今回マイナビバイトでは、動画配信サービス「ABEMA」の番組、
「GENERATIONS高校TV」 とコラボし、番組収録サポート体験の特別アルバイトを募集しました。
社員さんの事前講義から当日の様子、実際にアルバイトをしてみた感想を突撃レポートしてきました!
※『GENERATIONS高校TV』は、2017年4月9日から2024年3月30日まで、AbemaTVにて配信されていたバラエティ番組です。
今回体験に選ばれたのはこちらのお二人!
Oさん
「大学で、舞台スタッフコースを専攻し、監督として舞台を作る技術スタッフを取りまとめ、現場の進行を行う仕事について学んでいます。今回アルバイト体験に応募したのは、テレビ、配信番組 という媒体でのエンターテイメントの作り方や発信の仕方を学びたいと思ったからです。
配信番組は 、撮影した映像を編集・修正を加えることができるため、大学で学んでいる舞台とは違うエンターテイメントを知れると考えていました。テレビ 番組の作り方を知ることで、見ている人を飽きさせない工夫やエンターテイメントを仕事にする心構えを学びたいと思います。」
クワハラさん
「私は大学でエンタメ に関することや、イベントの企画・運営について学んでいます。実際に1から企画をしてイベントを学内で開催したり、様々な社会課題をエンタメの力で解決することを目標に、企業に対してプレゼンなども行なっています。
以前からエンタメやメディアの業界に興味があり、裏方として支えるような立場のお仕事に携わってみたいという思いがありました。しかし、学生生活の中で関わることの出来る機会は滅多に無く、そういった業界のお仕事に対して実際はどうなのかイメージがあまり湧きませんでした。そんな中で見つけたのが今回の『GENE高』 のアルバイト体験で、収録サポートとして実際の現場で体験できるということに魅力を感じ応募しました。」
Day1 社員の方の特別講義
収録体験前日。一足先にABEMAのスタジオへお邪魔しました。
本日は実際に番組制作をされている、ABEMA社員の方から番組制作のお仕事について講義をしていただきます!
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ABEMAについて
まずは今回タイアップさせていただくABEMAについて。
ABEMA(旧AbemaTV)は、サイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資で設立されたインターネットテレビ型動画サービス。2016年に開局し、今年で9年目だそう。
24 時間 365 日完全編成されたリニア配信と、見逃しや限定コンテンツを登録不要で好きなタイミングに視聴できるオンデマンド配信のハイブリッド型で楽しむことができるのが特徴です。
ニュース、ドラマ、アニメ、バラエティ、スポーツなど、様々なジャンルの番組を配信、「新しい未来のテレビ」として、視聴者の心を掴んできました。
今回は、番組に企業スポンサーがつく「広告番組」の制作について、詳しくお話を伺いました。
広告番組とは、通常の番組内容とは異なり、特定の企業の商品・サービスの認知獲得や販売促進を目的として制作される番組のことを指します。
「広告」という枠組みではありつつも、ユーザーにとって面白い、役に立つコンテンツを届けることで、広告主の課題を解決しつつ、有益な情報をユーザーに届けられる、双方がwin-winの形を作っていくことが難しくもあり、面白いところだそう。一口に広告番組といっても、その手法は様々。
一から企業オリジナルの番組を作成する場合や、既存の番組とタイアップしてサービスを紹介する場合、さらにはオリジナルのCMを作成し放映するなど、方法は多岐にわたります。
いずれの場合も、単なる広告枠の販売、ではなく、ABEMAの価値を最大限活用しながら、広告主も視聴者も、そしてABEMA自身もwin-winな施策ができるか、を第一に企画を考えていくそうです。
今回は、過去GENE高がおこなったタイアップ企画を例として制作の進め方を解説していただきました。
大まかな制作の体制はこちら。
ABEMAだけではなく、制作会社、そこから実際の撮影班、出演者の事務所等、関係者は多岐にわたります。
制作の流れは以下の通り。
企画案の段階で、ABEMAが広告主へ課題、番組の目的をヒアリングし、それに基づいて番組の構成を考えていきます。
その際意識されているのは「どんな読後感を残すのか」だそう。
視聴者に番組終了後どんなインパクトを与えられるかを考えて、構成や台本を作成することで、広告主の課題解決に向き合っていると言います。
なんとGEGE高では、実際にGENERATIONSのメンバーの皆さんが企画を考えることもあるそうで、事前に会議をおこない、クライアントの要望に応えるというゴールまで構成を落とし込むそうです。
企画案が完成した後は、撮影の下準備に取り掛かります。
事前にサービス理解を深め、撮影場所の下見も実施。
当日の動きを構成台本にまとめ、そこからさらに出演者のセリフや動きにまで落とし込んでいきます。
その後、流れに沿って撮影・編集をおこない、ようやく納品・放送となります。
企画案から実際の放送までかかる時間は平均2、3か月とのこと。
様々な企画を同時進行で進めなくてはいけないため、スピード感も求められると言います。
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毎日が文化祭の前日
最後にとある1週間のお仕事の流れを説明してくださいました。(一例です)
月曜日のミーティングから始まり、企画会議、資料作成、プレゼン、合間に収録へ・・・とかなり多忙なスケジュール。
「毎日が文化祭の前日のようだ」と、日野さん。「忙しくて大変だと思うことはないか?」と質問されると、
「確かに忙しくて大変だけど、『好き』の延長線上に仕事があるのでポジティブに頑張れる、『大変』より『面白い』が勝っています」とお話してくださいました。
講義を終えて・・・
Oさん
「一つの番組を作るのに、とても多くの人と多くのお金がかかっていることを知ることができました。番組を作るまでどんなふうに企画、打ち合わせ、編集が行われ、放送されていくのかを具体的に知ることができ、規模の大きさに驚きました。
また番組の制作にあたり、出演者の決め方や、出演者もスポンサーも喜ばせるための工夫を知ることができ、テレビのビジネスの仕組みを学ぶこともできました。」
クワハラさん
「講義ではABEMAのこと、そして広告番組制作について学ぶことができました。テレビ離れが進む中で、そのテレビの良さを残しつつ新しい形として発展させていくための様々な工夫がありました。ABEMAのコンテンツは普通のテレビ番組とはまた違った面白さがあるという印象がありましたが、それは”最高品質か、唯一無二”という方針のもとで作られているからなのだと感じました。そして、広告番組制作については企業や商品を売り出す上で広告主も視聴者もABEMAも嬉しい施策を作る、という点が印象的でした。実際のGENE高のタイアップを例に映像制作の流れを学びましたが、ただメンバーがロケに行くだけではなく、ファンの行動に繋がるように、企画の段階から本当に細かい部分まで考えられていて驚きました。
一つの番組が出来上がるまでに沢山の工程があり、やはり大変だというお話もありましたが、それを上回るくらい楽しいというお話もあり、とてもやりがいのあるお仕事なのだろうなと感じました。
いかがでしたでしょうか。
いよいよ次回は番組収録へ!次回の更新をお楽しみに。
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