アルバイトの応募電話で緊張せずに話すためには、事前に話す内容を整理して準備しておくことが重要です。 当記事では、アルバイト先に応募電話をする際の流れや話し方を具体的なトーク例と共に解説します。「留守電だった場合」「途中で切れてしまった場合」といった困った場面での対処法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
アルバイトに応募する際の電話の仕方については、以下の動画も併せて参考にしてください。
1.バイトの応募電話のかけ方|緊張しないために事前準備をしよう
アルバイトの応募先へ電話をかける前に「自分から確認すること」と「応募先から確認されそうなこと」を整理しておきましょう。
自分から確認すること
- まだアルバイトの募集をしているか
- 面接の場所はどこか
- 面接時の持ち物は何か
応募先から聞かれること
- 名前と年齢
- バイト募集を知ったきっかけ
- 勤務可能な曜日・時間帯
- バイト開始希望日
- 最寄り駅と通勤の交通手段
- 面接希望日
応募先から確認されそうな事項の回答を書き出しておくと、質問されたときに落ち着いて答えられます。 電話をすることが怖い・苦手と感じる方は、事前準備をしっかり行いましょう。
2.バイトに電話応募する前に求人情報で確認しておくべきこと
バイトに電話応募する場合は、求人情報で以下3つのことを確認しておきましょう。
採用担当者の名前
求人情報には、採用担当者の名前が記載されていることがあります。電話応募をした際に「担当の〇〇様はいらっしゃいますか」と聞けると丁寧な印象になるでしょう。 もし、採用担当者の名前の記載がなければ、採用担当者に繋げてもらえば問題ありません。電話口で対応してくれた人が採用担当者ではなく、採用担当者が不在の場合は、名前と対応可能な時間帯を確認できると良いでしょう。
応募条件
応募条件とは、求職者が応募する際に企業から提示された満たしておくべき条件のことです。雇用形態や年齢が条件として設定されていることがあり、応募先によっては高校生不可の場合もあります。どの時間帯のシフトに入れる人を募集しているのか、いつから働ける人を募集しているのかもチェックしておくと良いでしょう。
対応可能な時間帯
求人情報に、電話の受付時間が記載されていることがあります。記載されていればその時間内に電話応募をし、もし記載されていなければ遅くても18時までが電話をかける時間帯の目安です。また、24時間営業のコンビニやガソリンスタンドなどの店舗であっても、早朝や深夜は一人でシフトを回しているケースがあり、迷惑がかかる場合もあります。職種ごとに忙しい時間帯があるため、適切な時間帯に電話をすると良いでしょう。
3.バイトの応募電話のかけ方に関する注意点|時間や場所は?
ここからは、アルバイトの応募電話をかける際に注意したいポイントを解説します。
(1)忙しい時間・営業時間外は避ける
応募電話をかける場合、アルバイト先が忙しい時間帯や営業時間外は避けましょう。アルバイトの募集広告に受付時間が記載されている場合は、受付時間内に電話をするようにしてください。職種別のおすすめの時間帯は以下のとおりです。
職種 | おすすめの時間帯 |
---|---|
カフェ・居酒屋 | 14時~17時 ※ランチタイム・ディナータイムは避ける |
コンビニ・スーパー | 10時~11時、14時~16時 ※通勤前後のお客さまが来店する時間帯は避ける |
アパレル | 平日11時~16時 ※土日や夕方は混みやすいので避ける |
一般企業 | 10時~11時、14時~16時 ※始業直後やお昼の時間、終業直前は避ける |
電話をかける際はアルバイト先の状況を考えて、慌ただしい時間は避けるように配慮しましょう。
(2)静かな場所でかける
アルバイトの応募電話は、 周囲に人がいない静かな屋内で、途中で電話が途切れないような電波状況の良い場所でかけましょう。屋外や人の多い場所では相手の声が聞き取りにくく、聞き間違いによるトラブルが発生する可能性もあります。
(3)筆記用具・応募要項・スケジュールを準備する
