目次
- 1.履歴書封筒の書き方について
- 表面
- 裏面
- 2. 履歴書封筒書き方のポイント
- 3.履歴書の封筒は横書きでもいい?
- 4.履歴書の折り方
- 5.履歴書封筒の入れ方・確認ポイント
- 入れ方
- 確認ポイント
- 6.【シーン別】封筒を渡す際のマナー
- 面接時に面接官へ直接手渡すケース
- 後から入室した面接官へ直接手渡すケース
- 面接官ではなく受付へ渡すケース
- 7.履歴書封筒を郵送する時のマナー
- 8.履歴書封筒に関するよくある質問
- Q.履歴書封筒にボールペンで書くのは失礼?
- Q.履歴書封筒における採用担当者の書き方は?
- Q.「履歴書在中」は手書きでも大丈夫?
- Q.「履歴書在中」の文字は四角で囲む?囲まない?
- Q.履歴書封筒は100均で買ったものでも大丈夫?
- Q.封筒の表面に宛名書きは記載する?
- 9履歴書封筒の書き方を把握して面接に臨もう
バイトの履歴書を郵送する際は、封筒に入れて応募先企業に送ります。手渡しする場合でも、封筒に入れることで丁寧な印象を持ってもらえたり、履歴書をキレイに保てたりといったメリットがあるでしょう。
本記事では、履歴書封筒の書き方を解説します。封筒や文字を書く際のペンの選び方などついても紹介しているので、これから履歴書を用意する方はぜひ参考にしてください。
1.履歴書封筒の書き方について
履歴書の封筒の書き方を【表面】と【裏面】に分けて解説します。以下をご覧ください。
表面
封筒左下に、縦に「履歴書在中」もしくは「応募書類在中」と赤字で記載し、記載した文字のまわりを、定規などを使ってキレイに枠線を引いてください。記載に使用するペンは油性の赤いボールペンがおすすめです。水性やマジックなどでは、にじんでしまう可能性があるため避けましょう。
「履歴書在中」はスタンプでもOK。文房具店や100円ショップなどでは、「履歴書在中」などのスタンプも販売されているので、文字を書くのが苦手な方などはスタンプを使うとキレイに見せられるのでおすすめです。
裏面
【裏面】には、左下に自分の情報として郵便番号・住所・氏名を記載しましょう。面接官は何名も面接に対応するので、どの応募者の履歴書かを把握する必要があるため、封筒にも情報を記載するのがいいでしょう。
また左上に、面接日付の年月日を縦書きで記載すると、面接官により丁寧な印象を持ってもらえます。
2.履歴書封筒書き方のポイント
履歴書封筒を書く際は、以下5つのポイントを押さえておきましょう。
(1)履歴書封筒を書く時は「油性サインペン」がおすすめ
履歴書封筒を書く時に適しているペンは、油性サインペンまたは油性ボールペンです。はっきりした発色で文字が読みやすく、耐水性が高くて水に濡れた場合でも文字がにじみにくいためです。郵送中は雨で封筒が濡れてしまうこともあるため、水性ではなく油性を選びましょう。
インクの色は黒を選び、ペンの細さは1.0mmを目安に選ぶのがおすすめです。文字が細すぎると大きな封筒で読みやすさが担保しづらくなり、反対に太すぎても複雑な漢字や画数の多い文字が読みづらくなります。1.0〜1.6mm程度のペンが無難です。
(2)履歴書封筒のサイズは「角形2号」がおすすめ
履歴書を入れる封筒サイズは、「角形2号(240mm×332mm)」または「A4角形封筒(228mm×312mm)」がおすすめです。
履歴書の封筒は、応募書類が折らずに入るサイズが最適であり、角形2号かA4角形封筒であれば、A4サイズの履歴書を折らずにそのまま入れられます。もし履歴書のサイズがB5であれば、「角形3号(216mm×277mm)」の封筒でも問題ありません。
履歴書のほかに職務経歴書のような応募書類を複数枚入れる場合は、サイズの大きい「角形2号」にすると良いでしょう。
反対に、三つ折りしないと履歴書が入らない「長形」の封筒は避けてください。三つ折りすると折り目の部分が読みづらくなり、応募書類をコピーしてファイリングする企業側にとってデメリットになってしまいます。迷ったら「角形2号」を選ぶのがおすすめです。
(3)履歴書封筒の色は「白」がおすすめ
履歴書封筒の色は、白がおすすめです。白にはフォーマルで上品なイメージがあり、応募書類のような機密性の高い重要な書類は白い封筒のほうがふさわしいとされています。「茶色」や「水色」の封筒もありますが、柄物でなければ問題ありません。
