目次
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- 1.バイトを飛ぶとは無断欠勤してそのまま辞める行為
- 2.バイトを飛ぶとどうなる?
- 2-1. バイト先に迷惑がかかってしまう
- 2-2. バイト先から電話がかかってくる
- 2-3. 親や緊急連絡先に連絡が入る
- 2-4. 店長やバイト先の担当者が家に来る
- 2-5. バイト先のお店や周辺に近づきにくくなる
- 3.バイトを飛ぶ人の特徴
- 3-1. 人見知りで分からないことがあっても質問できない
- 3-2. 仕事を覚えるのが苦手でミスが多い
- 3-3. すぐに自分には合わないと判断してしまう
- 3-4. バイトを突然辞めることに抵抗がない
- 4.バイトを飛んだら給料はどうなる?
- 5.バイトを飛ぶと損害賠償を請求される?
- 6.「バイトをばっくれたい」と思う理由3選
- 6-1. 寝坊をしてしまったケース
- 6-2. 他の予定を優先してしまったケース
- 6-3. 人間関係の悪化でばっくれてしまったケース
- 7.バイトをばっくれてしまった場合の対処法
- 7-1. バイト先に謝罪する
- 7-2. 制服を含む貸与物を返却する
- 7-3. 保険証を返却する
- 8.バイトを飛ぶのはNG!辞める意思を早めに伝えて退職しよう
バイトはお金を稼ぐ手段であり、多くの人が自分の意思で応募して始めているでしょう。しかし、時にはバイトに行きたくない日もあり、無断欠勤をしてばっくれようという考えがよぎることはありませんか?
そこで本記事では、バイトを飛ぶとどうなるのかについて徹底解説します。給料はもらえるのか、損害賠償が発生するのかなど、気になるトピックについて紹介していきます。ばっくれてしまった場合の対処法についても紹介しているので、現在のバイトを辞めようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
1.バイトを飛ぶとは無断欠勤してそのまま辞める行為
「バイトを飛ぶ」とは、勤務するべき日に無断欠勤し、バイト先からの連絡にも応じずそのまま辞める行為のことを指します。通称「ばっくれ」とも呼ばれている行為です。バイトを飛ぶことで、バイト先や一緒に働いている従業員に迷惑がかかってしまいます。自分の信用を失うことにもなるため、ばっくれによって辞めるのは避けるべきでしょう。
2.バイトを飛ぶとどうなる?
バイトを飛ぶと、大きく分けて以下5つの事態が発生します。
バイト先に迷惑がかかってしまう
まずバイト先を飛ぶことで、本来出勤しているはずの従業員がいないため、人手不足で現場は混乱してしまいます。飛んだ人の分の業務もカバーするため、店長だけでなく他の従業員にも迷惑がかかるでしょう。
もし従業員の中に仲の良い友達がいれば、その後の関係が悪くなるリスクもあります。他人に迷惑をかけるだけでなく、自分も不利な状況に陥ることもあるので、安易にばっくれようと考えるのはNGです。
バイト先から電話がかかってくる
無断欠勤をした時点で、バイト先から電話がかかってくるでしょう。シフトの時間になっても現れなかった場合、安否確認も含めて来られるかどうか確認するためです。
もし無断欠勤をしてしまった場合は、きちんとバイト先からの電話に出て事情を正直に伝えましょう。その後、退職の手続きや制服の返却といったやりとりが行われることになります。
親や緊急連絡先に連絡が入る
応募時に緊急連絡先を履歴書に記載していれば、両親や親戚といった緊急連絡先へ連絡が入るでしょう。バイト先への道中で事故に遭った可能性なども考慮するため、バイト先もなんとか状況を把握しようとします。
バイトを飛んだだけなのに家族へ連絡が入ると、余計な心配をかけ、予想以上の大ごとに発展しかねません。家族に迷惑をかける前に、きちんと自分でバイト先へ連絡をしましょう。
店長やバイト先の担当者が家に来る
本人や家族に連絡しても状況が分からない場合は、家に店長や担当者が訪ねて来る場合もあります。特に一人暮らしをしている人であれば、家族も状況を知らないため、直接家に来てコンタクトを取ろうとするでしょう。