電話をかける際は、手元に「筆記用具」「アルバイトの応募要項」「自分のスケジュールが分かるもの」を用意しましょう。 電話で面接日程を決める際、スケジュールがすぐに分かればスムーズに日程調整ができます。 面接の日時や当日の持ち物、注意事項などは電話中にしっかりメモしておき、面接でミスが起きないように備えておきましょう。
(4)「もしもし」と言わない
「もしもし」という言葉は、電話が普及しはじめた当初に電話交換手が話していた「申し上げます、申し上げます」が「申す申す」に短縮され、更に省略されて「もしもし」になったといわれています。ビジネスシーンでは略語を使わない傾向にあり、電話では「もしもし」を使用しないことがマナーです。
(5)企業情報を確認できる状態にする
応募電話をかける際は、企業情報や求人情報を確認できるようにしておきましょう。企業情報がすぐに確認できる状態であれば、電話の中で何か質問された場合にスムーズに答えやすくなります。
(6)ゆっくり丁寧に話す
電話は相手の表情が見えず、声だけで会話をするため、ゆっくり丁寧に話しましょう。電話だと緊張して早口になってしまうかもしれませんが、 相手が聞き取りやすいよう、不自然にならない程度にゆっくりはっきり伝えることを意識してみてください。
(7)相手より先に電話を切らない
電話が終わったからといって、すぐにこちらから電話を切ってしまうと、失礼な印象になります。必ず相手が切ったことを確認してから、電話を切るようにしてください。ただし、相手もあなたが電話を切るまで待つ場合があります。いつまでもお互い電話を切らない状況であれば、あらためて「失礼いたします」と言って電話を切ると良いでしょう。
(8)敬語を使って話す
バイトの応募先担当者は目上の人であるため、普段の電話のようにフランクな言葉遣いはしないようにしましょう。例えば「お母さん」は「母」と呼んだり「できません」ではなく「難しいです」と答えたりすることで、丁寧で良い印象を与えられます。
4.バイトの電話応募をする際の言葉遣い
ここからは、電話応募する際の言葉遣いについて、3つの項目に分けて解説します。
3種類の敬語を使い分けよう
敬語には、丁寧語・尊敬語・謙譲語の3種類があります。よく使う具体的な敬語を種類ごとにまとめると、以下のとおりです。
丁寧語 | 尊敬語 | 謙譲語 | |
---|---|---|---|
する | します | される | いたす |
行く | 行きます | いらっしゃる | 伺う |
言う | 言います | おっしゃる | 申す |
食べる | 食べます | 召し上がる | いただく |
見る | 見ます | ご覧になる | 拝見する |
尊敬語と謙譲語は区別しづらいですが、文字どおり尊敬語は目上の人に対して敬うように使い、謙譲語は自分が謙ることで相手を引き立てる言葉です。3種類の敬語を正しく使い分け、バイトの応募電話でも活用しましょう。
間違えやすい敬語をチェックしよう
応募電話で間違えやすい敬語を紹介します。例文をもとに、正しい敬語を覚えていきましょう。
<NG例>
「〇〇で貴社のアルバイト募集を見てお電話いたしました。私、〇〇と申します。採用担当の〇〇さまはいますか。」
<OK例>
「〇〇で御社のアルバイト募集を拝見し、お電話いたしました。私、〇〇と申します。採用担当の〇〇さまはいらっしゃいますか。」
「貴社」は会社の敬語ですが、文章で記載する際に使う言葉です。電話のように口頭で使う場合は「御社」と言いましょう。「募集を見て」でも通じますが、「募集を拝見して」という謙譲語を使うと、より丁寧な印象になります。「いますか」は尊敬語の「いらっしゃいますか」を使うと良いでしょう。
<NG例>
「すみません、◯日はお伺いすることができず、◯日であればお伺いできるのですが、いかがでしょうか。」
<OK例>
「申し訳ございません、◯日はお伺いすることが難しく、◯日であればお伺いできるのですが、いかがでしょうか。」
「すみません」は無意識に言ってしまいがちな言葉ですが、バイトの応募電話で使うなら「申し訳ございません」という敬語を使うのがおすすめです。また、「できない」ではなく「難しい」と言い換えられると、丁寧な印象を与えられるでしょう。