ただし、茶封筒は白い封筒より安価なケースが多く、社内で資料を整理する際や取引先への送付書類などにも使われています。ほかの書類に紛れてしまうリスクを避けるためにも、白を選ぶのが無難な選択と言えるでしょう。
(5)履歴書の封筒への閉じ方|中央に「〆」を書く
履歴書封筒を閉じる際は、端から端までしっかり糊付けし、中央に「〆」を書きます。セロハンテープやシールなどは使わず、糊付けで封をするのがポイントです。糊を付けすぎると、ヨレて雑な印象を与えてしまうため、量を調整しやすいスティック糊を使うのがおすすめです。
糊付けができたら、封筒の紙が重なる部分をまたいで「〆」と書きます。「〆」は走り書きだと「×」マークと誤解されてしまうため、丁寧に書いてください。書き慣れていない場合は、別の紙に書いて練習してから封筒に書くと良いでしょう。
3.履歴書の封筒は横書きでもいい?
履歴書の封筒の書き方には「縦書き」と「横書き」がありますが、フォーマルな場面では縦書きが一般的です。
ただし、横書きでも正しい書き方で書かれていれば問題なく、マナー違反と思われることはないでしょう。以下では横書きの場合の書き方と、横書きに適しているパターンを紹介します。
履歴書封筒が横書きの場合の書き方
横書きでも基本的には縦書きと書き方は同じですが、以下の3点に注意して書くと良いでしょう。
- 数字の表記
- 履歴書在中の記入位置
- 裏面の記入位置
縦書きであれば「一二三」といった漢数字を使うところを、横書きでは「123」といった算用数字を使います。
ただし、固有名詞の場合は横書きでも漢数字のままになります。「履歴書在中」を記載する位置は、縦書きの場合は左下ですが、横書きの場合は右下です。赤いペンで記載し、定規を使ってまっすぐな線で囲むとより丁寧な印象になります。裏面の自分の郵便番号・住所・氏名を書く箇所は、縦書きでは左下のところ、横書きでは右下になります。
縦書きと横書きでは、特に記入位置が異なる点を把握しておきましょう。
履歴書封筒が横書きに適しているパターン
横書きにしたほうがいいパターンは、主に以下の3つです。
- 応募先の会社名または住所にアルファベットが使用されている場合
- 応募先の企業から指定された封筒が洋封筒だった場合
- 裏面の記入位置
アルファベットは縦書きすると読みづらくなります。「ABC株式会社」のような短い語数であればあまり支障ありませんが、10語程度の長い語数になると受け取った人が読みづらいでしょう。
また、企業によっては横長の洋封筒を指定される場合があります。横長の封筒には横書きのほうが適しているため、無理に縦書きにせず横書きで記載するのがおすすめです。
4.履歴書の折り方
二つ折り
バイトの履歴書を折る際は、通常二つ折りにすることが良しとされています。
この理由としては、折り目が少ない履歴書の方が、採用担当者が読む手間が少なくなるためです。それ以上に折り曲げてしまうと読みづらくなってしまうということがあります。それらを防ぐためにも、折り目が少なくなるように心掛けましょう。
三つ折りが許容されるケースも
基本的には二つ折りが推奨されていますが、短期バイト・パートの場合では三つ折りが許容される場合もあるようです。また、応募先の企業から封筒の大きさを指定された場合などには、三つ折りにしても問題ありません。
ただし、四つ折りは折り目が多く開きづらくなってしまうため、許容されている場合でも避けるようにしましょう。
5.履歴書封筒の入れ方・確認ポイント
履歴書の封筒の入れ方と確認ポイントについて解説します。以下をご覧ください。
入れ方
封筒に履歴書を入れる際は、入れる順番に注意が必要です。応募書類は上から「送付状」「履歴書」「職務経歴書」「その他の書類」の順番に入れるのが一般的です。用紙の向きは、封筒の表面に文章がくるように揃えましょう。
また、雨・汚れ・折り傷から保護するために、無色透明のクリアファイルに入れるのがおすすめです。
なお、履歴書を手渡しする場合は、面接会場ですぐに書類を出すことになるため、添え状や裏面の糊付けは不要です。
送付状のテンプレートは下記からダウンロードできます。上の画像を参考に作成してみてください。
送付状のテンプレートをダウンロード【word版】
送付状のテンプレートをダウンロード【pdf版】
確認ポイント
履歴書を封筒に入れる前には、以下のポイントをチェックしておきましょう。手渡しの場合と、郵送の場合で分けてチェックリストを紹介していきます。
