『モノづくりが好き』なあなたにオススメ。工場・倉庫・建築・土木業界の正社員の仕事とは? | マイナビバイトTIMES
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    『モノづくりが好き』なあなたにオススメ。工場・倉庫・建築・土木業界の正社員の仕事とは?

この記事の要約

製品の生産・管理や建物、インフラなどの施工に関わる「工場・倉庫・建築・土木」。自分の携わった仕事が目に見える形で社会に還元されていくところは、この仕事の魅力ではないでしょうか。そんな工場・倉庫・建築・土木の正社員に向いている人の特徴や、仕事内容、正社員になるメリットなどについての基本的な情報を解説していきます。


1.工場・倉庫・建築・土木の正社員に向いている人の特徴

工場・倉庫・建築・土木 正社員 向いている人

仕事の特性と、自身の性格や得意なことが合っていれば、正社員として働き続ける選択肢を視野に入れやすいでしょう。どのような人が工場・倉庫・建築・土木業の正社員に向いているのか、その特徴を解説します。

『モノづくり』が好き

製造や建築などは一から作り上げる仕事のため、モノづくりが好きな人が向いていると言えるでしょう。製作図どおりに製造をしたり、自分の創意工夫を盛り込んだ仕事が最終的に形になる喜びや達成感が得られます。職業によっては、技術的なスキルも身につけられるでしょう。

こだわりが強く、責任感がある

工場・倉庫・建築・土木は、納期が重視される仕事ですので、計画を立てて、軌道修正しながらも最後までやり遂げられる責任感のある人が向いています。また、仕上がりの品質も大切なので、作るものに対してのこだわりや妥協しない姿勢も求められるでしょう。

コミュニケーションが好き

業種や役職によっては現場のスタッフや他部署の社員のほか、社外の人との打ち合わせも多い仕事です。相手の希望を汲み取りつつ、お互いに意思疎通できるようなコミュニケーション能力があると、より満足度の高い仕事ができるでしょう。


2.工場・倉庫・建築・土木の職種と仕事内容

工場・倉庫・建築・土木 職種 仕事内容

ここからは、工場・倉庫・建築・土木のそれぞれの仕事内容について、詳しく解説します。

製造・ラインの仕事内容

製造・ラインの仕事は製造工場で行われる工程の一つで、工場により異なりますがベルトコンベアに乗って流れてくる製品や部品の検査や検品、仕分けなどを行います。扱う製品は、自動車、食品、化粧品などさまざまです。ただし、正社員は製造管理や品質管理、社内外の交渉、スタッフのシフト調整など主に管理部門を担当し、アルバイトや契約社員がラインの仕事を担うケースもあります。

食品製造・加工の仕事内容

食品の「製造」と「加工」の仕事内容は似ているようで根本的に違います。製造は、原料とは違う新たなものを作り出すこと。一方の加工は、原料の本質を保ちながら、新たな属性を付加することです。少し理解しづらいですが、牛肉を焼いて調理するのは「製造」、牛肉を部位ごとにカットするのは「加工」です。これらの作業方法には手作業と機械作業があり、機械作業の場合は、正社員が動作確認やメンテナンス作業を行う場合もあります。

建築・土木・設備作業の仕事内容

建築・土木・設備作業は、いずれも施工管理を行う仕事で、工事の企画をはじめとし、設計、現場監督、品質管理、事務処理など工事に関わる幅広い業務を請け負います。それぞれ担当領域の違いによって呼び方が変わり、「建築」はオフィスビルやホテル、マンション、戸建住宅といった建築物を担当することが多く、ゼネコン企業などがこの「建築」に当てはまるでしょう。「土木」は、道路や鉄道、空港、電力などインフラ整備に関わる工事を担当し、「設備作業」は、電気、ガス、空調など建物の設備全般を担います。
基本的には未経験から始められ、建築士、施工管理技士、CAD(※)関連の資格があると仕事に活かせるでしょう。

※CAD(Computer Aided Design)は、「キャド」と読み、コンピュータ上で設計・製図ができるソフトのことです。このCADを用いて、設計者の指示に従い図面の作成や修正、調整を行います。