<NG例>
「それでは◯日にお伺いさせていただきます。」
<OK例>
「それでは◯日にお伺いいたします。」
「お伺いさせていただきます」は、一見丁寧な敬語に聞こえますが、二重敬語になっていて正しい敬語ではありません。「お伺いします」または「お伺いいたします」と言うようにしましょう。
クッション言葉をマスターしよう
相手の提示する日程に応じられない場合や、申し訳ないと思う場面では、言いづらい言葉を使うこともあるでしょう。以下のような「クッション言葉」を使えば、相手への配慮を表現し、トゲのない言葉遣いができます。
使う場面 | クッション言葉 |
---|---|
相手に依頼するとき |
|
断るとき |
|
尋ねるとき |
|
例えば、提示された面接の日程に対応できない場合、ストレートに「その時間は予定が入っていて難しい」と答えるよりも「あいにく」と言うだけでやわらかい印象になります。丁寧な言葉遣いを覚える際は、クッション言葉も同じタイミングで覚えておくと良いでしょう。
5.バイトの応募電話のかけ方|トーク例と流れを紹介
ここからは、バイト応募電話のかけ方を次のような会話の流れに沿って紹介します。 大学生や高校生で企業への電話に慣れていない方でも分かりやすいよう、トーク例を交えて解説するので、ぜひ活用してみてください。
(1)名前を名乗って担当者に取り次いでもらう
電話をかけて相手が出たら、まずは名前を名乗って「アルバイト応募の件で電話したこと」「採用担当者に取り次いでもらいたいこと」を伝えましょう。 募集要項に担当者の名前があるなら「採用担当の○○さま」と名前を伝え、ない場合は「採用のご担当者さま」と伝えて取次をお願いします。
▼トーク例
「お忙しいところ失礼いたします。○○(求人サイト/求人情報誌など)でアルバイトの募集を拝見してお電話いたしました、△△(名前)と申します。採用担当の××さまはいらっしゃいますでしょうか。」
(2)まだバイトを募集しているか確認する
採用担当者が電話口に出たら、名前を名乗ってまだバイトを募集しているかを確認しましょう。 なお、担当者が「担当の○○です」と名乗ってくれた場合は名前をメモしておき、あとで名前を確認しなくても済むようにしておくことがおすすめです。 高校生の場合、高校生でもアルバイト可能か、この時点で確認しておきましょう。
▼トーク例
「お忙しいところ恐れ入ります、○○(名前)と申します。△△(求人サイト/求人情報誌など)でアルバイトの募集を拝見してお電話いたしました。まだ募集はされていますでしょうか。」
(※高校生の場合)
「現在、高校3年生なのですが高校生のアルバイトは可能でしょうか。」
(3)応募したいことを伝えて面接日時を調整する
アルバイトが募集中であれば、応募したい意思を伝えて面接日時を調整してもらいます。 自分のスケジュールを確認しながらムリのない日程を伝え、もし先方の提案した日時の都合が悪ければ、こちらから候補日を提示してみましょう。 日程が決まったら、間違いがないように日時を復唱して確認することをおすすめします。
▼トーク例
自分「アルバイトに応募したいのですが、今後の選考方法をお伺いできますでしょうか。」
採用担当者「それでは面接を行わせていただきます。来週の○日か△日で都合の良い時間はありますか。」
自分「はい、○日でしたら16時以降にお伺いできますが、ご都合いかがでしょうか。」
採用担当者「では、○日の16時半でお願いします。」
自分「承知いたしました。○月○日の16時半にお伺いいたします。」
(※提案された日程に行けない場合)
自分「申し訳ございません。○日と△日はお伺いすることが難しく、翌日か翌々日の16時以降であればお伺いできるのですが、いかがでしょうか。」
(4)面接場所と持ち物を確認する
面接の日時が決まったら、場所や当日の持ち物を確認しましょう。 担当者から詳しく説明があれば忘れないようにメモを取り、説明がない場合はこちらから尋ねて確認することが大切です。応募先がお店の場合は、お客さまが出入りする正面入口を使ってもいいか、念のために聞いておきましょう。
▼トーク例
