今回マイナビバイトでは、テレビ放送局「テレビ東京」とコラボし、番組イベント&番組制作スタッフを体験できる、特別アルバイトを募集しました。
準備から当日の様子、実際にアルバイトをしてみた感想を突撃レポートしてきました!
数多くの応募から選ばれた3名はこちら!
今回は、実際に体験いただく番組のプロデューサーの方が面接をおこない、テレビ業界に興味を持つ方を選考。
選ばれた3名に今回アルバイト体験に応募した理由や、将来の夢を教えてもらいました!
川上さん
普段は、映像関係の学校に通っていて、映画の脚本の書き方やカメラの使い方、編集方法などを基礎的なところから学んでいます。
将来は映画業界を目指していますが、テレビも同じ、ひとつの作品を築き上げ、観てくださる人に届けるという点が共通していると考えています。今回、テレビ東京さんとマイナビさんのコラボバイトという、応募しない理由が見当たらない夢のようなこちらのバイトをサイトで見つけ、すぐに応募しました。
稲垣さん
都内の私立大学に通っています。大学ではメディア業界に興味がある学生向けのプログラムに今年から参加しています。
普段アルバイトは出版社の事務アシスタントのお仕事をしています。たくさんのお仕事があり飽きることなく楽しく働かせてもらっています。
今回バイト体験に応募した理由としては主に二点あります。
一つ目の理由は、テレビ制作に携わることができるからです。
将来テレビ局への就職を検討しており、特に番組制作部門に興味があるため、今回のアルバイトが有意義なものになるだろうと考えています。
二つ目は音楽フェスティバル番組に携わることができるからです。
音楽フェステバルは通常の番組以上に、そのハードスケジュールから仕事量やチームワークが求められるものだと考えています。エンタメ番組の中でも最もタフな環境に身を置くことで、今後のキャリア設計に活かしていきたいと思いました。
成田さん
大学ではプロダクトデザインというものを専攻しています。電化製品、家具などの工業製品からアプリのようなサービスまで幅広くデザインしています。
今回アルバイト体験を志望した理由は、番組制作の仕事内容を実際に体験してみたいと思ったからです。
将来テレビ局での制作の仕事を志望しており、就職する前に現場の雰囲気を体感し、漠然としたイメージでなく具体的な仕事内容について知りたいと思いました。
例えばADさんのカンペ出しは自分で即興で考えているのか、どこまで自由度があるかなど、一人一人の仕事のライブ感に興味がありました。
事前学習
今回の体験は3日間。
1日目はプロデューサーの星さんより、番組制作の流れや役割分担、音楽番組ならではのカメラワークなどをレクチャーいただきました。

▼ 番組成立の流れ(一例)
①編成部門が制作費、視聴率、番組のカテゴリを決定
②制作部門が担当プロデューサーを割り振り
③プロデューサーは制作会社に発注、もしくは自局内でスタッフを選定
大まかに上記の流れで番組は制作されるそう。
「極論プロデューサーひとりで番組を作ることもできる。どんなチームを作るかはプロデューサー次第」と星さん。
実際に作れらるチームの一例はこちら。
・プロデューサー
・チーフプロデューサー
・アシスタントプロデューサー
・総合演出
・ディレクター
・アシスタントディレクター
・デスク
一つの番組ができるのにたくさんの方々が関わっているのですね。
また、今回体験する音楽番組は、バラエティ等と異なり、カメラワークが重要。
音楽番組特有のカメラ割についても教えていただきました。

実際に歌詞を見ながら音源を聞いて指示書を確認。
複数台あるカメラの位置と、どのような撮り方をするか、すべて指示書に記載し、
それを元にカメラマンに撮影をおこないます。
ただ、実際の撮影の際にアーティスト側から修正が入る場合もあり、臨機応変な対応が求められます。
また、曲のジャンルによってもカメラ割は全く異なるとのこと。
人数に多いアーティストはメンバーに偏りがなく映るよう考慮したり、
ダンスパフォーマンスがある場合は全体が映るようカメラの引きや角度が大事になるそうです。
レクチャーの最後には実際に報道番組のスタジオを見学。
数千万円相当のカメラや機材をま間近でみさせていただき、皆さん興味津々でした。

今回の感想
川上さん
とてもわかりやすいオリジナル資料とともに、星プロデューサーに講義をしていただきました。星プロデューサー対学生3人だということもあり、会話のようにそれぞれの質問を挟むことができ、とても丁寧で特別な時間を過ごすことができました。
実際にやっているからわかることや、テレビを観ているだけではわからない裏側を楽しそうに話してくださる星プロデューサーを見て、こちら側のわくわくは高まるばかりでした。
星プロデューサーの就活話からテレビ東京での苦労話まで聞くことができ、ためになるのはもちろん、自分がどうこれから過ごすべきなのかも見えてきました。
また、講義の後半では実際にカメラ割りが書いてある紙と映像を照らし合わせて間違い探しをしたり、聞いたことのない業界用語もたくさん教えてくださいました。
質問する時間をたくさん取ってくださり、溢れ出す質問の多さに自分でもびっくりしましたが、全てに丁寧に答えてくださりました。
実際に企画が通れば形にできるお仕事の魅力、凄さに改めて気付かされました。
稲垣さん
今回の講義は、星プロデューサーがここまで歩んできた道のりについて伺い、カメラ割りや音楽番組の具体的なスケジュールについて学んだ後、施設見学をするという大変贅沢な1日でした。
特に、カメラ割りの説明についてはアーティストさんの目まぐるしい演出と共に講義を受けることで、その大変さや巧妙さに気づくことができました。その影響の大きさは、説明を受けた後に自宅で音楽番組を見るときはカメラ割りを考えてしまうほどです。実際に振り付け師さんとコミュニケーションをとりながら修正を加えると聞いて、ディレクターにはさまざまな能力が求められるのと同時に、早く実践してみたいと強く思いました。
成田さん
まず初めに、星さんが学生時代テレビ局を志望した心境や、入社後に担当した番組の遍歴を教えてくださいました。私もテレビ局志望であるため志望動機については親近感が湧き、肩の力を抜くことができました。
テレビ局の仕組みの話では編成部門の話が印象的でした。言葉では知っていたものの実際の仕事については知りませんでした。しかし講義を経て、番組の時間帯を決めたり、制作費を握っているなど、とても重要な役割を担っていることを学びました。
またプロデューサーの権限を初めて知り、驚きました。編成から番組の予算や目標の視聴率の条件をもとに、プロデューサーが自分で制作チームを決めることができるそうですが、メンバー集めに局員だけでなく、外部の制作会社に頼んだりと、人脈や制作会社の特徴を把握していないといけない点が大変だと思いました。
今回はテレビの仕組みや役職の説明、収録について学事が出来ましたが、どのような番組を作るかといった企画内容や会議の話についてもっと知りたいと思いました。
いかがでしたでしょうか。
今回は3時間程度の講義でしたが、とても中身の濃い時間で、体験者の皆さんも「すごく貴重な経験だった」と語ってくれました。
次回は、いよいよ生放送の音楽イベントと、実際の音楽番組収録体験です!
体験レポート後半に続きます!