構内作業・フォークリフト・溶接の仕事内容

構内作業とは、工場や倉庫の敷地内で行う作業のことで、工場から製品を出荷する際にトラックへ積み込んだり、敷地内で製品を移動させるために運んだりします。人力では運べない大きな荷物の運搬や移動作業にはフォークリフトを使いますが、その使用には運転資格が必要です。会社によっては資格支援を受けられるため、未経験でも挑戦することができます。溶接とは、一般的に材料を加熱・加圧して接合する仕事。自動車業、造船業、鉄道関係、建設業などの業界で活躍しています。

正社員LP


3.工場・倉庫・建築・土木の正社員とアルバイトの違い

工場・倉庫・建築・土木 正社員 バイト 違い

工場・倉庫・建築・土木の正社員になった場合、アルバイトとはどのような違いがあるのでしょうか。気になる待遇面や勤務形態などについて、詳しく見ていきましょう。

正社員とアルバイトの勤務形態

工場や倉庫の場合、正社員は交代制などのシフト勤務が多く、「1日8時間・週5日」など所定労働時間が設けられています。アルバイトもシフト勤務が一般的ですが、短時間勤務が可能な仕事もあります。
建築や土木では、正社員とアルバイトで変わらない勤務形態をとる企業が多いですが、忙しい時期はアルバイトを積極的に活用し、そうでない時期は正社員が中心となり仕事を行う傾向があります。
工場・倉庫・建築・土木で長く働きたい場合は、アルバイトよりも正社員を目指すほうが、安定性があります。業界的に人手不足になりがちなので、未経験者でも積極的に正社員の採用活動を行なっているでしょう。更に、正社員であれば研修やフォロー体制も整っていることが多いです。

正社員とアルバイトの給与体系

工場・倉庫・建築・土木のアルバイトの給与体系は、応募時の条件によって時給制や日給制、月払いや日払いなどと異なります。
一方で正社員の給与体系は、固定給で月払いが一般的です。正社員で管理部門など専門性が高い部門を任されると、給与アップも期待できます。また、勤め先が定めている資格を取得した場合、資格手当が付くケースも見受けられます。

正社員とアルバイトの仕事内容

工場・倉庫・建築・土木のアルバイトは、基本的に現場の管理者の指示にしたがって業務を行います。工場であれば生産ラインの仕事、倉庫は検品や商品数の確認、建築・土木であれば現場における資材の運搬など、未経験者でも取り組める仕事を任されるでしょう。
一方で正社員の仕事内容は、未経験であれば入社後はアルバイトと同じような現場での実作業からスタートすることが一般的です。ただし、現場の仕事に固執せず、個人の適性に合わせた配属を行う企業もあります。配属先によっては業務の管理や製品のチェックといった管理職の仕事を担当する可能性もあるでしょう。


4.工場・倉庫・建築・土木の正社員になるメリット・デメリット

工場・倉庫・建築・土木

工場・倉庫・建築・土木で正社員になるメリットは何でしょうか。その一方で、考えられるデメリットについても合わせて紹介します。

工場・倉庫・建築・土木の正社員のメリット

モノを作る仕事なので自分の仕事の成果が目に見える形で出来上がり、達成感が得られるというメリットが挙げられます。また、クライアントやお客さまなど人の役に立ち、喜ばれる仕事だと実感できるでしょう。経験を積むにつれ、キャリアアップの選択肢も広がりやすくなるはずです。
また、正社員としての雇用形態は毎月の給与が安定して入り、福利厚生も整っています。これらは生活や健康の基盤を築く上で重要であり、私生活を充実させることにもつながるでしょう。

工場・倉庫・建築・土木の正社員のデメリット

工場・倉庫・建築・土木の正社員としてキャリアを積み上げていくと、専門性が高く、幅広い知識が必要な業務を担当することも考えられます。例えば、製品の品質チェックや業務用機械の管理、作業フローの見直しといった業務が挙げられます。もちろん、上司や先輩社員による協力体制もあるはずですが、慣れるまでは戸惑うことも多いかもしれません。ただし、これらの業務は入社後すぐに任される可能性は低いため、大きな心配をする必要はありません。


