「所定労働時間」とは？法定労働時間との違いをわかりやすく解説【バイト用語集】

所定労働時間とは？

所定労働時間とは、就業規則や労働契約書などであらかじめ決められている労働時間のことです。具体的には、始業時刻から終業時刻までの時間から休憩時間を差し引いた時間が該当します。

法定労働時間との違い

所定労働時間と法定労働時間との違いは次のとおりです。

	所定労働時間	法定労働時間
概要	契約に基づいて定められた労働時間のこと	労働基準法で定められた労働時間の上限のこと
注意点	法定労働時間内であれば、労働時間を自由に決められる（※）	原則として1日8時間、週40時間まで

（※）企業が労働者を法定労働時間を超えて働かせる場合は、別途36協定を結ぶ必要があります。

所定労働時間は雇用形態を決める基準の一つとなります。例えばアルバイトは「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者（正社員）の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」と定義されており、このことからも「所定労働時間の長さ」は雇用形態に深く関わっていると言えるでしょう。

参照：パートタイム労働法について|厚生労働省

アルバイトと正社員の所定労働時間以外の違いについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。

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