手渡しの場合
手渡しの場合は、以下5点をチェックしましょう。
- 文字は縦にまっすぐに書けているか
- 封筒の表面左下に赤字で「履歴書在中」と書いたか
- 封筒の裏面左下に自分の郵便番号・住所・氏名を書いたか
- 封入する書類に不足はないか
- 封入する書類の順番と向きは正しいか
記載内容や書類に不足がないか、書類の順番や向きが正しいかを確認します。
郵送の場合
郵送の場合は、以下10点をチェックするのがおすすめです。
- 郵便番号・住所の間違いや誤字脱字はないか
- 文字は縦にまっすぐに書けているか
- 宛名の敬称は正しく書けているか
- 切手の金額は足りているか
- 封筒の表面左下に赤字で「履歴書在中」と書いたか
- 封筒の裏面左下に自分の郵便番号・住所・氏名を書いたか
- 送付状を用意して同封したか
- 封入する書類に不足はないか
- 封入する書類の順番と向きは正しいか
- 封をしたあとに「封字」を書いたか
郵送の場合は、文字の書き方や書類不備のチェックに加えて、住所・宛名・切手・送付状・封字をチェックしてから封を閉じるようにしましょう。
6.【シーン別】封筒を渡す際のマナー
履歴書や封筒をキレイに作成しても、封筒を渡す時にマイナスな印象を持たれてしまうともったいないですよね。ここでは、シーン別に封筒を渡す際のマナーを解説します。
面接時に面接官へ直接手渡すケース
面接官はその場で確認することが予想されるため、履歴書をクリアファイルに入れたままの状態で封筒の上に重ねて渡しましょう。その際に受け取る面接官が読みやすい向きで渡してください。
手渡す際は丁寧に両手で渡すことと、「本日はよろしくお願いします」と一言でいいのであいさつしながら渡すと印象も良くなります。
後から入室した面接官へ直接手渡すケース
先に面接する部屋に通された場合は、面接官が後から入室します。そのため、いつ面接官が入ってきてもいいように、封筒からクリアファイルごと履歴書を取り出して、いつでも渡せるようにしておきましょう。
もし目の前に机があったら封筒の上に重ねて置いてもOKです。面接官が入室した後は、指示にしたがって封筒と取り出した履歴書入りのクリアファイルを渡しましょう。
面接官ではなく受付へ渡すケース
面接時ではなく、受付を対応したスタッフに渡すケースもあります。その際には、履歴書を取り出さずに封筒ごと受付スタッフに渡しましょう。封筒を渡す向きは、受け取る側が読みやすい向きで渡すように気を付けてください。 受付スタッフだからといって、気を抜かずに対応しましょう。応募先によっては受付スタッフへの対応も含めて選考をしている可能性もあります。
そのため、封筒を渡す際には「○○様宛に応募書類をお持ちしました。よろしくお願いします」と一言、あいさつをして渡すようにしましょう。
7.履歴書封筒を郵送する時のマナー
履歴書を郵送で提出する時の書き方を解説します。企業宛の場合と、個人宛の場合で分けて紹介するので、応募先に合わせてチェックしてみましょう。
企業宛に履歴書封筒を送る場合
企業宛に送る場合は、採用担当者の名前が分かるのかどうかによって書き方が異なります。採用担当者の名前が分からない場合や、部署宛に送るように指示があった場合は、宛名に「御中」を使いましょう。会社名の後に部署名が来る場合は部署のみに「御中」を付けてください。
また、すでに「〇〇行」と宛先が記載されている封筒を使う場合は「行」の部分を二重線で消し、横に「御中」と書きます。採用担当者が応募書類だとすぐ分かるように、封筒の左下に赤字で「履歴書在中」と書くのも忘れずに対応しましょう。
裏面は、左下に自身の郵便番号・住所・氏名を書きます。郵便番号や番地などの数字の表記は、漢数字か算用数字かを表面と統一すると良いでしょう。
個人宛に履歴書封筒を送る場合
個人宛に送る場合は、宛名に「〇〇様」を付けます。企業名や部署名に「御中」を併せて使わないように注意してください。
すでに「〇〇行」と宛先が記載されている封筒を使う場合は「行」の部分を二重線で消し、横に「御中」と書きます。左下に赤字で「履歴書在中」と記載し、裏面に自分の情報を記載するのは企業宛の場合と同様です。
8.履歴書封筒に関するよくある質問
最後に、履歴書封筒に関するよくある質問に回答します。
Q.履歴書封筒にボールペンで書くのは失礼?
