この記事の要約
- 家庭教師バイトの平均時給は高い傾向にある
- 家庭教師バイトは学業との両立がしやすく、大学生におすすめ
- 家庭教師バイトはプレッシャーを感じることもあるが、その分やりがいを実感できる
- 家庭教師バイトは学力に不安がある人でも働くことは可能
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大学生に人気の高い家庭教師のアルバイト。最近ではオンライン家庭教師の求人も増えており、ますますその人気が高まっているようです。家庭教師バイトは、一般的に高時給で稼ぎやすいイメージがあるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか。本記事では、家庭教師バイトの仕事内容や時給相場、メリット・デメリット、求人の探し方などを解説します。
1. 家庭教師バイトの仕事内容とは?
家庭教師バイトは、生徒の自宅を訪問して、学力向上をサポートする仕事です。最近では、オンラインで個別指導を行うこともあり、家庭によって形式は異なります。ここでは、家庭教師の仕事内容や時給相場、契約形態などを紹介します。
仕事内容
家庭教師バイトでは、生徒の学習状況や目標に応じた個別指導を行います。主な仕事内容は、学校の教科書や問題集の予習・復習サポート、志望校の過去問や模試を用いた受験対策などです。指導教科は国語・社会・数学・理科・英語の主要5教科に加え、生徒や保護者のニーズに応じて小論文の添削といった専門的な指導を行う場合もあります。なお、資料の事前準備などが業務の一部に含まれることもあります。
時給相場
下記は、マイナビバイトが調査したエリア別の家庭教師バイトの平均時給です。
エリア | 家庭教師バイトの平均時給 |
北海道・東北 | 1,694円 |
関東 | 1,757円 |
甲信越・北陸 | 1,691円 |
東海 | 1,698円 |
関西 | 1,716円 |
中国・四国 | 1,671円 |
九州・沖縄 | 1,740円 |
※2023年8月~2024年7月の1年間のエリア別平均時給
家庭教師バイトの平均時給は、全国的に1,700円前後に設定されています。指導実績や経験があれば、更に高時給が期待できるかもしれません。ただし、エリアごとに設定される時給は異なるので、実際に家庭教師バイトをする際に確認しましょう。
契約形態
家庭教師のバイトの契約形態は、「個人契約」と「業務委託契約」の2種類に分かれます。
個人契約は、講師本人と保護者が直接契約を結び、相談をして報酬を取り決める形態のことを指します。勤務時間も同様に相談のうえ決定するので、明確な目安はありませんが1回1時間から1時間半程度、月に数回程度のペースで働ける場合もあるようです。
一方で、業務委託契約は、講師本人が家庭教師派遣会社などと契約を結び、保護者との交渉はすべて派遣会社が行います。勤務時間は派遣会社によって異なりますが、シフト制を採用している場合も多く、「個人契約」と「業務委託契約」どちらも勤務時間に変わりはありません。
2. 家庭教師バイトが大学生におすすめの理由
家庭教師バイトは生徒の都合に合わせて、平日の夕方以降の時間帯や週末にシフトが組まれることが多いです。そのため、大学生にとっては授業やサークル活動後の時間を利用して働くことができる点が魅力といえます。
また、これまで学んできた知識や得意科目を生かしながら、専門的なアドバイスや指導ができるのもポイントの一つです。特に大学受験を控えた生徒の授業を受け持つ場合、自分の経験をもとに具体的な対策法をアドバイスしやすいでしょう。
3. 家庭教師バイトのメリット
家庭教師バイトのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
時給が高い傾向にある
家庭教師バイトは、比較的高い時給で募集されています。講師をする家庭や指導内容によっても時給は異なりますが、一般的に専門知識やスキルが求められる場合は高くなる傾向にあるでしょう。
個人契約の場合は、派遣会社とは異なり仲介手数料が差し引かれることもないため、より高時給を得やすい可能性があります。
シフトの調整がしやすい
個人契約の場合は、勤務時間やシフトを保護者と相談のうえ決定するため、学業やプライベートの予定に合わせて、シフトの調整がしやすいのもメリットです。
業務委託契約の場合でも週1、2回のペースで勤務できるため、希望のシフトで働きやすく学業と両立しやすいでしょう。試験期間中などを理由にシフトを変更したい場合は、事前に相談すれば柔軟に対応してくれることも多いです。
やりがいを感じやすい
家庭教師は基本的にマンツーマンで指導をするため、生徒の学力向上に直接貢献できることからやりがいを感じやすいでしょう。
例えば、成績が上がったときや志望校に合格できたときには、保護者や生徒から直接感謝の言葉をもらうこともあり、より大きな達成感が得られます。このように生徒の成長に貢献することで、自身の指導力に自信がつき、自己成長も実感できるはずです。
生徒と信頼関係を築きやすい
家庭教師バイトは生徒と信頼関係を築きやすいのも、メリットの一つです。マンツーマン指導を通して生徒とじっくり向き合うことができます。その結果、勉強面の相談に限らず、学校生活や個人的な悩みについても打ち明けやすくなり、信頼関係を深めることができるのです。
オンラインでの家庭教師もある
最近では生徒の自宅に訪問するのではなく、パソコンやスマートフォンを活用してオンラインで勉強を教える家庭教師の求人も増えています。リモートで授業を行うことの最大のメリットは時間や場所に縛られない点です。また、通勤する必要もないため、移動時間を削減でき時間を有効活用できます。
4. 家庭教師バイトのデメリット
家庭教師バイトには多くのメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。ここでは、4つ紹介します。
高時給ではあるが、意外と稼ぎにくい
家庭教師は生徒の授業や部活動が終わった後に依頼されることが多いため、勤務時間が限られてしまう傾向にあります。そのため、先述したとおり、時給は高めに設定されているものの、意外と稼ぎにくいと感じることもあるでしょう。安定した収入を得るには、多くの生徒を受け持つ必要があります。
授業の事前準備が大変
家庭教師は生徒の学習状況や進捗度に合わせて、授業内容を調整する必要があります。授業前は資料の準備を行うなど、授業時間以外にも思った以上に時間と労力を費やすことがあり、大変に感じるかもしれません。事前にスケジュールを組んでおくとスムーズに進められるでしょう。
適切なアドバイスや指導方法に悩むことがある
家庭教師バイトは、生徒へのアドバイスや指導方法に悩むこともあります。生徒によって学習スタイルや理解度に違いがあるため、一人ひとりに合った効果的なアドバイスや指導法を行うには試行錯誤が必要になります。生徒のモチベーションを引き出すためにどうすれば良いのか考えることを意識してみましょう。例えば、授業を始める前にその日の目標を設定したり、生徒が興味を持ちやすい教材を使ったりなど自分なりに工夫してみてください。
プレッシャーを感じることも
家庭教師バイトは自身の指導が生徒の学力向上に直結するため、アルバイトとはいえ責任が大きい仕事です。成果が目に見える形で分かるからこそ、プレッシャーに押しつぶされそうになることも。特に受験対策などでは、期待値が上がるかもしれませんが、生徒と真剣に向き合うことで保護者からの信頼を得られるでしょう。
5. 家庭教師バイトはどうやって探す?
