この記事の要約
- バイト先から不在着信が入っていた場合は早めに折り返す
- 当日中に折り返しできなかった場合は遅くても翌日午前中には電話する
- 折り返しの電話をする場合忙しい時間帯は避ける
目次
- 1. バイト先から不在着信が残っていた場合の折り返しトーク例
- 2. 留守番電話が残っていた場合
- 3. バイト応募先に折り返し電話をする際の注意点
- 4. 困ったときの折り返し電話対応例
- 5. バイト応募先から電話の折り返しがこない場合の対処法
- 6. バイト応募先への折り返し電話に関するよくある質問
- Q.電話に出られず1週間が経った。どう対応する?
- Q.電話に出られなかった際、折り返しメールは送る?
- Q.電話に出られなかった際、翌日に折り返しても良い?
- Q.電話に2回以上出られなかったら不採用になる?
- Q.電話は夜に折り返しても良い?
- Q.電話を折り返す際の例文・言い方は?
- 7. 折り返し電話は丁寧に対応しよう
面接日程の相談や合否の連絡など、バイト応募先からかかってきた電話に出られなかった場合は、すぐに折り返しましょう。この記事では、折り返し電話のマナーと押さえるべきポイントを紹介します。具体的な例文や折り返す時間帯なども参考にして、焦らずに電話をかけるための準備をしましょう。
1. バイト先から不在着信が残っていた場合の折り返しトーク例
応募先から不在着信があったときの対応と、折り返し電話をかけた場合のトーク例を紹介します。
折り返し電話をかけるのがマナー
着信履歴に気づいたら、できるだけ早めに折り返しの電話をします。電話がつながったら、まずは自分から名乗り、採用担当者に代わってもらうようにお願いしましょう。担当者に代わってもらったら、あらためて名乗り、そのあとに電話に出られなかったことへのおわびの言葉を伝えます。
【トーク例】
「お忙しいところ失礼いたします。わたくしアルバイトに応募をしております○○と申します。△日の○時ごろ、ご連絡をいただいたのですが、採用ご担当者さまはいらっしゃいますか。」
(担当者に代わったら)
「お忙しいところ失礼します。○時ごろ、お電話いただきました○○と申します。先ほどは電話に出ることができず申し訳ありませんでした。」
担当者がすぐに出た場合
最初に電話を受けた人が採用担当者のこともあります。「採用ご担当者さまはいらっしゃいますか」という問いかけに「はい、私です」などと言われたら、以下のように伝えましょう。
【トーク例】
「こちらのアルバイトに応募した者ですが、さきほどお電話をいただいたようなので、折り返しのお電話をさせていただきました」
担当者が不在時の場合
担当者が不在だった場合は、必ずこちらからかけ直す旨を伝え、都合の良い時間帯を確認するようにしましょう。
【トーク例】
「では、またあらためてお電話させていただきます。ご担当者さまのご都合の良い時間帯はお分かりでしょうか。」
「終日出ております」「直帰の予定です」など、その日は戻らない予定であれば「それでは明日あらためてご連絡いたします」と伝え、翌日もう一度連絡しましょう。
もしも、採用担当者からあらためて電話すると言われた場合は相手側にしたがってもOKです。
【トーク例】
「承知いたしました。では、恐れ入りますが、○○(自分の名字)から電話があったことをお伝えいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。」
いずれの場合も、担当者が不在だったときは、質問や長い会話は控えて速やかに電話を終えましょう。
2. 留守番電話が残っていた場合
留守番電話にメッセージが入っていた場合は、必ず内容を確認してからかけ直しましょう。
電話をかけ直すというメッセージが残っていたとき
「またあらためてかけ直します」というようなメッセージだったとしても、こちらからかけ直すのが社会人としてのマナーです。また、すでに先方の要件が伝えられていて、かけ直しの必要がなさそうな場合でも、お礼の電話をするようにしましょう。