履歴書封筒に文字を書く際、ボールペンを使っても失礼ではありません。黒ではっきりと読みやすい文字を書ければ問題ないため、サインペンを使ってもボールペンを使っても大丈夫です。
ただし、水性のボールペンはにじむ可能性があるため、水に濡れてしまった際に文字が読めなくなるリスクがあります。油性のサインペンまたは油性のボールペンを使いましょう。
Q.履歴書封筒における採用担当者の書き方は?
採用担当者の名前が分からない場合は「会社名+部署名+採用ご担当者様」といった順に記載します。会社名だけではどの部署で対応する書類か分からないため、受け取った企業側が困ってしまいます。
もし、名字だけでも採用担当者の名前が分かる場合は「会社名+部署名+採用担当〇〇様」と書きましょう。会社名には「御中」を付けず、部署名、名前の順に書いてください。
Q.「履歴書在中」は手書きでも大丈夫?
「履歴書在中」の文字は手書きでも問題ありません。縦書き封筒であれば左下に、横書き封筒であれば右下に、赤いペンで書きましょう。
あらかじめ「履歴書在中」と印字された封筒を選んだり、市販のスタンプを利用したりするのもおすすめです。複数の企業に応募する場合は、印字された封筒やスタンプを使うと便利でしょう。
Q.「履歴書在中」の文字は四角で囲む?囲まない?
「履歴書在中」の文字は四角で囲んでも、囲まなくてもどちらでも問題ありません。その封筒の中身が履歴書であると一目で理解できるかどうかが大事なポイントです。
もし囲む場合は、赤いペンで「履歴書在中」と書いた後、同じく赤いペンで文字のまわりを長方形の枠で囲むようにして書きます。線が曲がっていると雑な印象になってしまうため、定規でまっすぐ書くのがポイントです。
Q.履歴書封筒は100均で買ったものでも大丈夫?
履歴書および履歴書封筒は、100均で購入したものでも問題ありません。応募種類の購入場所は選考に影響せず、履歴書の大切なポイントは内容であるためです。
また、100均で購入した封筒だからといって品質が悪いわけではありません。丁寧な印象を重要視するのであれば、茶封筒よりも白い封筒を選ぶと良いでしょう。
Q.封筒の表面に宛名書きは記載する?
郵送と違い、面接官に直接手渡しするケースが多いため、宛名書きを記載する必要はありません。
また、履歴書を受け取るバイト先の面接官も、応募した側も宛名書きが明確になっているため、封筒には宛先を記載しなくても大丈夫です。
9.履歴書封筒の書き方を把握して面接に臨もう
バイトの面接で必要な履歴書の封筒は、手渡しするのか、郵送するのかによって書き方が異なります。手渡しするのであれば宛名は不要で、封を閉じる必要もありません。
一方、郵送するのであれば宛名の書き方に注意し、切手・送付状・封字も忘れないようにしましょう。
手渡し時・郵送時共通の履歴書封筒を書く際のポイントをまとめると、以下のとおりです。
- ペンは油性サインペンか油性ボールペン
- サイズは角形2号かA4角形封筒
- 封筒の色は白
履歴書が入っていることが企業側にとって分かりやすく、面接を始める前に丁寧で誠実な印象を与えられる履歴書封筒を用意しましょう。
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