「ぼくらの未来に、近道を。」をミッションに、マイナビバイトと日本テレビがZ 世代向けに立ち上げた共創プロジェクト、Zエンタメアカデミー。
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Zエンタメアカデミー第三弾「YouTubeバラエティーチャンネルのプロデューサー体験」でコラボした人気YouTubeチャンネル『ぼくたちのあそびば』。
2.5次元舞台でも活躍中の俳優たち、鳥越裕貴さん・高橋健介さん・ゆうたろうさん・井阪郁巳さんが出演されているYouTubeチャンネルです。
本記事では、「ぼくたちのあそびば」のプロデューサーをされている小野さんへインタビューをしています!
テレビ局に就職したい!など、エンタメコンテンツに携わりたいと考えている方だけでなく、将来どんな仕事をしよう?と悩んでいるという方にも、学生の今なにを意識して日々過ごせばよいか、参考になるお話を聞くことができました!
【小野さんのプロフィール】
日本テレビに入社し、制作現場でAD・ディレクター、編成部を経て、バラエティー番組のプロデューサーに。その後、営業局で企業と番組のタイアップ案件などを担当、現在はオールアバウトナビに出向しYouTubeプロデューサー等を担当されています。
仕事について
お仕事内容を簡単にご紹介いただけますか?
「ぼくたちのあそびば」ではプロデューサーとして、全体の統括をしています。
テレビでは企画を考えても、基本的には決められた予算と枠がありますが、現在の仕事ではプロジェクト全体の体制づくりや、必要な予算の確保含め、全てを考えなくてはいけないので、ある意味、本当の意味でのプロデューサーの仕事をしているのかな、と思っています。
この仕事のどういった点に魅力ややりがいを感じますか?
日本テレビに入社したのは、「人の心を動かす仕事がしたい」という動機でした。
最初に自分が投げた石が波紋となって、知らない誰かの何かを変えるきっかけになる。例えば、「昨日のあの番組面白かったね」という会話で楽しい気持ちになるのもそうですし。今回、「あそびば」で制作するコンテンツでも、誰かがマイナビバイトを通じてプロデューサー体験に応募してくれたり、何か行動を起こすきっかけになっているかな、と思います。エンタメって必ずしも生きていく上で必要不可欠なサービスではないのですが、人間がより社会的になれること、人間らしく生きるためのちょっとしたお手伝いができるという意味で、価値があると思っています。その効果が感覚的にわかりやすいというのも、やりがいの一つです。でも、フィードバックがわかりやすいからといって、ひとつひとつのSNSのネガティブなコメントにとらわれることは避けたいと考えています。ネガティブなコメントにとらわれるようなことは避け、前向きな発想を持って取り組むことを目指しています
お仕事で挫折したことはありますか?
正直ここまで色々キツイと思う事は多々ありましたが、辛いことがあっても「挫折」とは思わないようにしています。自分は子どものころに喘息で、走ったりもできなかったり、しんどいな…と思うこともあったんですけど、それをいちいち気にして落ち込まずに、越えていくしかないという風に。
よく考えているのは、「絶えず右上がりで今が最高の状態だ」と思っていたいな、ということですね。凹んでいる時も、それが今後の糧になっているんだ、と考えてます。
新しいことにチャレンジするとき、どういった気持ちで取り組んでいますか?
物事を始める時は、当然、色々不安になるんですけど、そもそもその不安は何が原因なのか、それを解決するためのアクションは何か?を絶えず考え続けることをしていますね。テキストに書き出してどんどん言語化して考えるようにしています。新しいことは誰にもわからないことだらけなので。
このお仕事をするうえで意識して努力している/していたということはありますか?
オン・オフ問わず、絶えずアイデアの種がないか?を考え続けることが大事だと思っています。普段から、歩いている時間も、絶えず企画を考えているというか、参考になるものがないか探したり、何か気になったらすぐ調べたりしています。むしろ何気ないときに企画が浮かんだりするので。
この仕事に就こうと思ったきっかけはありますか?
直接のきっかけは、大学生の時に、新入生歓迎のキャンプの企画をして、参加者たちがとても盛り上がってくれた瞬間を体験したことですかね。それが原点となり、プロデューサーという仕事を考えるようになりました。以前は、全く考えていなかったのですが、昔からよく話すのでマスコミ向きだとは言われていました。小学生の頃からやりたかったのは物書きで、小説を書きたかったんです。しかし、そちらの才能は残念ながら全くなかったので、同じく、人の心を動かすことができるプロデューサーになりたいと考えるようになったのかもしれません。
この仕事に就く際の選考で意識していたことや印象深いエピソードなどあれば教えてください。
日本テレビ以外にも面接を受けましたが、結構早い段階で落ちてしまったんです。その後、選考で意識したことは、取り繕わず自分らしさを出すことを大切にすることです。それをいいな、と受け入れてくれる企業にお世話になれれば、と思っていました。
今のお仕事に就くためには、どんなことを頑張ればよいですか?学生時代頑張ったことはありますか?