【トーク例】
「お忙しいところ失礼いたします。アルバイトに応募をした○○と申します。採用ご担当の○○さまはいらっしゃいますか。」(担当者に代わってもらったら)
「アルバイトに応募した○○と申します。先程はお電話をいただきありがとうございます。メッセージを確認しました。○日の△時に○○(場所)ですね。どうぞよろしくお願いいたします。」
折り返し電話を希望するメッセージが残っていたとき
忙しい時間帯を避け、できるだけ速やかに折り返しの電話をしましょう。留守番電話のメッセージに「面接日時について相談があります」や「いつから勤務ができますか」など、自分への質問が入っている場合もあります。折り返しの電話をする前に質問に答えられるようきちんと準備しておきましょう。準備が完了したら、上記のように対応します。
3. バイト応募先に折り返し電話をする際の注意点
バイト先からの不在着信に気付いたら、慌てずに以下のポイントを押さえてから折り返し電話をかけましょう。
(1)始業直後、昼休憩、夜の時間帯は避ける
基本的には、その会社や店舗の営業時間内にかけるのがマナーです。しかし、始業直後は開店準備や朝礼などでバタつくことが多いので避けたほうが良いでしょう。
また、一般的な昼休憩にあたる正午〜13時に連絡するのも良くありません。その他、飲食店のランチ・ディナータイムなど、職場によって忙しいと予想される時間は避けましょう。忙しい時間に電話をかけてしまうと相手に迷惑がかかるため、連絡するタイミングには十分注意が必要です。
夜になって不在着信に気付いた場合には、バイト先の営業時間を確認し、営業時間外の場合は翌日かけるようにしましょう。
(2)電話が繋がりやすくて静かな場所を選ぶ
相手の状況を気にするだけでなく、通話環境を整えておくことも大切です。教室や駅、飲食店など、人の多い場所は雑音が混じり、相手に声が伝わりにくくなってしまいます。また、周囲がうるさいと聞き間違える可能性も高まるので、なるべく静かで電波の良いところからかけるのが良いでしょう。
(3)メモやペン、スケジュールを準備する
電話をかける前には必ずメモとペンを用意しましょう。面接日時や初回の出勤日、自分が向かう場所などの情報を忘れないようにしっかりと記録しておく必要があります。その際、書き留めた内容を確認することも大切です。誤った情報を控えてしまうと、メモをしても意味がありません。最後に必ず復唱して、必要事項を確認しましょう。
スケジュール帳やカレンダーを用意しておくのもおすすめです。自身のスケジュールが確認できるため、「面接日に他の予定を入れていたのを忘れてた!」といったダブルブッキングを防止できます。
(4)折り返しが土日になる場合は営業しているか確認する
バイト先への折り返しが土日祝日になる場合は、営業しているか確認してから電話をかけましょう。翌日が土日祝日の場合はバイト先が休みの可能性も高いので、ホームページを確認して営業しているかチェックしましょう。営業していない場合は、週明け月曜日の午前中に折り返しすると良いです。
(5)折り返しの電話に出ない場合は半日程度空けてかけ直す
バイト先から不在着信が入っていて折り返したものの、相手が電話に出ない場合は半日程度空けてかけ直しましょう。相手の仕事が忙しい・他の対応をしているといった理由で折り返しの電話に出れない可能性があります。 短い時間に何度も電話をかけると急かしているような印象を与えてしまいます。半日程度待ってみて、折り返しがなければ再度電話をするのがおすすめです。
また、折り返し電話する際は、5〜7コールで切るようにしましょう。コール数が短すぎると相手が出る前に切れてしまう、長すぎると失礼にあたります。5〜7コールかけて出なかった場合はいったん切って再度折り返し電話が来るのを待ちましょう。
4. 困ったときの折り返し電話対応例
電車などで通話できないとき