無視し続けたとしても、退職手続きは進みません。鉢合わせたくない相手がいつ来るかと怯えるよりも、電話にきちんと出てコンタクトを取れるようにしたほうが良いでしょう。
バイト先のお店や周辺に近づきにくくなる
バイトを飛んで退職できたとしても、気まずくなってバイト先に近寄れなくなるリスクがあります。お店や取り扱うブランドなどが好きで選んだバイト先だった場合、今後のプライベートにも支障をきたすことになるでしょう。
もし近所であれば、お店の人と鉢合わせる可能性もあるため、生活しているだけでそわそわしてしまいます。バイト先での人間関係だけでなく、プライベートにも影響を及ぼす可能性があることを把握しておきましょう。
3.バイトを飛ぶ人の特徴
バイトを飛ぶ人は、主に以下4つの特徴があります。一つでも当てはまる人は注意しましょう。
人見知りで分からないことがあっても質問できない
人見知りの人は、バイト先でもコミュニケーションを取るのが苦手な傾向があります。バイトを始めたばかりで分からないことが多いタイミングにも、自分から声をかけて質問ができず、ミスを繰り返してしまうことがあるでしょう。
分からないことが解決せずに溜まっていくと、バイトが嫌になって飛んでしまおうという考えに繋がりかねません。周囲のスタッフが忙しいと声をかけづらくなりますが、分からないことは一つずつクリアにしていき、仕事をスムーズに進めていく必要があります。
仕事を覚えるのが苦手でミスが多い
ミスが多いと、店長や先輩から注意されたり、怒られたりすることが増えてしまいます。「今日も怒られるかも」と思うと行くのが嫌になり、結果的に飛んでしまうケースもあるでしょう。
初めてのバイトであれば誰でもミスをするのは当たり前ですが、何度も同じミスをしないよう、覚える努力は必要です。
すぐに自分には合わないと判断してしまう
バイトを始めたてのうちは「想定したよりもしんどい」「お客さまに怒られて嫌になった」と感じることもあるでしょう。イメージと少しでも違った場合に、すぐに自分に合わないと判断してしまうと、バイトを辞めたくなります。
苦手だった仕事も慣れてくれば得意になる可能性もあるため、始めたてのうちに判断せず、数カ月続けてから合う合わないを判断するのがおすすめです。
バイトを突然辞めることに抵抗がない
バイトを飛んでしまう人は責任感が弱く、突然辞めることに抵抗がありません。「自分が辞めても代わりはすぐ見つかるだろう」といった考えの人は、要注意です。バイトを飛ぶと周囲に多大な迷惑がかかることを理解しておくと、バイトを飛んでしまおうという考えはなくなるでしょう。
4.バイトを飛んだら給料はどうなる?
を飛んだとしても、働いた分の給料は振り込まれます。労働基準法により、雇用主の従業員への賃金の支払いが義務付けられているためです。バイトを飛んだからといって、労働した事実がなくなるわけではないため、働いた分は全額支払われるはずです。また、損害賠償金が発生する場合でも、給料から勝手に天引きすることは認められません。
働いた分の給料が正しく振り込まれない場合は、ブラックバイトの可能性があります。バイトを飛ぶことは避けるべきですが、バイト先にも問題があるようであれば、厚生労働省の「総合労働相談コーナー」や「労働基準監督署」に相談することも検討すると良いでしょう。
専門家に相談する場合は、以下のホームページをぜひチェックしてみてください。
バイトを飛んで給料が振り込まれない場合はどうする?
働いた分の給料が所定の給料日になっても振り込まれなければ、バイト先に問い合わせをしましょう。気まずくて電話をする勇気がなければ、店長やバイト先の企業へメールで連絡するのも良いでしょう。
もし問い合わせても給料が一向に振り込まれない場合は、公的機関や弁護士に相談することも検討してみてください。
給料が未払いである証明がないと対応してもらえないこともあるため、シフト履歴のような「働いた証拠」を残しておくと良いでしょう。
5.バイトを飛ぶと損害賠償を請求される?