(場所の確認)
「面接は○○(店舗名、事務所名)にお伺いすればよろしいでしょうか。」
(応募先がお店の場合)
「面接当日は、お店の正面入口から入っても問題ないでしょうか。」
(持ち物の確認)
「面接で持参するものはありますか。」
(5)お礼を伝えて電話を切る
面接に必要な確認がすべて済んだらお礼を伝えて電話を切ります。 電話は相手が切った後に切ることがマナーなので、切れたことを確認してから通話を切るようにしましょう。
▼トーク例
「それでは○日(面接日)はよろしくお願いいたします。本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。失礼いたします。」
6.バイトの応募先から電話がかかってきた場合の対応方法
バイトの応募先から電話がかかってきたら、できるだけ電話に出て要件を伺いましょう。ただし、電車に乗っていた場合や、忙しくて出られなかった場合には、気づいた時点ですぐに折り返し電話をかけるのがマナーです。
以下では、折り返し電話のかけ方をパターン別に解説します。
折り返し電話のやり方については、以下の記事でも詳しく解説しています。応募先への電話に不安がある方は、ぜひ併せてご確認ください。
【トーク例あり】バイト応募先への折り返し電話はなんて言う?
不在着信が来ていた場合の折り返し方
電話に出られず、不在着信が来ていた場合は、できるだけ当日中に折り返しましょう。担当者は早く連絡を済ませて、スケジュールを調整したいと考えているためです。不在着信が来ていれば、留守番電話に伝言が残っているかも確認すると良いでしょう。
▼トーク例
「お忙しい中恐れ入ります。本日の◯時ごろ◯◯様からお電話をいただいていました◯◯と申します。今◯◯様はいらっしゃいますか?」
留守電が入っていた場合の折り返し方
留守電には、担当者の名前やかけ直してほしい時間帯が記録されている場合があります。指定の時間に折り返し電話をかけて、担当者名を伝えれば、スムーズに対応してもらえるでしょう。 「またかけ直します」と伝言が残っている場合も、相手からの連絡を待つのではなく、自分から折り返すほうが印象は良くなる可能性が高いです。店舗であれば営業時間内に、オフィスワークであれば始業後すぐや就業前の時間は避けてかけるようにしましょう。
▼トーク例
「お忙しいところ恐れ入ります。私、こちらのアルバイトに応募中の◯◯と申します。◯時ごろにお電話があったのですが出られなかったため、折り返しお電話をいたしました。」
7.バイトの応募電話で困ったときの対処法
ここからは、応募電話の最中に起こった次のようなケースの対処法を紹介します。 「留守電だった」「担当者が不在だった」といった事態が起こったらどのように話せば良いかトーク例付きで解説するので、参考にしてみてください。
留守電だった場合|名前と要件をメッセージに残す
電話をかけて留守電につながったときは、メッセージに名前と要件を残しましょう。 「折り返し連絡をください」と相手に行動を要求すると、マナー違反と受け取られる可能性があるため「こちらからかけ直します」と言って締めくくることをおすすめします。 電話をかけると着信履歴が残る場合があるので、無言で切ることは避けましょう。
▼トーク例
「ご担当の方は本日お戻りになりますか?お戻りになる時間にあらためてお電話いたします。」
(※名前を聞く場合)
「ご担当の方のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
担当者が不在だった場合|いる日時を聞いてかけ直す
電話をしたときに採用担当者が不在だった場合は、担当者のいる時間を聞いてからかけ直すようにしましょう。 採用担当者の名前が分かわからなければ名前を聞いておくと、次に電話をかけたときにスムーズに取次をお願いできます。
▼トーク例
「ご担当の方は本日お戻りになりますか?お戻りになる時間にあらためてお電話いたします。」
(※名前を聞く場合)
「ご担当の方のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
