この記事の要約
- スマホでできるバイトは「データ入力」「アンケートモニター」などがある
- スマホでできるバイトは時間や場所を選ばずスキマ時間で稼げるのがメリット
- スマホでできるバイトは報酬は低い傾向があるため契約内容・仕事内容は要確認
スマホでできるアルバイトは、スキマ時間を使って副業感覚でできる仕事が多いため、時間を有効に使って稼ぎたい人におすすめです。この記事では、スマホでできるアルバイトのメリットやデメリット、主な職種例、注意点を紹介します。
1.スマホでできるバイトは何がある?
スマホでできるアルバイトとは、スマホ一つで場所や時間を選ばずにできるアルバイトのことです。仕事の発注から納品までがインターネット上で完結するので、副業にも適しています。「長時間のアルバイトは難しいけれど、在宅しながら空いた時間を使って仕事がしたい」人や、「移動時間を有効に使って稼ぎたい」人などにはおすすめです。
【スマホでできるアルバイトの例】
スマホでできるアルバイトには、スキルや専門資格がなくても始められる仕事があります。具体的には以下の5つです。
1. データ入力
データ入力というと、パソコンを使用する一般事務の仕事というイメージもありますが、スマホ操作のみの仕事もあります。
代表的なのが、ECサイトの商品登録作業で、商品画像登録や商品説明の入力作業などを行います。文章はあらかじめ決まっていることがほとんどなので単純作業が多く、1件あたり数百円と報酬額があまり高くない傾向にあります。
2. アンケートモニター
アンケートモニターは、インターネットでアンケートに答えるのが主な仕事です。基本的に登録制で、報酬はポイントや商品券などさまざまですが、付与されたポイントは換金が可能なので、ポイントを貯めれば一定の金額が受け取れます。アンケートモニターの一種で、「商品モニター」「サンプルモニター」と呼ばれる仕事もありますが、こちらは自宅に送られてきた商品を実際に使い、感想や評価を報告するのが主な仕事です。報酬はアンケートモニターと同程度ですが、商品サンプルを無料で使用できるのもメリットの一つといえるでしょう。
3. SNS運用
SNS運用は、企業や運営会社から依頼を受けてSNSの投稿や編集などをする仕事です。サービスの紹介や体験談、口コミなど、短文のライティング作業や画像編集などを行います。SNSの運用が初めてでも、最初に研修などを受けるので安心して始められるでしょう。
普段からSNSを利用している人は、習得したスキルを自身のアカウントにも生かせるメリットがあります。
4. 電話対応スタッフ
会社にもよりますが、顧客からの問い合わせ対応や、商品やサービスの利用をおすすめする営業電話などの仕事があります。テレフォンアポインター(テレアポ)の仕事は時給も比較的高いので、スキマ時間で効率的に働きたい人にはぴったりの仕事です。コミュニケーションスキルを生かしたい、もしくは習得したい人には、在宅でできる電話対応スタッフの仕事をおすすめします。
5. デバッグ・バグチェック
デバッグ・バグチェックは、発売前のアプリやゲームを実際にテストし、動作確認や不具合のチェックを行うのが主な仕事です。一つのアプリ・ゲームに対し、複数人でチェックをするケースが多いため、未経験者募集の求人も少なくありません。普段からアプリやゲームをよく利用している人におすすめです。
2. スマホでできるバイトのメリット3つ
ここからは、スマホでできるアルバイトのメリットを3つ紹介します。
スキマ時間を有効活用できる
パソコン不要で場所を選ばずに仕事ができるため、スキマ時間を有効活用できます。外出先で少し時間ができたときや移動中の電車内など、忙しい人でもスマホがあれば空いた時間でお金を稼ぐことが可能です。
面接不要のケースが多い
アルバイトを始める際、多くの場合は応募後に面接をしたうえで採用が決定します。しかし、スマホでできるアルバイトはインターネットから求人に応募し、雇用条件を満たしていれば面接不要で採用となるケースが多いです。履歴書の作成や面接など、複雑な手続きなしで始められるのも大きなメリットといえます。