応募先から電話があったとき、たまたま電車やバスといった公共の場にいるため通話ができないときや、相手の声が聞き取りにくいような騒がしい場所にいることがあるでしょう。その場合は、聞き間違いでのトラブルを防ぐために、状況を知らせて折り返しの電話をする旨を伝えましょう。
【トーク例】
「申し訳ございません。ただいま電車内にいて通話ができないため、○分後におかけ直ししてもよろしいでしょうか。」
電車やバスなど、通話が困難な場所で電話に出ると、慌ててしまう原因に。あらかじめ留守番電話に切り替えておくことが、失礼な対応を防げる対策の一つです。
予定が確認できないとき
外出中に応募先から電話が入ったとき、確かな予定を確認できないこともあります。聞き間違いのトラブルを防ぐために、折り返したほうが賢明です。
【トーク例】
「申し訳ございません。ただいま外出しておりまして、スケジュールが確認できません。○○時ごろ、おかけ直ししてもよろしいでしょうか。」
相手の声が小さくて聞き取りにくいとき
【トーク例】
「申し訳ありません。お電話が少し遠いようなのですが、もう一度お話いただけますか。」
留守番電話のメッセージがよく聞き取れず先方の名前や要件が分からなかったとき
【トーク例】
「お忙しいところ失礼いたします。わたくしアルバイトに応募しております○○(名前)と申します。先ほどお電話をいただいたようなのですが、出ることができませんでした。おそらく採用ご担当者さまかと思うのですが、どなたかお分かりでしょうか。」(担当者に代わったら)
「先ほどお電話いただいた○○と申します。メッセージをいただいたのですが、少しお電話が遠く聞き取れませんでした。大変恐れ入りますが、もう一度お話いただけないでしょうか。」
授業中や移動中など、電話に出られない状況は誰にでもあります。大切なのは、なるべく早くかけ直すことです。また、応募先の電話番号を登録しておくことも大事。どこからの電話なのかが分かり、電話に出る前に気持ちの準備ができスムーズな電話応対ができます。
5. バイト応募先から電話の折り返しがこない場合の対処法
バイト応募先から電話の折り返しがこない場合の対処法は、以下のとおりです。
連絡期限を確認する
バイト応募先から電話の折り返しがこない場合は、まず連絡期限を確認しましょう。応募時の電話やメールで「3営業日以内に連絡します」「1週間以内に連絡します」 と伝えられている場合があります。応募人数が多く選考に時間がかかる可能性もあるので、折り返しの電話をする場合は期限を過ぎてからにしましょう。
迷惑メールを確認する
バイト応募先から電話の折り返しがないと思っていても、メールが来ているケースがあります。迷惑メールフォルダに入っていて気づいていない 可能性もあるので、一度チェックしてみましょう。メールが来ているにも関わらず気づかずにバイト先へ電話をかけてしまうと、確認不足というマイナス印象を与える可能性があります。 まずは、迷惑メールも含めて遡って、連絡が来ていないか確認しましょう。
期日の翌日にバイト先に電話する
伝えられていた期日になっても連絡がない場合は、翌日にバイト先へ電話しましょう。応募時に伝えた電話番号やメールアドレスが間違っていて、連絡できなかった可能性があります。 「もしかすると連絡先を間違えて伝えてしまっていたかと思い、ご連絡いたしました」と伝えて電話をかけてみましょう。
期日がない場合は1週間ほど待つ
応募時に折り返しの期日が設けられていない場合は、1週間ほどは待ちましょう。1週間過ぎても電話がこなかった場合は、こちらからかけてみましょう。「お忙しいところ申し訳ありませんが、選考状況をお伺いできればと思いご連絡いたしました」と伝えるのがおすすめです。
6.バイト応募先への折り返し電話に関するよくある質問
最後に、バイト応募先への折り返し電話に関するよくある質問について回答します。
Q.バイト応募先からの電話に出られず1週間が経ってしまった。どう対応すべき?