「かけ直して」と言われた場合|都合の良い時間を聞いてかけ直す
電話口で「かけ直してほしい」と言われたら忙しいときに電話したことを謝り、都合の良い時間を聞いてかけ直しましょう。
▼トーク例 「お忙しいときにお電話してしまい、申し訳ございませんでした。何時ごろにおかけ直しすればよろしいでしょうか」
募集が終了していた場合|お礼を言って電話を切る
電話した時点ですでにアルバイト募集が終了していた場合、まずは電話対応のお礼を伝えましょう。 再度アルバイトの募集がされる場合もあるので「また機会があったらお願いしたい」と次につながる言葉を添えることも重要です。
▼トーク例
「承知いたしました。またの機会がございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。お時間をいただきまして、ありがとうございました。」
途中で電話が切れた場合|こちらからかけ直す
会話の途中で電話が切れてしまった場合は速やかにかけ直し、電話が切れてしまったことをおわびしてから会話を続けるようにしましょう。
▼トーク例
「お話の途中で電話が切れてしまい、申し訳ございませんでした。」
話が聞き取れなかった場合|お願いして聞き直す
相手の声が小さくて聞き取れなかった場合は、もう一度話してもらうようお願いしてみましょう。 同じ内容を言ってもらうことは気が引けるかもしれませんが、話を理解しないまま会話を進めると後々トラブルが起こる可能性があります。 「恐れ入りますが」といったクッション言葉を挟みつつ、やんわり聞き返すことがポイントです。
▼トーク例
「申し訳ございません。お電話が遠いようで、恐れ入りますがもう一度お聞きしてもよろしいでしょうか。」
折り返しの電話がかかってこない場合|予定日の1日後に自分からかける
応募先の担当者から折り返し電話をすると言われ、予定日を過ぎても電話がかかってこないケースもあります。その場合は、すぐに電話をかけるのではなく、1日経ってからかけてみると良いでしょう。 担当者はアルバイトの採用だけでなく、ほかにも数多くの業務を抱えていて忙しい場合もあります。すぐに連絡を取りたい気持ちは抑え、担当者の状況も考慮した言い回しを意識して電話をしてみましょう。
▼トーク例
「先日、アルバイトの応募で電話をした◯◯と申します。重ねての電話で恐縮ですが、ご担当の◯◯様に繋いでいただくことは可能ですか?」
8.バイトは電話応募のほうがいい?WEB応募との流れや対応の違い
電話応募とWEB応募では面接に行くまでの流れは異なりますが、どちらで応募しても採用の可否には影響がないといえます。 電話応募とWEB応募、それぞれの面接までの流れを下表にまとめました。
電話応募 | WEB応募 | |
---|---|---|
1 | 電話で応募し面接日を調整する | WEBに情報を入力して送信する |
2 | 面接に行く | バイト先からの連絡を待つ |
3 | ‐ | バイト先から面接日の連絡が来る |
4 | ‐ | 面接に行く |
WEB応募のメリットは場所や時間を選ばずいつでも応募できる点ですが、バイト先から連絡を待つ時間がかかるデメリットもあります。 電話応募であれば応募後すぐに面接日程を調整できる可能性が高く、WEB応募よりもスピーディーに採用結果が出るといえるでしょう。
電話応募とWEB応募の違いや特徴を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【バイト応募】Webと電話どちらがいい?メリット・デメリットや注意点を解説
バイトをWEB応募して連絡がなければ電話をしてみよう
WEB上でバイトの応募をした場合、応募先によっては数日経過しても連絡がこないケースもあります。3日ほど経っても応募先から連絡がこなければ、こちらから連絡をしても失礼ではありません。 募集要項等でいつごろ連絡するか明記されている場合は、その期間を過ぎてから連絡しましょう。
9.バイトの応募電話に関するよくある質問
最後に、バイトの応募電話に関するよくある質問と回答例を紹介します。
Q.バイトの応募電話をしたのに連絡がこない場合はどうしたらいいですか?