法律上、バイトを無断欠勤することは労働契約に違反する行為となるため、損害賠償が発生する可能性があります。もし無断欠勤によって会社に損害が生じれば、従業員はその損害を賠償する義務があるのです。
バイト先が損害賠償を請求するには、損害の存在を立証する必要があります。例えば、無断欠勤によって業務に支障が出てミスに繋がり、顧客に対する損害賠償責任が生じてしまった場合や、人員不足によって大幅に売上が減少してしまった場合などが考えられるでしょう。
ただし、バイトの従業員は補助的な役割を担当するのみであり、仮にバイト先に損害賠償が発生したとしても、バイトの無断欠勤によるものだと立証することは難しいです。そのため、ほとんどの場合ではバイトが飛んだことによって損害賠償を請求することはありませんが、請求対象になる行為であることは理解しておくと良いでしょう。
6.「バイトをばっくれたい」と思う理由3選
バイトを飛んでしまいたい…と思う理由について、考えられるものを3つ紹介します。
寝坊をしてしまったケース
早朝出勤のバイトで、寝坊をしてそのまま無断欠勤をしてしまうケースがあります。寝坊をすると起きた時にはすでに始業時間を過ぎていることもあり、そうなるとバイト先へ連絡するのが気まずくなってしまうでしょう。
寝坊をしてしまった場合は必ず連絡をして正直に事情を伝え、遅れてでも出勤するようにしましょう。
他の予定を優先してしまったケース
学生であればバイトだけでなく、部活や友達との遊びなど、予定はたくさんあるでしょう。あらかじめバイトが入っていたにも関わらず、後から入った他の予定を優先した結果ばっくれてしまうケースがあります。
他の予定を優先してバイトをばっくれると、その場は楽しくても、後から気まずくなって後悔することになります。シフトが組まれた時間はきちんと把握し、ダブルブッキングしないように注意もしましょう。
人間関係の悪化でばっくれてしまったケース
バイト先での人間関係が悪かったり、店長とそりが合わなかったりする場合は、突然休んで迷惑をかけようとするケースがあります。日ごろのバイトのストレスをぶつけたくなり、対象の人物が困るような行動を取った結果だと考えられます。
しかし、迷惑をかけても良いことはありません。もし人間関係に悩んでいるなら周囲の人に相談し、きちんと退職の手続きをして次のバイト先を選んでみてください。
7.バイトをばっくれてしまった場合の対処法
もしバイトをばっくれてしまったら、以下3つの対処は必ず行いましょう。
バイト先に謝罪する
バイトをばっくれてしまったら、できるだけ早めに謝罪をしましょう。時間がたてばたつほど気まずくなって連絡しにくくなり、バイト先からの印象もどんどん悪くなっていきます。
可能であれば、対面か電話で謝罪をするのが社会人としてのマナーです。どうしても難しければメールで連絡をし、より丁寧な文章を心掛けて退職の意向を伝えましょう。
制服を含む貸与物を返却する
バイト先から制服や勤怠カードなどを借りている場合は、速やかに返却してください。返却しなければ、法的には「業務上横領罪」という罪に問われる可能性があります。謝罪を兼ねて直接返しに行くのが望ましいですが、難しければ謝罪の手紙を添えたうえで郵送で送りましょう。
特に制服は、着た後そのままの状態で渡すのはNGです。きちんと洗濯し、綺麗に畳んだ状態で返すのが最低限のマナーです。
保険証を返却する
バイト先で健康保険に加入していた場合、退職時に保険証を返却する必要があります。返却しないと退職手続きが滞り、バイト先に更に迷惑をかけてしまうことになります。また、自身も次のバイト先で保険の加入ができないことがあるため、注意が必要です。
保険証も直接手渡しで返却するのが望ましいですが、郵送するなら補償や追跡機能が備わっている簡易書留を利用しましょう。
8.バイトを飛ぶのはNG!辞める意思を早めに伝えて退職しよう
バイトに行くのが嫌になることもありますが、飛ぶのはNGです。バイト先だけでなく、家族にも迷惑がかかったり、プライベートでの生活がしにくくなったりするリスクもあります。
辞める意思があるのであれば、ばっくれるのではなく、きちんと退職の意向を伝えて所定の手続きをしましょう。バイトを即日で辞める際の言い方については、以下の記事で解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
【例文8選】バイトを即日辞める際の言い方を理由別に紹介
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