試験監督バイトはきつい? 仕事内容やメリット・デメリットについて解説 | マイナビバイトTIMES

この記事の要約

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試験監督バイトは、学生を中心に人気が高くアルバイト初心者でも働きやすい環境ですが、きついと感じる人もいるようです。本記事では、仕事内容や時給相場、きついと言われている理由や向いている人の特徴などを解説します。


1. 試験監督バイトとは?

試験監督バイトは資格試験や模擬試験など、さまざまな試験の運営をサポートする仕事です。試験会場となる大学や塾、公民館で受験生の誘導や試験の進行管理などを行います。
ここでは時給相場や勤務時間、身だしなみのルールについて見ていきましょう。

時給相場

下記は、マイナビバイトが調査したエリア別の試験監督バイトの平均時給です。

エリア 試験監督バイトの平均時給
北海道・東北 1,206円
関東 1,241円
甲信越・北陸 1,195円
東海 1,202円
関西 1,198円
中国・四国 1,202円
九州・沖縄 1,201円

※2023年8月~2024年7月の1年間の各エリアの平均時給

都道府県ごとに最低賃金は異なりますが、全国的に平均時給が1,200円前後に設定されていることが分かります。ただし、あくまでも目安のため求人の時給がいくらなのか募集要項で確認しましょう。

勤務時間

試験監督バイトは数時間程度で終了するものもあれば、朝から夕方までの終日勤務もあり、求人によって勤務時間が異なります。また、試験の内容や科目数などによってもさまざまで、特に大学入学共通テストのように2日間にわたって実施される試験では、拘束時間が長くなる可能性もあるでしょう。自分が希望する勤務時間で働きたい場合は、事前に募集要項で確認したうえで応募することをおすすめします。

身だしなみ

試験監督バイトでは、一般的にスーツの着用が義務付けられています。黒やグレー、紺といった落ち着いた色味のスーツに白いシャツ、ネクタイというスタイルに、靴は足音が響きにくい革靴やパンプスを合わせるのが基本です。また、時間管理を行うため時刻を合わせた秒針付きの腕時計も必要となります。
私服でも可という求人もありますが、落ち着いた色味の襟付きのトップスに、黒のパンツやスカートを合わせるなど派手な色味のものは避け、シンプルな服装が無難です。


2. 試験監督バイトの仕事内容と1日の流れ

試験監督バイトは具体的にどういった仕事を行うのでしょうか。1日の流れに沿って見ていきましょう。

試験前の準備

試験会場に集合したら、行うのは会場設営です。受付窓口や案内図の設置をはじめ、各試験会場では黒板やホワイトボードに注意事項・時間割を記載します。すべての設営が完了したら、次は受験生の受付と座席への案内です。会場内だけでなく、会場の外や最寄り駅付近に立ち、試験会場へ誘導するケースもあります。

試験開始前~試験終了までの進行

試験開始前に受験者の出欠確認を行います。受験票の番号や名前、顔写真などを確認し出欠リストと照合します。本人確認が済んだら、試験に関する注意事項などをアナウンスし、試験問題と答案用紙を配布するという流れが一般的です。
試験中は巡回をして、カンニングなどの不正行為がないか、受験生を監視します。また、トイレに行きたい人や筆記用具を落とした人、試験会場に遅れて到着した人などに個別の対応を行うこともあるでしょう。ほかにも英語の試験などでは、リスニング試験が設けられているので音声機器を操作することがあります。

試験終了後の確認・片付け

試験終了後は速やかに答案用紙を回収し、枚数が合っているか、名前の記入漏れなどがないかを確認します。一通りの確認を終えたら受験生の退出誘導を行い、机や椅子を整えたり試験会場内を簡単に清掃したりすれば、業務は終了です。


3. 試験監督バイトは本当にきつい? 知っておきたいデメリット

試験監督バイト デメリット

試験監督バイトは仕事がきついと言われることがあります。考えられるデメリットを紹介します。

精神的な疲れを感じることがある

試験監督バイトは、受験生の邪魔をしないように静かに過ごさなければなりません。居眠りやスマートフォンの使用はもちろんNGですが、できるだけ物音を立てないように気を付ける必要があります。更に、不審な行動に注意する際など、試験の進行を妨げないよう気を配りつつ、毅然と対応する必要があるので、精神的に疲れを感じることがあるかもしれません。

朝早く出勤する場合もある

試験監督バイトは、一般的に試験開始時刻の1~2時間前に集合します。例えば、午前9時に試験開始の場合は、少なくとも午前7〜8時までに会場に到着しておかなければなりません。起床時間は更に早いので、朝が苦手な人はきついと感じるでしょう。自宅から勤務地までにかかる通勤時間や乗り換えの回数など、事前によく調べておくことが大切です。

責任が大きい

合否が受験生の今後に大きな影響を与えることもあるため、アルバイトとはいえ責任が大きい仕事です。試験用紙や答案用紙を正確に管理し、紛失や配布漏れがないよう気を付けなくてはいけません。更に、答案用紙の枚数確認や、出欠リストとの照合など細かい作業も多いため、慎重に対応する必要があります。
このような緊張感や責任の大きい仕事が苦手な人は、きついという印象を持ちやすいでしょう。

立ちっぱなしで大変なことも

試験監督バイトは座っている時間もありますが、歩きながら不正行為がないか見回りをするのも業務の一つです。椅子が用意されていない会場もあり、長時間立ちっぱなしの場合もあるでしょう。そのため、立ち仕事に慣れていない人などは、体力的にきついと感じることがあるかもしれません。