バイト応募先からの電話に出れないまま1週間が経ってしまった場合は、すぐに折り返しの電話をしましょう。基本的には当日中遅くても翌日には折り返すのが、社会人としてのマナーです。 万が一、電話に出れないまま1週間が経ってしまった場合は、バイト応募先に与える印象が悪くなり不採用になる可能性があります。しかし、折り返しをしないまま放置するのもマナー違反なので、遅くなってしまった理由を伝えて誠心誠意謝罪しましょう。
Q.バイト応募先からの電話に出られなかった際、折り返しメールは送るべき?
バイト応募先からの電話に出れなかった場合は、できるだけ早く電話で折り返すのがマナーです。しかし、すぐに電話ができない場合は、折り返しできない事情を伝えたうえで、電話する日時を記載したメールを送るのが良いでしょう。 すぐに電話を折り返せない場合に送るメールの例文を記載するので、参考にしてみてください。
【メール例文】
〇〇会社 採用担当〇〇さま先日アルバイトに応募いたしました〇〇と申します。
先ほどお電話をいただいたのですが、〇〇のため電話に出れず大変申し訳ありません。〇〇時以降でしたらいつでも電話対応できますので、こちらからあらためてお電話させていただいてもよろしいでしょうか?
お忙しいところお手数お掛けし申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
Q.バイト応募先からの電話に出られなかった際、翌日に折り返し電話をしても問題ない?
特別な事情があって当日中に折り返しできなかった場合は、翌日のなるべく早い時間に電話しましょう。 折り返すのが遅くなってしまうと、バイト応募先から再び電話が来る可能性があります。2回目の電話がかかって来る前に折り返したほうが、印象がよくなるでしょう。 バイト応募先からの電話に出れず当日中に折り返しできなかった場合は、翌日の午前中には電話しましょう。
Q.バイト応募先からの電話に2回以上出られなかった際は不採用になる?
バイト応募先からの電話に2回以上出れなかったからといって、必ず不採用になるわけではありません。しかし、印象が悪くなってしまうことが多いので、不採用になる可能性もあります。 バイト応募先からの電話に出れなかった場合は、すぐに折り返すようにしましょう。
Q.バイト応募先からの電話は夜に折り返しても良い?
一般的には、会社が営業している9時〜17時ごろまでに折り返すのが良いです。仮に17時以降に電話して繋がっても採用担当者が退社している可能性もあります。折り返しの時間が遅くなる場合は、翌日の朝に掛け直したほうが良いです。 居酒屋などは夜に営業していますが、接客対応で忙しい18時〜21時ごろは避けて電話しましょう。22時以降の深夜に折り返すのは失礼なので、18時までに電話するのがおすすめです。
Q.バイト応募先からの電話を折り返す際の例文・言い方は?
バイト応募先からの電話を折り返す際の例文・言い方を紹介します。
【トーク例】
「お忙しいところ失礼いたします。わたくしアルバイトに応募をしております○○と申します。△日の○時ごろ、ご連絡をいただいたのですが、採用ご担当者さまはいらっしゃいますか。」
最初に電話対応したほうが採用担当者だとは限らないので、いきなり要件を話し始めないようにしましょう。まずは採用担当者に繋いでほしい旨を伝えます。採用担当者に代わってもらったら、再度名乗って電話に出れなかった旨を謝罪します。
【トーク例】
「お忙しいところ失礼します。○時ごろ、お電話いただきました○○と申します。先ほどは電話に出ることができず申し訳ありませんでした。」
バイト応募先からの電話に出れなかったとしても、落ち着いて丁寧に対応することで相手への印象が良くなります。
7.折り返し電話は丁寧に対応しよう
担当の方と電話で話すのは緊張すると思いますが、明るくハキハキとした声を心掛けましょう。どうしても自信がない場合は、折り返しの電話をする前に話す内容や質問事項をメモしておくと良いでしょう。相手の都合を気にかけて、誠意を持って連絡すれば、きっとうまく連絡ができるはずです。