家庭教師バイトを始めたいと思ったら、求人はどのようにして探せば良いのでしょうか。個人契約と業務委託契約のそれぞれのケースを見ていきましょう。
大学や知人に紹介してもらう
個人契約の場合、大学や知人に紹介してもらう方法があります。
大学であれば、学内の掲示板で求人情報を探したり、学部の教授やゼミの先輩、知人から紹介を受けたりすることが一般的です。大学や知人に求人を紹介してもらうことで、より信頼性の高い求人情報が得られるなどのメリットがあります。その一方で、時給や勤務時間などの条件面や、指導内容などについて自ら保護者と交渉を行う必要があるため、ややハードルが高いと感じる人もいるようです。
求人サイトから家庭教師派遣会社に登録する
業務委託契約の場合は、求人サイトから家庭教師派遣会社に登録することが多いです。勤務時間やエリア、時給など自身の希望に合わせて紹介してもらえます。 万が一生徒や保護者とのトラブルが発生したときには派遣会社が間に入って対応してくれるなど、フォロー体制が整っている点もポイントです。派遣会社によっては研修制度やマニュアルが設けられている場合もあるので、実務経験がなくても安心して働くことができます。
マイナビバイトでも、試験監督バイトの求人を掲載しています。ぜひ下記のリンクから求人を探してみてください。
6. 家庭教師バイトに関するよくある質問
最後に、家庭教師バイトに関するよくある質問について紹介します。
Q. 家庭教師と塾講師の違いは?
家庭教師は生徒や保護者のニーズに応じて、独自のカリキュラムを組んで指導を行います。一方で塾講師は、基本的に塾が定めたカリキュラムに沿って指導を行うことが一般的です。また、家庭教師はマンツーマン指導を行うことが多いですが、塾の場合、個別指導はあるものの複数の生徒を対象に授業を行う集団指導が主流でしょう。通常3〜5名程度、多くて20〜30名程度のクラスを受け持つことになります。
Q. 必要な資格や特別なスキルはある?
家庭教師になるために必要な資格や特別なスキルはありません。その代わり生徒に勉強を教える立場として指導内容を深く理解しておくことが大切です。生徒から質問があった際には生徒の学習レベルや理解度に合わせて分かりやすく説明できるようになったり、マンツーマン指導の特性上、生徒や保護者と直接やりとりしたりする機会も多いため、コミュニケーション力も重要なスキルの一つといえます。
Q. 家庭教師バイトは学力に不安がある人でもできる?
家庭教師バイトは一定の学力は求められるものの、学力に不安がある人でも働くことはできます。生徒の学年や学習目的によって求められる学力レベルが異なり、中学レベルの基礎科目や小学生の指導であれば、高度な知識は必要とされないため指導者の学歴や学力が重視されないケースもあります。また、自分が得意な分野に特化して指導することで、一段と働きやすくもなるでしょう。
Q. 家庭教師バイトに昇給の機会はある?
家庭教師バイトは昇給の機会が設けられています。
個人契約の場合、指導実績や経験に加え、保護者からの評価をもとに昇給の機会が設けられることが一般的です。そのため、保護者ともコミュニケーションを欠かさず、生徒にも安定した指導を行い続けることで、昇給の可能性も高まるでしょう。
業務委託契約の場合、成果や勤務態度に応じて定期的な昇給があります。派遣会社によって評価制度は異なるため、面接の際に具体的な評価基準を確認するようにしてください。
7. 学力向上に貢献できる家庭教師バイトは大学生におすすめ
比較的時給が高く、シフトの調整がしやすいことから大学生に人気がある家庭教師バイト。マンツーマン指導故に責任感やプレッシャーを感じることもありますが、成果が出たときは何にも代えがたいやりがいを実感できるはずです。学力に自信がなくても働くことは可能ですので、家庭教師バイトに興味を持った人は、この機会にマイナビバイトからぜひ求人を探してみてください。