応募電話をした際「○日まで連絡をする」と言われたのに連絡が来ない場合、念のためもう一日待ってみましょう。 電話が来ないと「不採用なのでは」と不安になるかもしれませんが、次のような理由で連絡が遅れる場合もあります。
- 担当者が忙しい
- 担当者が応募を見落としている
- 選考に時間がかかっている
- 入力した電話番号やメールアドレスが間違っている
- 選考に時間がかかっている
翌日まで待っても連絡がないなら、一度こちらから確認の電話をかけてみることもおすすめです。
▼トーク例
「お忙しいところ恐れ入ります。アルバイトに応募している○○(名前)と申します。以前お電話をした際に△日までご連絡をいただけるとお伺いしたのですが、その後いかがでしょうか。」
Q.応募したバイト先からの電話に折り返すべきか迷っているのですがどうしたらいいですか?
応募したアルバイト先からの電話を取れなかった場合、できるだけ早めに折り返しの電話をかけることをおすすめします。 電話をかけたら名前を名乗り、採用担当者が電話口に出たら電話が取れなかったことを一言おわびしましょう。
▼トーク例
「お忙しいところ失礼します。私、アルバイトに応募しております○○(名前)と申します。△時ごろにお電話をいただいたのですが、採用担当の××さまはいらっしゃいますでしょうか。」
(担当者につながったら)
「お電話をいただいた○○(名前)です。先ほどは電話に出られず失礼いたしました。」
折り返し電話について更に詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【トーク例あり】バイト応募先への折り返し電話はなんて言う?
Q.応募したバイト先の電話に出られなかったらメールで返してもいいですか?
アルバイト先からの電話に出られなかった場合、採用担当者のメールアドレスが分かるならメールで返信しても良いでしょう。 メールの文面には、電話が取れなかった理由とおわび、電話をかけ直せる時間帯を書いておきます。
▼メール例
(件名)
折り返しのご連絡/○○(名前)
(本文)
株式会社△△(もしくは店名) ××さま
お世話になっております。
貴社のアルバイトに応募しております○○(名前)と申します。
先ほどはお電話に出られず申し訳ございませんでした。
ただいま出先のため、取り急ぎメールで折り返しのご連絡をさせていただきます。
本日の□時以降でしたら、お電話またはメールでのやりとりが可能です。
ご用件をお伺いできればと存じますが、××さまのご都合はいかがでしょうか。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
○○(名前)
xxx-xxxx-xxx(電話番号)
Q.バイトの応募電話のかけ方が悪いと不採用になる?
バイトの応募電話のかけ方だけで不採用になる可能性は低いですが、第一印象が悪くなる可能性があるのは事実です。面接に限った話ではなく人は第一印象で相手を判断する傾向にあるので、応募電話の印象が悪いと面接前の段階で担当者にマイナスイメージを与えてしまいます。 第一印象を良くするために、以下の点に注意してバイト先に応募電話をかけましょう。
- 忙しい時間・営業時間外は避ける
- 静かな場所でかける
- 筆記用具・応募要項・スケジュールを準備する
- 「もしもし」と言わない
- 企業情報を確認できる状態にする
- ゆっくり丁寧に話す
- 相手より先に電話を切らない
- 敬語を使って話す
上記の注意点については「バイトの応募電話のかけ方に関する注意点」で詳しく解説しているので、トーク例と合わせてチェックしてみてください。
Q.24時間営業のファミレスのバイトに応募電話するなら何時が良い?
