる人物であることが望ましいのです。
3.アルバイトリーダーにはこんなメリットが!
他のアルバイトと違い、圧倒的に仕事量が増えるのでアルバイトリーダーは大変です。しかし、アルバイトリーダーは誰でもなれるものではありません。ましてや店のマネジメントや人の教育などは、なかなか体験できないことです。そういった経験が、就職活動時の面接などで自分をアピールする武器になったり、アルバイト先に「そのまま社員にならないか」と声をかけられる可能性もあります。また、経験値のみならずアルバイトリーダーになると時給にも反映されます。店によって上がり幅はさまざまですが、通常のアルバイトの時給に比べ高めに設定されることが多いです。
4.社員との違い
時間帯によっては店の責任者にもなるアルバイトリーダーですが、それはあくまでも一時的なものであり、何か問題が起こった際の最終的な責任や判断は社員が行います。アルバイトリーダーは、アルバイトのトップではありますが、決して社員ではありません。「自分が何でも決めて良い」と勘違いをしてはいけません。自分たちでは判断ができないものは、すぐに社員に報告するようにしましょう。