初期費用なしで始められる
スマホでできるアルバイトは、スマホ以外に特別な機器が必要なく、パソコンなどの準備もいりません。基本的に、スマホとインターネット環境さえ整っていれば追加コストはかかりませんが、通信費などの固定費は経費として支給されるかどうか確認が必要です。
3.スマホでできるバイトのデメリット3つ
スマホでできるアルバイトはスキマ時間で気軽に働けますが、いくつかのデメリットもあります。実際に働く前にこちらもしっかりと把握しておきましょう。
高収入を得るのが難しい
スマホでできるアルバイトは、専門的なスキルを必要としない単純作業の仕事が多いです。そのため、1案件数百円~など、報酬単価が低い傾向があります。安定的な高収入は期待できないため、報酬の実態を把握したうえで仕事をするか検討しましょう。
職種が限定的
スマホでできるアルバイトは、スマホでの操作がメインとなるため、職種が限定的であまり選択肢が多くありません。アンケートモニターなど、職種が多いわけではないので自分のライフスタイルや性格に合うかどうか、働く前によく見極めることが大切です。
スキルアップが難しい
スマホでできるアルバイトの多くは、納期が短い単発の仕事です。履歴書や職務経歴書などに記載できるような仕事は少なく、職業経験としては認められにくい傾向があります。基本的にはスマホの操作のみなので、スキルアップはあまり望めないでしょう。あくまでもスキマ時間を使ってコツコツ稼ぐことがメインとなります。
5.スマホでできるバイトの注意点4つ
スマホでできるアルバイトは気軽に始められますが、実際に始めるとなると不安を感じることもあるかもしれません。安心して始めるためにも、応募前に確認すべきポイントを紹介します。
仕事内容の記載は要確認
スマホでできるアルバイトは、インターネット上で応募から採用まで完結するケースがほとんどなので、仕事内容を把握してよく検討し、納得したうえで応募することが大切です。また、サイトに登録してから応募する場合は、サイトの利用規約を確認し、運営会社や企業名について実績や評判などを調べておくと安心でしょう。
相場の金額に見合うか注意
報酬については、同じ職種の報酬額を調査し、相場の範囲内か確認しておくと安心できます。スマホでできるアルバイトは1単価数百円~といったケースも少なくありませんが、相場よりも明らかに単価が低い場合は注意が必要です。稼働分に見合った金額かどうか、稼働時間をシミュレーションしたうえで判断しましょう。
副業の場合は本業との兼ね合いに注意
いくら空いた時間を有効活用するといっても、本業に支障が出てしまっては意味がありません。家庭のスケジュールや健康状態の管理を徹底し、学生なら学業、主婦(夫)なら家事と本業と両立できるように調整することが大切です。また、会社員が副業する際は、規則で禁止されていることがあるため、会社の就業規則を確認しておきましょう。
一定の収入を超えると確定申告が必要
学生・主婦(夫)・フリーターで、アルバイト・パートの年間収入が103万を超える場合は確定申告を行いましょう。
また、会社員が副業する際は、給与所得以外の所得が年間20万円を超えると、確定申告が必要です。その場合、期限内に管轄の税務署にて申告をする必要があり、申告をしないと無申告加算税などを徴収される可能性があります。
参照:国税庁|確定申告が必要な方
【社労士監修】単発バイトで確定申告が必要なケースとは?判断基準や確定申告の方法、申告をしなかった場合の注意点を解説
6.スマホでできるバイトは契約内容を理解したうえで検討しよう
スマホでできるアルバイトはすぐに始められることが多く、空いた時間を有効活用できます。時間や場所を選ばずにできるのは魅力的ですが、職種の選択肢はあまり多くなく、報酬単価も比較的安い傾向があります。仕事内容や契約内容についてよく確認し、自分が納得したうえで働けるように意識してみましょう。