5.工場・倉庫・建築・土木の正社員についてよくある質問

工場・倉庫・建築・土木 正社員 よくある質問

工場・倉庫・建築・土木の正社員を目指す人から寄せられた「よくある質問」にキャリアアドバイザーがお答えします。仕事探しの参考にしてみてくださいね。

Q1. 工場・倉庫・建築・土木の正社員の仕事はきつそうで、自分に務まるか心配です。

工場・倉庫・建築・土木は、「仕事がきつそう」「厳しそう」と不安に感じている人も多いかもしれませんが、最近では働き方改革により労働時間や休日体制の改善、育児休暇制度の充実など、労働環境の改善に取り組んでいる企業が増えてきています。興味のある企業の働き方を求人サイトやインターネットで調べることがおすすめです。そのほか、業務用ロボットの導入が進んでおり、ロボットに作業を任せられたり、サポートをしてもらえたりするため、人の作業負担が軽くなる部分もあるでしょう。
ただし、一部の求人では屋外での作業も含まれるケースや、24時間体制で稼働している工場や倉庫では、夜勤や早朝勤務の体制をとっているケースもあります。応募の際、こうした働き方に自分が馴染めるかどうかは一考しましょう。心配であれば、屋内のみの作業や日勤の求人に絞って探すほうが無難です。仕事を継続しやすい職場を選ぶためには、自分にとってのマイナスポイントをできるだけ避けておきましょう。求人サイトなどを活用してみても良いですね。

Q2. 正社員登用の面接対策は何をしたらいいですか?

志望する企業で、アルバイトから正社員になった経験のある先輩社員に、面接で何を質問されたか確認してみましょう。一般的に、正社員登用試験の面接では、仕事に必要な知識や技術が求められます。それに加え、問題改善能力やリーダーシップについて問われることが多いです。想定質問に答えられるよう準備しておくと良いでしょう。
また、これまでのアルバイト経験がアピール材料になります。「経験を活かして正社員として何ができるか」を具体的に伝えることが大切です。例えば、「新しいアルバイトメンバーに仕事を教えた経験」などの真面目に仕事に取り組む姿勢は、正社員として求められる要素の一つです。ぜひ、積極的に採用担当者に伝えてみてください。

Q3. 資格を持っていなくても、工場・倉庫・建築・土木の正社員になれますか?

最近は、職務に対して必要な検定・資格・免許が明確になっていることが多いので、まずは、企業がどのような人材を求めているか把握しましょう。「2次元CAD利用技術者試験2級優遇」などと書いてある場合は、資格がなくても応募可能ですが、すぐに試験勉強をスタートした方がベターです。たとえ、面接時にまだ取得できていなくても、取得に向けて勉強中であることもアピールできます。
一方、募集条件に特に資格などの記載がなく「未経験者歓迎」と書いてある企業では、資格がなくても正社員に応募することができます。未経験者でもスキルを身につけられるようサポート体制が整っているケースが多いため、安心して働くことができるでしょう。
現段階ではなくとも、入社後、仕事に慣れてきたら資格を取る選択肢もあります。この場合は、将来的にどのような仕事に就きたいのか考え、その仕事に必要な資格やスキルは何かを調べることをおすすめします。例えば、建築の設計図面に関わりたいならばCADの資格、製造の管理職であれば品質管理検定を取得していたほうが有利です。知識や資格の取得には時間がかかるので、今後のキャリアを見据えて早めに備えておくことが大切です。


6.キャリアアドバイザーからのアドバイス

工場・倉庫・建築・土木の正社員を目指す際、「自分に正社員の仕事が務まるだろうか」と不安な人もいるかもしれません。しかし、未経験者歓迎の求人であれば、未経験者の育成に力を入れており、社内研修や先輩社員からのサポート体制、マニュアルなどを整備している企業も多く見受けられます。入社後は、少しずつ業務に慣れながら、スキルや経験を積むことができるでしょう。
これまで工場・倉庫・建築・土木においてアルバイトなどの非正規雇用で働いてきた人の場合も、正社員になったからといって業務が大幅に変わることはあまりないでしょう。アルバイトの経験を活かせるため、心配せずにチャレンジしてみてください。
また、「工場・倉庫・建築・土木で長く働きたい」と考えているなら、アルバイトよりも正社員を目指すほうが安定性があります。業界的に人手不足になりやすい傾向があるため、未経験者でも積極的に正社員の採用活動を行なっている企業も多々あります。
「工場・倉庫・建築・土木の正社員の仕事に就きたい」という思いを大切にして、ぜひ興味のある求人に応募し、採用担当者から話を聞いてみましょう。正社員への一歩を踏み出すときは不安もあるかもしれませんが、頑張ってください。

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監修者

有限会社キャリアドメイン
キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA) 
代表取締役 谷所 健一郎(やどころ けんいちろう)氏

https://www.careerdomain.net/


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