「就活とアルバイトを両立させたい…」という学生も多いのではないでしょうか。本記事では、株式会社マイナビが大学4年生に聞いたリアルな「就活中のアルバイト事情」をもとに、就活とアルバイトを上手く両立させる方法を紹介します。
1.【大学4年生200人に調査】就活中のアルバイトはどうしてた?
出典:株式会社マイナビ「大学生のアルバイトに関するレポート(2022年)」
株式会社マイナビが大学4年生(236人)を対象に行った調査によると、就活中も以前と同じアルバイトをしていた学生は約75%、以前とは違う職場でアルバイトをしていた学生は約10%という結果に。つまり、8割以上の学生が就活中もアルバイトをしていることになります。
反対に、就活をきっかけにあるバイトを辞めた・休んでいた学生は約15%となりました。リクルートスーツやカバンなどの購入費用、面接会場までの交通費など、就活にはお金がかかる場面も多いため、その費用を稼ぐためにアルバイトを続ける学生も多いのではないでしょうか。
2.アルバイトと就活を両立させるコツ
ここからは、アルバイトと就活を両立させるために必要はポイントを2つ紹介します。
(1)バイト先に就活状況を理解してもらう
就活を始める前にアルバイト先にその旨を伝え、自分の状況を理解してもらいましょう。「働けない日が多くなるかもしれない」「勤務時間を短くしてほしい」など早めに相談することで、お店側も対応しやすくなります。
また、アルバイトを入れていても突然面接が入ってしまう場合もあるため、シフト面で迷惑をかけてしまう可能性があることも先に伝えておきましょう。アルバイト先の同僚などにも伝えて理解を得ておくと、シフトを代わってもらいやすくなるでしょう。
(2)シフトを見直す
アルバイトを続けるとはいえ、あくまでもメインは就活です。試験日や面接日など就職活動のスケジュールを早めに把握し、空いている日にシフトを入れましょう。また、最終面接の日程などは直前で調整しなければならないケースも多いため、勤務時間を短めにしてもらったり、土日中心のシフトに変更したりすることをおすすめします。
3.就活で役立ったバイト経験は?
就活中の大学4年生に「就活で役に立ったバイト経験」について聞いたところ、「言葉遣いやマナーが身に付いた」「さまざまな世代の人や立場の人との関わり方やコミュニケーション能力が身に付いた」などといった回答が目立ちました。
【言葉遣い・マナー編】
言葉遣いや笑顔など、接客で意識していたことが面接でも役に立った。ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)のネタとしてもアルバイトでの経験が活かせた。
【コミュニケーション編】
塾講師のアルバイトをしています。子どもから保護者の方まで幅広い年代の人と接する機会が多く、今まで年上としかコミュニケーションをとってこなかった自分としては会話のバリエーションが増えた気がします。
【キャリア形成に関する項目】
私はホテルのフロントで勤務した経験がありましたが、この経験を通し私はどんな仕事が合ってるのか考えるきっかけとなりました。元々語学学習に力を注いでいたためフロント職が向いていると思っていましたが、なぜそう思うのか、結果として何が自分のやりがいになるのかこの仕事を通し学ぶことが出来たと思っています。最終的に私はフロント職は辞めたもののこのような仕事の選択について深く考えるきっかけを与えてくれました。
出典:株式会社マイナビ「大学生のアルバイトに関するレポート(2022年)」
以上のことから、アルバイト経験は自身の強みやガクチカの作成に強く影響を与えていることがうかがえます。
4.自己管理を大切に!
アルバイトと就活の両立は決して楽なものではありませんが、スケジュールの組み立て方が上手くなったり、時間を有効に活用するコツが掴めたりと、その経験は社会に出てからも必ず役に立つでしょう。しっかりと自己管理をしながら、アルバイトと就活を両立させてみてくださいね。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月25日~5月2日
対象者:18~23歳の大学1~4年生 ※短期大学、専門学校、大学院生は除く
回答者数:就業者990サンプル、非就業者523サンプル
詳細:大学生のアルバイトに関するレポート(2022年)