4. きついだけじゃない! 試験監督バイトのメリット

試験監督バイト メリット

試験監督バイトはきついと言われることもありますが、良いところや身に付くスキルもあります。具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

時給が高く短時間で稼げる

試験監督バイトは学習塾や資格学校での募集が多いことから、塾講師や家庭教師と同様に時給が高めに設定されることもあるようです。
日給に換算すると1万円を超える求人も多いですが、最初は日給8,000〜9,000円程度を目安に設定されていることもあります。一定期間働くことで昇給のチャンスがある場合も。詳細は面接の際に確認しましょう。

アルバイト未経験でも働きやすい

試験監督バイトは、仕事内容が比較的シンプルであり、アルバイト初心者でも働きやすいでしょう。
基本的にマニュアルが用意されていることも多く、あらかじめ決まった手順にしたがって業務を進めるため、特別なスキルや知識を必要としません。不正行為などが発生した場合は先輩スタッフがサポートしてくれるので、初めてのアルバイトでも安心して業務に取り組めます。もし、不安がある人は事前に研修を実施している求人を選ぶと良いです。

単発や短期での募集が多い

試験は1日もしくは2日にわたって行われるので、単発・短期での募集が多くなります。土日や祝日に実施されることもあり、学生であれば学業との両立がしやすいでしょう。
また、試験日程は数カ月前に決まっていることも多いため、事前に予定が立てやすく、計画性を持って働けます。スケジュール調整のしやすさから、掛け持ちバイトとしても人気が高いようです。

人前でのコミュニケーションに慣れることができる

試験監督バイトは試験前のアナウンスや誘導など、人前でのコミュニケーション力を身に付けられるのもメリットでしょう。
受験者の人数によっては、大勢の前で説明を行ったり、注意を促したりすることもあります。受験生全員に行き渡るようにはっきりした声で話し、情報を正確に伝えることが重要です。

時間管理能力が養われる

試験監督バイトをするうえで、正確な時間管理は大切です。試験開始時刻から逆算して準備をする必要があり、計画的に進めなければなりません。試験終了後は次の試験科目に影響が出ないよう、迅速に回答用紙の回収が求められます。全体の状況を把握して、効率的に業務を進めることによって、時間管理能力が養われるでしょう。


5. 試験監督バイトに向いている人の特徴

試験監督バイト 向いている人の特徴

では、試験監督バイトに向いている人はどういった特徴があるのでしょうか。
主なものを解説します。

時間を厳守できる人

試験監督バイトは、試験開始前から試験終了後までをすべて決められた時間通りに行わなければなりません。例えば、試験終了の合図が遅れたら受験者間に不公平が生じてしまうため、時間を正確に管理することが大切です。また、自分の始業時間に遅れるようなことがあると、試験全体のスケジュールに遅れが生じる可能性もあるので、しっかりと時間を管理することが求められます。

几帳面な人

試験監督バイトは、几帳面な人が向いています。受験者の出欠や答案用紙の枚数確認、試験内容のアナウンスなどの細かな作業を正確に行う必要があるため、マニュアルに沿ってテキパキと業務をこなすことに抵抗がない人は適性があるといえるでしょう。

臨機応変な対応ができる人

試験中は、思わぬトラブルが発生することもあります。不正行為や遅刻、更には音声機器の不具合なども考えられるでしょう。こうしたトラブルが生じたときには、速やかに状況を判断し、規則にしたがって適切な対応を取ることが求められます。突発的な出来事が起きても動揺した様子を見せず、平常心を保ちながら対処することが大切です。


6. 試験監督バイトの探し方

実際に試験監督バイトに応募するには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは試験監督バイトの探し方について紹介します。

試験監督バイトにはそもそもどんな求人がある?

試験監督バイトには学生の模擬試験のほか、国家資格や民間資格の認定試験、学校の入学試験などがあります。これらは年間を通して数多く実施されていますが、なかでも求人が多いのは私立学校や塾で行われる試験、民間資格の試験です。時期によってさまざまな試験があるため、定期的に求人をチェックすることをおすすめします。

求人に応募するにはどうすればいい?

試験監督バイトは、求人サイトからの応募が中心で、応募後は試験を運営している会社や派遣会社が行う説明会や登録会に参加します。登録会では名前やメールアドレスのほかに、勤務可能な曜日や時間帯などを伝え、その条件に応じて求人を紹介してもらうのが一般的です。
条件が合わない場合は、後日メールアドレスに希望の合う求人が送られてくるので、日時と場所を選択したあと正式にシフトが決定します。マイナビバイトでも、試験監督バイトの求人特集を設けています。気になる人はぜひご覧ください。

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7. 試験監督バイトは責任が大きいけど、身に付くスキルも多い

特別なスキルや資格は不要で、アルバイト未経験でも始めやすい試験監督バイト。時間厳守や細かい作業などが求められるため、責任が大きくきついと感じる人がいるかもしれません。その一方で、スケジュール調整のしやすさはもちろん、時間管理能力や人前でのコミュニケーション力を身に付けられるなどメリットも多くあります。試験監督バイトを通して得たスキルはキャリア形成のうえで役立つこともあるでしょう。「これから何かアルバイトをしたい」という人は、この機会に試験監督バイトを検討してみてはいかがでしょうか。


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