目標があって、資格を取るために頑張りましたとかはやってないですね。実際は、努力もお金も時間も必要なことであったんだとは思いますけど、自分の好きなことをきちんとしていけば、それを何にでも仕事につなげられるのかなと思います。ただ、反省や修正点は毎日考えています。これに関しても絶えず考え続けるっていうことが大事かなと思います。
「ぼくたちのあそびば」について
どのようにして「ぼくたちのあそびば」の企画が立ち上がったのですか?
自分は最初から担当していないのですが、1番最初はテレビ局がYouTubeを作ろうという企画が日本テレビ内で立ち上がって、複数あるコンテンツの中の1つのコンテンツだったんですね。でも、このプロジェクト自体は閉じることになったのですけど、「ぼくたちのあそびば」だけを残そう、となったと聞いています。
視聴者の方には「ぼくたちのあそびば」のどこに注目して見ていただきたいですか?
今回参加者の方たちの話を聞いていて、改めて「出演者4人が本当に仲良くて、みんなでわちゃわちゃ楽しんでいる」というのが一番の強みだなと思いましたね。
僕がこのコンテンツをやっているモチベーションは、最初は前任のプロデューサーたちが作ったものをちゃんと守ろうというところだけでしたが、実際に始めてみると、思ったよりもみんなが受け入れてくれたこともあり、コンテンツ制作自体も楽しいので、もっと彼らの良さを引き出して一緒に楽しみたいな、というのが一番のモチベーションになりましたね。
これから今回一般の参加者の方に企画に参加していただきますが、期待していることはありますか?
視聴者の方々が何を見たいかっていうのは絶えず聞きたいですし、反映したいと思っていたので、今回とてもいい機会でした。今回考えてもらった企画が、100%すべて実現するわけではないかもしれないんですが、アイデアの種をいっぱいもらえたのが良いですね。
自身のアルバイトについて
どんなバイトをしていましたか?
高校3年生の時に、ハンバーグ屋のキッチンで働いていました。一般的な飲食店のアルバイトです。その後、家庭教師の面接に行ったのですが、教師ではなく保護者向けの営業をやってくれないかと言われました。面白かったですね。営業経験で自分の悪いところもすごく見えてきましたし、いい社会経験になりました。
入会者にとっては数万円の入会金が最終的に悩むポイントになるのですが、最初にそのデメリットの話をしておくというテクニックを上手な営業マンに聞いたのですが、社会人になってからの仕事でも、そこはとても活かされてますね。
あとはバーテンダーもやりましたね。ワインの勉強がすごく面白くて、今でも役立っている知識です。最終的に社会人になって、そのバーに関係する企業さんの担当にたまたまなったので、その知識がすごく役立ちました。
バイトで気づけた自分の強みはありますか?
人から言われて気づいたのがアジャスト力が高いこと。何ごとでも頑張ろう、というか、楽しもうとするからですかね。自分も楽しみますし。ただ、絶えず思っているのが、みんなが得をする「幸福の最大化」を目指したいですね。集団に貢献したいという気持ちが常にあります。
最後に
今後の目標を教えてください!
この年になると、夢や目標というものはあまりないかもしれません。あとは何を残せるか、自分がやったことが誰かの役に立てるはずなので、それを伝えること。それが今の目標かもしれません。
夢に向かって頑張っている10代へ一言ください!
何でもやってみて、何でも失敗した方がいいということですよ。特に失敗をした方がいいと思うんです。失敗から学ぶことが多いし、やっぱり怒られたり、嫌われたとかそういう思いをしてみて、もう一度繰り返さないことが大事なので。
あとは何かしらで、優勝経験もした方がいいと思うんですよね。やっぱり、勝ち方を知らないと勝てないと思うので。勝てる時ってほんとに僅差の勝負なんですけど、その後、さらに大きな差が開く。「勝ち方」と「その効果」を実感することも大切だと思います。
いかがでしたでしょうか。
小野さんが携わっている「ぼくたちのあそびば」とコラボした、アシスタント体験取り組みの様子は2023年5月15日OAの「ぼくたちのあそびば」番組内ならびにZエンタメアカデミー特設ページで紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
▼Zエンタメアカデミー 特設ページ
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今後もZエンタメアカデミーでは、日本テレビで放送している番組を通して、今のエンタメ業界に欠かせない動画制作やSNS戦略、ドラマやバラエティといった番組制作などの裏側まで、エンタメのプロから直接学べる機会を定期的に提供していきます。
次回の募集もお楽しみに!