24時間営業のファミレスバイトに応募電話する際は、9時〜17時ごろがおすすめです。24時間営業とはいっても、21時以降の深夜や早朝に電話をかけるのは控えましょう。 また、忙しい時間帯は避けて、9時〜11時・14時〜17時を目安に電話をかけてみるのがおすすめです。
Q.バイトに応募電話したら「忙しいのであとでかけて」と言われた場合の対応方法は?
バイトの応募電話で「忙しいのであとでかけて」と言われた場合は、何時ごろ頃なら都合が良いか聞きましょう。
▼トーク例
担当者:すみません。今は忙しいのであとでかけ直してください。
応募者:かしこまりました。何時ごろでしたらご都合がよろしいでしょうか?
担当者:15時ごろなら落ち着いて対応できるかと思います。
応募者:かしこまりました。それでは15時ごろにあらためてお電話いたします。お忙しい時間帯にも関わらずご対応いただきありがとうございました。失礼いたします。
かけ直す時間を聞き忘れてしまった場合は、半日ほどあけてかけ直しましょう。かけ直す際は「先ほどはお忙しい時間帯にお電話をしてしまい、大変失礼いたしました。」と最初に伝えられると印象が良くなるでしょう。
Q.バイト応募の折り返し電話ではなんて言う?
折り返し電話では、自分の名前を名乗り、何日の何時ごろに連絡があったのか伝えると、相手が担当者に繋げやすくなります。電話に出られなかったことを謝罪することも忘れないようにしましょう。
▼トーク例
「お忙しいところ恐れ入ります。アルバイトの採用面接でご連絡させていただいている◯◯と申します。◯時ごろ◯◯様からお電話いただいており、折り返しの電話をさせていただきました。◯◯様はいらっしゃいますか?」
(つないでもらったら)
「先ほどお電話いただいた〇〇です。電話に出られず大変失礼いたしました。」
Q.バイトをWEB応募したら電話はいつかけるべき?
WEBからバイトに応募すると、担当者から2〜3日後に連絡が来る場合が多いでしょう。2〜3日経過して連絡がこなかったタイミングで、応募先に確認の電話をしても問題ありません。 ただし、約束の期日が間違っていないか、合格者のみに連絡することになっていないか、迷惑メールに連絡が来ていないかなどは確認したうえで行ってください。本来こちらから確認するべきではない場合に電話をしてしまうと、迷惑に思われてしまうリスクがあるためです。 とはいえ、何日も相手からの連絡を待っていては次に進めないため、応募から3日を目安に電話をかけることも検討してみると良いでしょう。
Q.バイトの応募先からの電話に出られなかったら不採用になる?
電話に出られなかっただけで、不採用になることは基本的にはありません。不在着信に気づいた時点で早めに折り返しの電話をし、担当者からの要件を聞きましょう。 2回電話に出られなかった場合も、理由をきちんと説明したうえで折り返しの電話をすれば問題ありません。ただし、3回以上出られないと、応募先の担当者が不快に感じる可能性が出てきます。忙しい場合は、電話に出られるタイミングをあらかじめ伝えておくと、スムーズにやりとりができて良いでしょう。
10.バイトの応募電話は万全の準備と丁寧さを意識して臨もう
アルバイトに応募電話をする際は、緊張せず落ち着いて対応できるように事前準備を整えましょう。 電話で聞かれそうなことはあらかじめ整理しておき、手元には募集要項と自分のスケジュールの分かるもの、メモが取れる筆記用具を用意しておきます。 電話をする時間は応募先が忙しくない時間帯にして、電波の良い静かな場所でかけることがおすすめです。 電話は丁寧に話すことを意識し、最後に電話を切るところまで気を抜かず対応しましょう。
アルバイトを探すなら、案件が豊富なマイナビバイトがおすすめです。 マイナビバイトで自分のライフスタイルに合った理想的な条件のバイトを探してみましょう。